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きまぐれエッセイ

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日頃の行動にもとづいたちょっとしたこと、興味の転々とするようすをきままにきまぐれにしたためました。
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2022年9月の記事一覧

起きぬけからしごとさきでも日本茶(煎茶)を飲みつづけている日常

はじめに  昨年の今ごろ、家族が「これ、飲んでみ。」と日本茶(煎茶)を大量に提供してくれた。わたしがこの品を所望していたからそれにおうじてくれたようだ。 のみつづけてほぼ一年。そのようすから。 あさおきぬけに  起きるとおもむろにケトルにみずを汲みいれ、その日1日分の湯をわかす。ケトルがしゅんしゅんと音を立てはじめるころに、オーブントースターがパンを焼いたよと報告してくる。 湯をマイボトルにとくとくとうつし、残りの湯を茶葉をいれた大きめの急須に。このころ目がさめてあ

無意識のうちに頬にあたるここちよい風をさがしていた 

はじめに  昨今の状況下、家から出ることと行ったらしごとにでかけることをのぞけば、玄関から一歩出て郵便受けから郵便物を取り出すぐらい。それほど外出しないでこもってすごす。 さて、その際に玄関先で感じる海風のここちよさはこのうえない。こうしたそよ風はそのまま思い出のなかでもふいていて、心地よい印象をのこす。それとあいまって、そのここちよさを自分がもとめている、好んでいるとようやく気づいた。 風のある場所  中学には南の校門から出てぐるっと時計と反対まわりにひとめぐりし坂

NFT上に置かれたアートなるものの価値についての深夜のつぶやき

はじめに  1年半ほど前にはじめてNFTという概念を知りました。そののちこの世の中にはNFT上にさまざまなアートが存在するようです。ひところのホットな状況からおちつきをみせている状況のようで、概観するつもりで文に記します。 世界遺産を例に  NFTアートを語るまえにあえて横道にそれます。「世界遺産」(ここでは文化遺産)というものをここではひきあいに出してみましょう。 NFT上のアートと世界遺産。なんのつながりもないと思える両者を「価値」の観点からみつめると、ある博物館に勤

為替の急な変化にあたまが追いつかない 手もちのお金のゆくえとは

はじめに 人生も後半にはいるとふところのさびしさを思いさまざま考える。秋をむかえて窓のすきまをとおりぬけるひゅうと音をたてる夜風にすずしさだけでなくさびしさを感じる季節。ああ、冬越しの準備をしないとなといわし雲を見あげつつ考えるのとおなじ。なかでも銀行の残高の数字が気になる。 そう、為替のうごきなどふだんだったらふた月に1回でも耳にすればじゅうぶんだった。ところがこのところいやおうなく気になる。いま手もちのぶんの数字に変化はなくとも、価値を対外的にみると日々何%か変化してい

気のせいか、ひさしぶりのこのクニの首都に元気を感じなかった

はじめに 3年前の昨今の状況の起こる前の東京について。そのとき感じた印象をすなおに記す。あくまでも先入観のある主観にすぎず、悪気はないので東京の方々、気を悪くしないでお読みいただきたい。 十数年ぶりに仕事で上京。依頼先から「旅費は出すが日帰りでお願いします、宿泊はなしで。」とのこと。しごとをふくめて17時間半の行程だが、しかたなく受けた。 10時過ぎに到着。「あれっ、地下鉄も地上も十数年まえよりかなり古くないか?」が第一印象。もちろん目のとどかないところでさまがわりしたの

わが家でながいあいだはたらいた体重計を体組成計に買いかえた

はじめに 体重をはかるのと歯みがきはごくふつうの習慣。わが家の体重計は毎日ヒトの重みに耐えてきた。まったく電気を使わないタイプなので、おそらくスプリングかなにかの劣化がすすんできたんだろう。このところおかしい。 表示がおかしくなったり、まったく針がふれずにカタンと音をたててどこかひっかかったり。なにより経年劣化でめもりの数字が消えかかっている。 寿命のようだ。 さてどうするか。動力のいらない体重計にするか、それとも…。 ながいあいだ接してきて このところわが家の家電な

ここちよい風をさがしながら空気の流れに身をおいた日々に思いをはせる

はじめに それにしてもことしの夏は暑かった。いまもって残暑がときおり顔を見せる。しかも昨今の状況で家のなかにこもる生活パターンがあきらかにふえた。 部屋のなかをふきぬける風、そんな微妙な空気のながれに敏感になりつつある。そういえば「風」とともに生きてきた。 外に行ってもいいのだが… できれば冷房をさけたい。「適切に冷房をしましょう。」といわれても電気代をはらうのはわたし。ないそではふれない。そこであちらこちらの窓を全開にして時こくによって吹く風をさがしまわる。 つまり風