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わかりやすいまなびの段階をふみつつ問題を解いて確認すると効率よくてわすれにくい


はじめに

 学習をサポートのしごとに就いている。その時々でかたちをかえつつ連綿と学びをつたえるスタンスは変わらない。今回はすこし大きな変化だがやりかたの底流をながれるものはかえないつもり。そこでたどりついた方法とは。

きょうはそんな話。

やっぱりこのやりかた

 自学自習にちかい。しかし勘ちがいを起こさないように教師役のこちらが注意をはらう。くわえてマイペースでの取り組みがのぞましい。そのため一方通行のいわゆる「授業」は最低限の5分ほどにおさめ、もっぱら理解をすすめることに専念。

学ぶ方法を身につけるために来ているんだと自覚する作業をおこなう。教えたほうがいいことと、ひとりでできることを線びきしつつ、いつでもどこでも思い至るときにできるように。

授業を受けるだけの勉強よりもはるかにはかどるし身につく。「よし、やろう。」と決めたタイミングでとりかかるのがいちばん。やりかたさえ身につければひとりですきま時間を活用できる。

そのとりくみでたいせつなのが、いかに「やる気」をうみだすかにある。そのための動機づけがたいせつ。明確な目標設定と、それをいまのタイミングでやるといちばんいいとつねに頭のなかにうかんでいるかにつきる。

これさえやればひとつの段階をクリアできる、このほんのすこしのステップならばのりこえられると思えればつづくし、達成感をくりかえしあじわえる。ちいさな課題ひとつひとつならばふだんのままで越えられる。そんなサポートをめざし、実践してきたつもり。

やりかたはそれぞれ

 とはいってもそこはニンゲン。それぞれパーソナリティーにはちがいがある。コツコツやれる生徒のとなりには気分屋でひと息でさっとやるほうがいいヒトもいる。

個々人のこうしたちがいをみわけてこうすればとか、こっちからすすめるといいよと課題をえらんで「どう、これならやれそう?」とたずねる。こくんとうなずいたり、「このくらいなら。」とことばに出たり、晴れやかな表情をしめしたり。「じゃあ、やってみよう。サポートするから。」とわたす。

スモールステップなので、いっしょになりサポートするとたいてい数日から数週間のうちに果たせる。ふしぎなこと(保護者の方のことば)に、つくえについている。もちろんヒトによってその差はある。そんな生徒たちがたまたまあつまっているだけかもしれない。ほかで通用するかどうかはやってみないとわからない。

明快さでリズムができてくる

 どこから手をつけていいかわからないからわたしのところに相談にくる。もつれた糸をほぐすにはまずは肩のちからをぬいて、からんだ糸のかたまりをほぐすことからはじめるといい。同様にどんなにちいさな難点でも解決をみちびく糸口をはっきりさせて、一連の行動へと案内し実行。この経験から「そういうことか。」と納得してもらえる。

 学びのとりくみがつづくかどうかは、方法のわかりやすさがポイントだとかんじる。学習する内容と手順の選択、そして自発的に気力や意欲がわくかどうかにあると思う。

おわりに

 まずはやってみよう。できるよろこびを味わってみようがたいせつかもしれない。生徒の多くはその成功体験をふたたびあじわいたいと来るのだと思う。するとつづけられるし、たびたびそのよろこびを感じられればあとは自分でこんどはやってみたいとうごける。なにもわたしの手をかりずとも。

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