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おとなりの方から大量に草刈りの枯れ草をもやしてできた草木灰をたくさんいただく


はじめに

 これも7年まえのやさいづくりのようすから。なにかと身近なところで必要なものを手配できるとうれしくなる。やさいづくりをやっていていちばん手間と費用がかさむのは元肥。わずかなはたけとはいえ、冬のあいだに施す量は想像をはるかに超える。毎年のように材料はないか目を皿のように周囲をさがしまわる。

まわりの方々との協力体制を築くのがたいせつ。なにかとやりとりして情報をいただくとどうにかなる。あるいはない知恵をしぼりさがしだす。当時のほぼ原文のままでここへ。

きょうはそんな話。

たくさんの燃えがら

 うえの畑の方が藪をはらいその枝を大きな穴を掘って焼いて処分されていました。通りかかり、相談すると草木灰をいただけるとのこと。これだけ酸性雨がながいあいだ降りつづけるとはたけもだんだんと酸性化していくはず。

じっさいにあぜのあたりは土が酸性をしめすとはえるといわれるカタバミが目につくように。そのうちはたけも酸性をおびてくるでしょう。

そこで3日まえから一輪車でいくたびか自分の畑にはこび、荒く耕して溝を鍬であけたところへ山で集めた腐葉土とともに入れていきました。畑A,畑B,畑Cのそれぞれについて同様に溝や表面に灰をまぜこんでいきました。

まだまだある

 それでもパワーシャベルで掘ったヒトの高価さほどの穴のなか、燃やした灰はいっこうに量が減ったように見えません。さらに燃やすものを投入するようです。わたしがあれだけ持って出たはずなのにほとんどそのまま。相当な量がありそうです。それもそのは図、1週間毎日燃やされていました。

それにしてもみごとな草木灰。このあたりの荒れ地を開墾して根まで掘り起こされたのですから、まったくムダなものが入っていません。こんなに純粋な草木灰。処分におこまりのようすでした。わたしにはまたとないチャンス。カリ分の補給とともに酸性化しつつあるはたけのpH調整にうってつけ。かぼちゃの葉のうどんこ病対策にも使えます。

さらにいただく

 周囲の冷めたところからいただいています。相当な量の雑木を年末から正月明けまでかかって木を切っていらしたですから、燃やすだけでもひと苦労だったことでしょう。

そこでひととおり各々のはたけに投入しおわったあとも、今後のために冷めた灰を肥料袋にストックしておこうと、数袋ぶんを確保しました。これでしばらく追肥用のカリ分は困らないぐらいあります。

お礼に収穫したてのみかんをさしあげました。

おわりに

 すでに農業以外の野焼きは基本的にはばかられる時代になりました。農業をしていても周囲のめいわくにならないように細心の注意をはらいつつすすめる作業です。

ですから年間つうじて頻繁におこなうわけにはいきません。こんなふうに開墾なさるようなタイミングはめったにない機会ですし、集落のなかではいちばん標高が高い場所で、しかも周囲に人家はありません。こんなめぐまれたタイミングで草木灰を得る機会はまずないでしょう。

こんなふうにさまざまな資材をまわりにないか注意を払っています。

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