AIに適切な問いをなげかけられる能力がこれからのしごとにおいてたいせつと気づいた
はじめに
鈍感なほうだ。それでもこのところのAIツールの進展にはおどろくばかり。ごくごく日常にはいりこんできた。ネットをつうじて無料でしかもそこそこの事象ならばそれ相応の受け答えがかえってくる。
ただしべんりなのものにはかならず表裏の両面がある。メリットもあればデメリットも。そのへんの事情もふくめてふれたい。
きょうはそんな話。
どれほどのものか
ChatAI関連のものをキーワード検索すると数かぎりなく出てくる。AIツールが世にでてきた。すでに研究のしごとでは昨夏からAlfaFold2のタンパク質の立体構造の予測でお世話になっている。さらにみぢかなところでは将棋のAIのしめす予想手はすさまじいほど。
そしてChatAI。昨年ぐらいまでは論拠をしめさないままの受け答えに対して、こんなものかという評価をじぶんなりにしていた。まだ時期尚早、つかえないかなとあくまでも使う側のわがままな立場での判断だったのかも。
これまでとちがうぞ
それがことしにはいってようすがちがうぞとかんじた。一介のミドルにすぎないわたしでもそこそこあつかえるものがほとんど日をおかずして出てくる。数日前も日本語対応のものさえいくつもでてきている。日常使いにどれがいいだろうとえらべるほど。まさに日進月歩。先週の最新の情報が翌週には陳腐化しかねない。
そんななかで個人的に注目しているのは、Perplexity。
英語版だが特徴は根拠となる情報を(数は限られるが)引用というかたちで明示してくれる。たずねたいこと(日本語でも可能)をboxに書き入れ、矢印ボタンをおすだけ。
これなくしてはこうしたAIの出してくる受け答えにあまり意味をかんじず、すこしだけ距離をかんじていた。
期待のものかどうか
このAIの特徴はもとにになる情報をしめしてくれるところ。それではと表示してあるSOURCESつまり原典(上の写真では[1]とか[2])にとび、それを確認するという行為に専念できる。AIが道案内役をかって出てくれて、わたしは情報のでどころを知れる。
やっぱりこういうふうにせめて論拠をしめしてもらえないと、情報のでどころによってその確度や真偽すら判断できないでいた。この点は評価したい。
それでも相手はAI。さがしわすれやバイアスがかかっていないだろうかと多少の心配はある。したがってこうした「道案内役」の出す情報に関してはあくまでも参考にして、示してくれる情報自体に自分であたることが重要といまのところ考えている。
もうすこし考えた
おそらく開発されたAIの能力はそこそこあるのだろう。要するにこちらのつくる「問いかけ」かたのよしあしがAIをつかいこなすうえでだいじなのかもしれない。これはすでにさまざまなところでいわれているので、なにもわたしがあらためてここで強調するつもりはない。
ただしこうしたAIを今後ヒトのアシスタント役としてあやつる時代はもうそこまできているかもしれないとかんじさせてくれる。それでも最終判断はあくまでヒトがする。そのためにはアシストしてくれるAIに的確な判断材料をしめしてもらえるように、適切な指示や問いをあたえる能力こそやしないたい。
おわりに
こんなことを考えて行動に移そうとする時代が生きているあいだに来ようとは。「R2-D2」や「アナライザー」のようなキャラクターをイメージしてしまう。
そこまでになればかなり人類はAIを友としてそしてたいせつななかまとして迎えいれられる。そういえばR2-D2は映画のなかでは過去の遺物だったなあ。そんな時代がきてほしい、いや、そうしていかないと。
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