かぼちゃはつくりやすくすみずみまで利用できるすぐれもの
(2024.1.8加筆)
はじめに
これも以前のやさいをつくっていたころのこと。庭でもはたけでもスペースさえあればかぼちゃを蒔いていた。たいてい食べておいしかったかぼちゃの種子。それを水で洗い、表面のヌメヌメをとり乾燥させる。それをしかるべき時期に植えていた。
実がなると、種子まで利用。じつに食べがいがありそしてすみずみまで利用できてむだがない。
きょうはそんな話。
かぼちゃが手にはいると
たいていかぼちゃはこれまで食べたかぼちゃの種子を蒔くことでまかなってきた。ほぼ10年ほどそうしていた。使いでのあるやさいで、にんじんが収穫期でない7月ごろにはかぼちゃはちょうど収穫期。したがって緑黄色やさいとしてみごとにピンチヒッターのやくわりを果たしてくれる。
しかもたいてい自家採種のかぼちゃは市販のかぼちゃとくらべて甘みはそこそこなので、さまざまな料理に違和感なくつかえる。かくじつに熟したものがてにはいるので、どのくらい日持ちするかあらかじめわかっている。そのためある時期は台所のかたすみにころがしていても平気だし、8月をむかえるころには切ったものは冷蔵庫の野菜室、夏のお盆をすぎるころは切ったものを冷凍などとつかいわける。
ほとんどいろいろな品種をこうしてたべられる。
そして、種子
そのなかからおいしいものをじぶんの舌でもって選別。そのかぼちゃの種子をとっておく。かぼちゃを切るときにすかさず種子をとり、すぐに洗って表面をきれいにする。そして新聞紙のうえにひろげて縁側で乾燥。あっといまにかわいてしまう。これを野菜室に紙袋に入れて保存。そしてしかるべき時期がきたら畑や庭のかたすみに蒔く。
シーズン中に何個ものかぼちゃを食べることになるので、いきなりおいしいかぼちゃにあたるとはかぎらないのは承知のうえの行動。自家採種なのでまわりのさまざまな花粉と交配するので、さまざま。
あまった種子は
一度保存したはずの種子が、のちに食べたかぼちゃのほうがおいしいとなるとそこで交代。もとの保存していたかぼちゃの種子をどうするかというと、これはフライパンで乾煎りする。
かぼちゃの種子は鳥のえさとしての役割だけでなく、じゅうぶんにヒトが食べておいしい食品。最近はグラノーラにくわえられている市販品をみる。煎ったばかりの種子は香ばしくそのへんの市販のナッツにまさるとも劣らない。しかもじぶんで育てたので安全はおすみつき。
かぼちゃのはすぐれもの
基本的にやさいは連作しないもの。とくになす科のやさいやさといもなどはそう。そこで輪作といってはたけを畝ごとローテーションしていく。
ところがかぼちゃはその心配がほとんどない。基本的に気にせずにつくれる。これはにんじんなどでもそう。したがってかぼちゃとにんじんはつくりたいときにつくりたい場所で場所をえらばずにつくってきた。
おわりに
かぼちゃの実には感謝しないとならない。緑黄色やさいでβ‐カロテンをふくむだけでなく、ビタミンA,B,C,Eと豊富にふくみ、しかもデンプンなどの糖質もいっしょに摂れるすぐれもの。
これはさつまいもにもいえることだが、救荒やさいとしていつでもつくれるようになっておくのはいいかもしれない。種子も実にまけずにビタミンやミネラル、抗酸化物質、食物繊維、オメガ3-脂肪酸やミネラルなど栄養豊富。このやさいのたいせつさは青菜とともにほかにかえがたい。
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