失敗からまなぶ ひとりぐらしの賃貸えらび
はじめに
ひとりぐらしで賃貸のアパートやマンションを探すとなると、見知らぬ土地ならば勝手のわかりにくいもの。
信頼のおける案内人がいない場合、ネットの賃貸情報で納得できるくらしの場をみつける方法を、さまざま引っ越ししてきた経験にもとづいて説明します。
まずは毎日の行動から
つぎの①~③の手順で住みたい候補を多めにあげ、見学しながらしぼりこみます。
①通勤・通学の交通手段・路線選択
②最寄り駅からみた物件の場所や数、周囲の環境
③部屋の条件
①通勤・通学の条件について
通勤・通学で徒歩、自転車、バイク、車ならば心配いりませんが、公共交通機関をつかう前提で説明します。
まずおおまかに希望地を定めて、周囲にバスや電車の路線がどのように通じているか調べてください。通勤や通学の時間帯に実用にかなうだけの便数があるか、乗り換えや費用などの情報もざっくりと集めます。
②賃貸物件のある場所とは
なるべく最寄り駅やバス停の近くに賃貸を探してみます。毎朝の通勤・通学で便利だからです。ただし、大きな駅のまわりの賃貸は人気で高め、郊外ほど安めになります。
徒歩や自転車で通える会社や学校ならば、交通機関は雨や乗り物の故障の際の代替法として考えておきたいです。候補が少なくなればどの沿線にするか、下の「部屋の条件」も手順に入れつつさがします。
豊富ななかから候補を多めに選んで、絞りこんでいくほうが条件に合う物件にめぐりあいやすいでしょう。
周囲の環境:①と②で見過ごしやすい点とは
防犯面から。夜道の明るい場所をつないで部屋にたどり着けるか、見落としがちになるので注意してください。
防災面から。洪水、がけくずれなどけっこう災害は街中でも起こる場所があります。標高や自治体が看板をたてて注意喚起の表示をしているので周囲を見渡します。
学校の近くは安全な場所が多いですが、窓を開けていると昼間はにぎやかで、土ぼこりがたちがちです。
周囲の環境:日常生活上の選択肢
食料の買い物や病院など、頻度が高く重要なほど住む場所の近くが望ましいです。必要な店や施設が日常の行動圏内にあると便利。
スーパーや食料品店が通勤・通学の途中などの場所にあるか、気軽に立ち寄れるかどうか考慮するとよいです。
③部屋の条件
ほぼ住みたい場所のエリアが決まったら、つぎに部屋の条件です。自分の生活スタイルによって部屋の選択はことなります。あまり部屋を使わずに、室外でさまざまな用事をすませるならば、部屋は休息・寝室のためと割り切る考え方もあるでしょう。
それには夜の静けさが保てる場所か周囲をみわたします。休日に昼間に過ごす可能性を考え、なるべく日当たりのよい明るい場所がよいです。休日を快適に充実して部屋で過ごせれば翌週の仕事もはかどるはず。
部屋の選択条件のポイント
上記の条件を考慮したうえで、各人が重視するポイント(階数、部屋の数や方角、入口のセキュリティー、収納をふくめた広さ、窓など開口部の数、洗濯機置き場、ネット環境など)などの条件にもとづいて部屋の選択をします。
断熱性の面から、最上階は夏の夜に輻射熱が天井から放出されるので、気温が下がりにくくなりがち。ひとつ下の階のほうがすごしやすいものです。
給湯設備などは、物件に表示されていても実際に満足に稼働するかどうか試運転してみる、契約後ならば早めに伝えるなど、見落としやすい点です。
おわりに
必要な条件と、できればほしいものにわけたうえで、予算を考慮しつつ重要な要素を優先して選んでいくと迷わず納得できる選択になります。
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