2016年の正月はにんじんが豊作だった
(2024.1.15加筆)
はじめに
あけましておめでとうございます。ここは年中無休でしかも年中無給でやっています。広告を載せていますから正確にはちがいますが。
さて、いつもどおりにもどる。このところnoteに投稿している記事は9~5年ほどまえの日記から。兼業のやさいづくりに関するものが多い。販売量がふえていき、やめるころ(昨今の状況にはいるまえ)には第1種兼業農家、つまり農業所得を主、それ以外を従とするまでに。
ところがかの流行り病と、あまりの動物害に折れてはたけづくりからあえなく撤退。今後の生活の変化や社会状況によっては再開もあり得るので備忘録として記す。年はじめの今回はにんじんに関して。
きょうはそんな話。
たまたま豊作
ひさしぶりに年の暮れにはたけに作物を収穫に。
いつもは一輪車でむかう。車をつかわないのは作物の輸送に石油を使いたくない理由から。ケチなだけかもしれない。
そんなようすをみかねて周囲の人は車で運べばいいのにという。頑固なわたしはよっぽどのことがないかぎり作業に車はつかわない。
白菜、だいこん、長ねぎ、にんじんだけで一輪車は山盛りに。このところあたたかい日がつづいていたせいか、どれも大きく育っていた。さっそく鍋に。
なにがよかったか
10月にはどれも弱々しい苗で気をもんだ。そのあとの気候がこれらのやさいむきだったのか、どれもおおきく育った。だいこんの芯に黒や青いものがはいる病気がすこし心配。ここ数年見つかる。なんとか食べられるところを料理につかう。にんじんは豊作。色も香りもよくおいしい。
おそらくにんじんは直接肥料が根の部分にあたらないように、しかも種子を播種するまえの完熟堆肥による土づくりをねんいりにしたためだと思う。にんじんは連作に強いといわれるが、センチュウがはいると手に負えなくなる。そこではたけにアフリカン・マリーゴールドを植えてセンチュウをおさえこんでいる。
マリーゴールドのおかげか
この植物はセンチュウをおさえる物質を分泌するといわれる。なるべくくすりに頼りたくないので植物で防げるならば願ってもない。そこで種子を購入してはたけのいたるところに植えておいた。あとはこぼれ種でぐあいよく維持できオレンジ色の花をたくさんつけている。
この植物の全草をこまかくしてはたけの各所、とくにセンチュウの出やすいやさいをこれから植える場所を中心に堆肥とともにうないこんでおく。数か月ほどで土と混然一体となり、ほくほくした状態に。
にんじんがそだつサイズを想像しながら、そこからにぎりこぶし2つぶんほどはなれた株間に完熟堆肥と元肥をほどこし畝をととのえ、にんじんを播種する。にんじんは発芽しにくく、しめりけをたもつ。小苗のうちはネキリムシなどで消失しやすく、その時期まではひんぱんに(日に2回ぐらい)ようすを見にくる。根もとにいるのでつかまえる。
おわりに
今回もそうだが、あたたかい鍋ならば野菜をたくさん食べられる。白菜とだいこん、にんじんだけで土鍋はいっぱいに。わずかにだしとり程度に肉・魚がはいれば満足。
今年もよろしくお願いします。
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