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十数年後のわたしに聞いてみる 二酸化炭素対策車ならびに運転支援システムの一般道での普及はどちらが先だろうか


はじめに

 自動車の変革期に来ているのは間違いなさそう。地球温暖化をくい止めるうえで自動車に由来する二酸化炭素発生量はかなり大きい。

同時に自動車事故、運転ミス、そして混雑などをへらす上で、コンピュータの支援の度合いを高めていくのは時代の趨勢か。果たしてどのように進展していくのだろう。

あくまでも郊外暮らしの自己本位の1ユーザーの私感であり、妄想。いつまで運転するかも絡んでくるので一度考えてみた。

車を買い替えていく

 いまは中古のガソリン車を通勤や買物に利用している。昨年、その車の購入にいささかの迷いがあった。ハイブリッド(HV)車や電動車(EV)にすべきかどうかだ。

家族(息子)に相談するとわたしのきもちはHVに傾きつつあった。ところがいざ車を見に行くと気持ちが変わり、わがままのほうを通した。あくまでもわたしの主観でものごとを考えた。すでに人生の半ばを過ぎ、あきらかに買い替えたとしても台数は限られる。

時代からみてガソリン車の選択は今後なくなるだろう。いずれは何らかの環境適合車を買わざる負えない。それならば最後の機会としてガソリン車でいちばん乗りたい、そして安全に運転できそうな5~10年ほどは動くであろう車の中から選ぼうとの結論を導いた。

したがって環境については二の次になってしまった。ずいぶん後退した選択。良心の呵責はある。その分すこしでもほかの対策をまじめにやろうとしている。一度は自分のわがままを通してみたいというのもあった。

さて、この車には運転支援機能が豊富に盛り込まれている。もちろん精一杯の注意をこころがけ運転している。その際にブレーキとアクセルの踏み間違いなどに支援があるのは心強い。ほかにも種々のアラート機能で支援してくれている。

技術進展の予測が難しい

 わたしにとっての2035年を想像してみる。あと14年後。からだが動いているならばおそらくまだ車の運転をつづけているだろう。2012年製のいまの車を使い倒したあとで、その時点ではおそらくつぎの車に乗っているだろう。

果たしてそのとき運転している車、運転支援機能はどうだろう。これから10年ほど後に世に出る中古車のなかから選んでいるはず。

もちろんすでにガソリン車など選べる時代ではないだろうし、HV車でさえ残っているのかどうか。いくら値崩れしていても車のマニアでもないし、世情に逆らってまで乗らないはず。

おわりに

 その頃にはすでに一般道での運転支援はふつうになっているかもしれない。その頃の自分に問うてみたい。

車の運転における人間の役割はもしものときの支援機能運転の解除や、車の移動、トラブル回避ぐらいだろうか。免許証はどうなっているやら。新車ならば文字どおりの「自動車」になっているかもしれない。

そして二酸化炭素の排出に関する法制度の整備や、環境対策の取り組みはすすんでいるだろうか。

いずれにしても現状では自動車なしでの生活が難しい地域に住んでいる。じつのところ、自動車抜きの生活を想像できないでいる。

日用品の買い物や通院などは公共交通機関を使うと半日がかりだ。それでも相乗りするなどできる工夫は必要だろう。ネットスーパーや個配の利用をさらに進める必要がある。

自動車依存の状況を見直すべきなのかもしれない。つまりわたし自身が運転できる状態でも、いまある郊外の家をたたんで車のいらない街の中心地を終のすみかとすべきなのか。家族はこれを真っ先にすすめるかもしれない。


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