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本業が減って新たな仕事に就く はたらける場をなんとかつないで生きようとする


はじめに

 昨今の状況下でリスクの高いしごとがあると感じている。このところの動向から。

当該業種のひとつとして本業をつづける前提で支援金をいただいた。国や地方自治体から支援があるなんてめったなことではない。あらためてこれは重大事なんだなと感じた。

そこで基本的に人に合わない、ひとりでできるくふうをできることからおこなってきた。しかし頭で考えるのとやってみるとでは大ちがい、場合によって一部を休止、最悪の場合には廃業・転業を視野に入れた。

その矢先に知人から声がかかる。ある分野の研究開発の非常勤顧問をやってほしいとのこと。フレックスタイム制で勤務時間のほとんどを人に会わずに済ませられる。収入は補う程度にはなる。すでに準備のために通いはじめた。本業と並行してのうごき。このひと月で生活が変わりつつある。


本業の周囲には…

 もともと教室でじかに生徒と対面で教える形態に対して支援金のお世話になった。自らの身に状況がこれほどまでにふりかかるとは驚いたが致し方ない。

リスク軽減を図りつつ業態を変えても、副業をもってしても、生活を切りつめてもやはり苦しいのが実情。十数年なんとか乗り切ってきたのに。このところの状況に応じて本業の学習サポートはweb半分になり、ほぼ1~3人の生徒を対象に教える形態に変えてきた。

したがって機材の投入もあり時間あたりの収入はかなり苦しい。生徒の保護者の方のなかには自営でやはり支援金でつなぎながら生活されている方がいらっしゃる。そこから月謝をいただく立場もつらい。web利用になじめないでサポートをやむなく断念される保護者の方と生徒を何人も見送った。

副業のひとつの農業は販売所バックヤードの密を避けるために休止している。状況が好転しないままなので、いまさら農業にもどるのは難しい。

どうしようかな、べつのしごとをしようかなと頭の半分、副業半分で考えてはたらいていた。それまでもいろいろと声をかけてくださる方がいらして、何かと紹介していただいている。

たとえば後継者のいない会社。固定した顧客に支えられ当面はやっていけそう。でも従業員たちがいる。この方々の食い扶持をつねに配慮しないとならない。

わたしは転職後は何ごとも個人事業主でやってきた。もちろんいそがしいときにはアルバイトに手伝ってもらったり、経理を分担してもらったりはある。しかし基本的に自分ひとり。責任は自分の分だけでよかった。

しかし従業員ごと引き継ぐのはやはり負担。今後も面倒を見つづけないとならない。社長とはそれがあたりまえだし、それをふくめて能力が求められる。気が重い。やはり難しいと丁重にお断りした。


店をもつか

 本業で気になっていることで貢献したい。その関連で店を持とうかと考えた。居抜きできないか、あるいはテナントで入るか。場所はどこがふさわしいか。ここ2,3年ほど物件を探してきた。そのための資金を確保しつつ、失敗例や成功例の話を集めた。

これならばやれそうというラインに照準を合わせ開業の段取りを想定、あとは競合店の位置などうってつけの場所が見つかれば、手早く開業…とあたためてきた。しかし昨今の状況で先が見えない。ここに資金を投入すべきか迷うようでは事業はすでにうまく行っていない。

すると渡りに船、知人から新たな話が舞い込んだ。


技術支援、そして引き継ぎ

 もうひとつの副業の技術コンサルティングに関する話。人手不足で、ある部門でやり手がいない会社。先日、面談に伺うと結局のところわたし自身が当面のあいだはたらくことになった。昨今の状況から声をかけてもらえるだけありがたい。

社長さんのお話によるとヘッドハンティングされたり、個別の事情でつづかなかったり、引き継げる人材が育っていないとのこと。

じゃあ、そのつなぎのためにとわたしがはたらくことになった。こちらは関連技術を提供しつつ社内に引き継げる人材をそだてる。経験が必要な分野。足りない人材の養成をふくめて今後とも軌道にのせていけるお手伝いしていければと考えている。

一方、本業はだいじなサポートな場なので細々とつづけようと思う。


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