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ウシのかわりに草からウシの肉ほどのタンパク質をつくりだすことは


はじめに

 としのはじめにぼんやりとかんがえた。いずれウシなど草食動物の肉をたべられなくなる。

するとそのかわりのタンパク源をみつけださないとならない。大豆やコオロギなどさまざまなものが肉のかわりやタンパク源として登場している。

これでもタンパク質研究者のはしくれ。なんとかつくれないものだろうか。きょうはそんなおはなし。

もはやウシをたべるのは…

 もうすぐたべられなくなるのでは。すでに質素なくらしを実践中のうちでは正月でも祝日でもウシの肉を口にすることはほとんどない、というかさびしいふところ状況ではしたくてもできない。

こんなふうに庶民のたべものではなくなっていき、目のまえからいずれ消えていく。魚もそう。おもだった魚はどれもそう。タコすらもう何年も食べていない。サンマも目にしなくなったなあ。

こんなふうにじわじわとタンパク源のうち、いずれもなじみだったものがじわりと消えていく。すると代替するものがとうぜんのごとく登場してくる。もはやここに列記せずともお読みいただいているかたのほうがお詳しいのではないか。

大豆にはたいへんおせわになっている。さきほどもとうふのかけらと油あげの断片を煮物で食べたし、夕食にはおそらく納豆をたべる。

もはや肉よりも大豆なしではやっていけない状態。トリとておなじ。もはやもも肉なんてめったに手がでない。むね肉をセールのときに割引になってからやっと買えるぐらい。

いまはまだこんなふうにお金さえはらえればどうにか買えるだけまし。いずれは買いたくても品物がない状態が生じそう。

そのときには

 ウシは胃袋のなかの微生物のたすけをかりて、草のセルロースを分解してかたちをかえ、ウシのからだのタンパク質などに変えている。草食動物はほとんどこのやりかたでみずからのからだをつくる。

ニンゲンはざんねんながらそのしくみをそなえていない。もしもそれができたら、うちのにわを草ぼうぼうにして、わたしは日がな一日草をはんでいればよい。それはそれでべんり。ほかに買いものにいかなくてよくなる。ズボラなわたしには究極のせいかつだろうなあ。敷地内でたべることにかんしてはほぼ完結。

それにかわるもの

 ニンゲンはそれができない。そのかわりに知恵がある。ほっといてもはえてくる草。これから微生物のはたらきを利用してウシの代わりとなるタンパク質をつくれたら。さぞかしむだなく利用できそう。

やっぱり土地があるクニが有利かな。日本はたいらな土地には家や工場などが建ちならび、なかなかそれもかなわなそう。せっかくいい技術が生まれたとしても利用できないかなしさ。


おわりに

 やっぱり魚や海って日本人にはたいせつ。四方を海にかこまれているメリットは大きい。

こっちで何かしらアイデアをかんがえようか。

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