為替の急な変化にあたまが追いつかない 手もちのお金のゆくえとは
はじめに 人生も後半にはいるとふところのさびしさを思いさまざま考える。秋をむかえて窓のすきまをとおりぬけるひゅうと音をたてる夜風にすずしさだけでなくさびしさを感じる季節。ああ、冬越しの準備をしないとなといわし雲を見あげつつ考えるのとおなじ。なかでも銀行の残高の数字が気になる。
そう、為替のうごきなどふだんだったらふた月に1回でも耳にすればじゅうぶんだった。ところがこのところいやおうなく気になる。いま手もちのぶんの数字に変化はなくとも、価値を対外的にみると日々何%か変化してい