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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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#サポート

公立高校入試:ちょうどまんなかぐらいの成績ならばこのくらいを目標に

はじめに いつもめやすとしている指標がいくつかある。学習サポートにおとずれるごくふつうの成績の生徒が公立高校を受けたいと望んだ場合の「数学」をひとつの例としよう。 それにはこの夏休みで届きたいレベルで示すと生徒本人はわかりやすい。なにもこうした成績の生徒にとり無理難題というものではない。むしろ日ごろの実力を本番の入試で発揮できればそれでいい。そのための指標とは。 きょうはそんな話。 (注意:受験にはさまざまな要因が絡みますのであくまでも自己責任においてお読みください)

なにかを習得するには:ひととおり概略をてっとり早くくりかえしたうえでレベルをじんわりあげていくといい

はじめに このところ学習サポートで生徒たちをみていて思う。じつに千差万別。おなじ小中学校に通ってきた高校生たち。性格や考えかた、体力、そして気力。このクニの公立の義務教育は基本的に平等主義。 ところがそれを修了のころにはどうしてこんなにちがいが生じて、学力や運動能力だけでなく、ものごとの見かたやとらえかたがちがうのか。 たいへん興味ぶかい問いだが、すでに義務教育のはじまるころにはそのちがいの芽はありそう。ただその結果が修了時と相関があるかは、いまもって明確なこたえをもち

はたけのやさいがぐんと生長するかんじと成績ののびる瞬間の生徒のようすとの相関

はじめに これは古い記述。8年まえ。やさいづくりと学習サポートの兼業のなかからの気づき。このふたつのしごとについて思えたのかも。当時の日記をふりかえる。 きょうはこんな話。 やさいづくり ほぼ毎日、はたけの作物たちをながめているとその変化におどろかされる。順調に生育する一方で、根つきがよくなくてしおれてしまう苗。 なるべくはやめに見つけて中耕したり、水やりをしたり世話をするが、生育の差は開いていく。見ているといたたまれない。 話はかわるがそれまでゆっくりの成長だった

コンパクトに街ではたらくために中山間地の拠点のひとつを閉じる

(2023.10.23加筆あり) はじめに 中山間地の集落に2か月まえまでくらしていた。このところさまざまな点で支障が出て街へひっこしを決めた。さまざまなしがらみとともにしばらくはらたきつづけるためには最適解といえそう。 あらたなすみかにようやくおちつき、つぎの段階へすすむ。もとの借りていたこの集落の学習サポートの拠点を年末までにとじる準備にはいった。 きょうはそんな話。 十数年つかったしごと場 中山間地の集落。駅のそばに学習サポートの拠点をひとつもつ。通りに面してい

まなびの工程表上のどこをやりつつあるか立ち位置をしめすといまやるべきことと継続の意欲がわきやすい

はじめに ヒトはいろいろなことを学習して身につける。高校生ぐらいになるとふさわしいやりかたがじぶんなりにみえてくる。どんなふうにまなべば身につくか、つづけられるかみずからの性格やさまざまな時間のつごう、制約とあいまってまなびのスタイルがかたちになってくる。立ち位置はここかなと生徒が確認したいときのサポートがおもな役まわり。 まもなく20年をむかえる学習サポートのやりかたから見えるまなびの工程表のつかいかた。 きょうはそんな話。 まなびのスタイルは数々あれど 学習サポー

国公立大学に入学するのはけっこうむずかしいとあらためて確認できた

はじめに  学習サポートを主宰していると、大学に進みたいと希望してくる生徒がいる。大半は国公立大学を志望。やはり学費の問題が大きい。しかしそこへ入学するにはけっこう広くはない門をくぐらねばならない。 きょうはそんな話。 保護者の方々のころ  大学への進学を志して、わたしの主宰する学習サポートをおとずれてくる生徒とその保護者の方々。 保護者の方々の多くは21世紀はじめに高校生活を経験された。そのころの大学進学率は、まだ同級生の半分に満たない。しかもここは地方で全国平均

あさのうちにすませておくとのちの行動の選択をひろげられる

はじめに  学習サポートを主宰している。このところ学校の定期テスト対策。休日に朝から出てきてもらい試験範囲をおさらいする。 休みの日の朝にほんのすこしおこなうこのサポートの意味とは。 いつもとのちがい  ふだんは学校がおわってからのサポート。学校にいけない生徒については昼間。1回の時間はながくならないように1.5時間のみ。あとはじぶんでやろうね、というところまでもっていく。 こういった学習サポートのやりかたはさまざまあるはず。ほかの兼業のためサポートに時間をかけられ

英語か数学をあげるとおのずと国語もついてくる 「読み解くちから」はほかの教科でもつけられる

はじめに  高校のころは国語ができて、英語はふつう、数学がからっきしできない生徒だった。お手あげ状態だったわたしがいまなんと数学を中心におしえている。 この経験をもとに、わたしの主宰する学習サポートでは数学のどこがどんなふうにわからなくなるのか、生徒のきもちによりそえる。 おのずと数学と英語を中心にまなんでいるうちに、国語ものばすという教えかたをしていた。おとといの関連記事につづいて。 自信のなさは  高校1年生のなつやすみ。学校から配られた数学の夏休み課題が、最初

学習サポートのなかで力をつけていく生徒とは

はじめに  こどもたちの学習や生活の相談を十数年のあいだ受けています。成長して旅立つ彼らを見てそのたびに元気をもらえてきました。 さまざまなかたちで成長を見せますが、今回は学力をつけていく場合についてその共通した特徴を記します。 わらにもすがる思い  中学生までは保護者の方と相談に来られます。こちらがそうしてほしいとしているので当然ですが、やはり短い時間で状況を把握するには小中学生たち自身にポイントを話してもらうのは難しいと感じています。 そこで身近にいっしょに生活して

なつやすみにみにつけたい:開始前のリフレッシュ+5分間の集中がのちの学習のスムーズさをつれてくる

はじめに こどもたちをあつめて教えはじめて気づいたことです。 どうやら表題のふたつをこなせば、集中できてのちの1時間の学習を自主的にあっさりとこなせる。それに気づきました。 そのきっかけについて。 (注:昨今の状況の前での気づきです。現在は各種の対策をおこないつつすすめています。) 学校帰りの学習サポート 学校の放課後になると、わたしの主宰する学習サポートにこどもたちがやってきます。子どもたちは心得ていて、こちらがなにも言わなくても、トイレや手あらいをすませ、クーラー

NPO活動のはざまで行き場がなく困っている若者やこどもたちがいる そこへサポートの手をさしのべたい

はじめに 行政の行き届かない部分をおぎない、新たな視点から手をさしのべるNPO法人(特定非営利活動法人、以下NPO)の活動。地域に数多くある。 すでに社会のなかで欠くことのできないだいじな役割を担っている。ところが自分なりにそうした団体の外から協力するなかで、あまたあるはずのこうした場ですら救えない人々がけっこういるとわかってきた。 あくまでも私見。各所の活動を非難するわけでもない。誤解しているだけかもしれない。でももどかしい。 気づいたところから ある団体と協力しつつ