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家しごとにまつわる話

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日々のささいな家しごとにたずさわるなかでふと思ったこと考えたことを書きつらねています。元気がでて明日へとつなげていけるようにしたいです。
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#私の仕事

食事の時間がほんのすこしはやくなったおかげで結果的に胃腸の存在を意識しなくなった

はじめに ふたつのしごとをかけもちしながらくらしている。職場と家でしごとのあいまの食事の時間にくふうが必要。やりくりして3食をわりと規則的にたべられる。そのおかげか胃腸の調子がずいぶん安定してきた。ひっこし後の生活の不慣れからようやくぬけだせて、復調ににようやく気づけたのは朗報。 きょうはそんな話。 (健康情報をふくみます。あくまでも個人の傾向ですのでその点ご留意願います。) ふたつのしごとのあいまで ひっこしてしばらくはうまくだんどりをつけられずに食事時間はまちまちに

夜明けがはやくなり、ふといつもどおり朝がくることがいとおしく、時の進みをかんじる

はじめに  週2回、研究パートにくるまで勤務。こんざつして片道1時間以上かかるのがいやで早出。 冬のまっただなかは、めざめるころから小一時間のあいだ、家のなかはまだ真っ暗。ところがどうだろう。 月がかわりふとめざめるとほのかにカーテンごしにほのかにあかるさが。それにともない春めいてどこかスイッチがはいる気がする。 きょうはそんな話。 フレックスタイム  職場は自由にはたらく時間をじぶんで決められる。だれからも指図されない。そのためわざわざいちばん混雑する時間は世の

5年前の厳冬期にやっていたやさいづくりから こんな作業をやりながら生活していた

はじめに  昨今の状況が推移して、ただごとでない状況になるまでやさいをつくり販売していた。5年前のちょうどいまごろのわたしの文章をみつけ、当時をふりかえった。 日時からいつごろどんな手順でおこなったかよくわかる。多少の文字の修正をくわえつつ、ここに備忘録としてのこしておく。 5年前の作業のようす 当時の記事を読んで  まずはよくやっていたなとしんじられないぐらい。15株のかぼちゃというとけっこうスペースがいる。たしかはたけ1面がかぼちゃの葉におおわれていたはず。そこ

これからしごとで気の抜けない時期なのでふだんの食事をたんたんと いつものままのわが家の年越し

はじめに  ちょうどいまごろはクリスマスや正月のおせち料理の予約のチラシなどがはいるころ。くわえてこれまでさまざまな宴やパーティーなどに参加してきた。そうした「ハレ」に参加してきた経験からそれにまさるともおとらないおせちの料理の写真を見るとほぼこんなあじだろうなと察しがつく。 こうした商品にかかわる方々にはたいへん申し訳ない話になってしまうが、見ただけでおなかいっぱい。ふだんは質素な食生活をつづけているにもかかわらず、そう思う。バチあたりでかなしいことかもしれないが食欲は

リモートではないのに1日だれにも出会わないしごとから今後を予想した

はじめに  研究施設ではたらきはじめて、スタッフのみなさんにおせわになっている。ところがいぜんはたらいていたときはとさまざな点でちがいを感じている。 とくに昨今の状況の影響はとても大きい。今後のこともあるのでそのようすを書き記しておく。 はたらいてみておもうこと  以前はたらいていたところにお世話になっている。当時(20年前)とくらべてちがうなあと感じたことをいくつかあげてみる。いずれもヒトとの関係性について。 まずは昨今の状況がつづいているため、学生さんたちのたくさん

畑の作物を所望する方に出会いさまざま思ったこと

はじめに 昨年まで畑つくりで余剰物を生産者の販売所に出していた。4か所の販売所で取引していた。それとはべつに個人でやさいの会員制ネット販売。ところが彼の病の影響でおもわぬところで三密となる結果、やさいづくりそのものを中断中。 畑ではそれ以降、余分なものは作らないようにしている。できすぎて廃棄するのは最もしのびない。そのなかでひさびさ相談を持ちかけられた。 その作物とそれにまつわる話。(タイトル写真は、収穫間近のはだか麦) やさいづくりの一端で 40アールばかりの畑を父

人とヒト テレワーク(リモートワーク)を5年ほど併用して思うこと

はじめに あれっ、昨今の状況って1年半ほどじゃない?とタイトルをご覧になって思う方が多いことだろう。 じつは5年半ほど前からSkype、LINE、Zoomなどを使い、自宅とその近くの職場から、生徒たちのサポートをおこなってきた。 これでもネット環境に制限の多いこの地域での導入はそんなに遅くないほう。前職の中心街とはちがい、自宅エリア内には相談できる方すらいない。それなりに試行錯誤の連続。 ここまでやってきていろいろなことを経験してきたので、思うところを記しておく。 テ

世の中に置いてきぼりになりながらも引き継いだほうがいいスキルを活かそうとする自分がいる

はじめに 最近、自意識が強い。取り散らかして書きなぐった最近のわが記事を見ているとそう思う。「自分」というキーワードが痛いほど目につく。熟年性中2病(そんなのない)かも。  年齢を重ねるにつれて世情に疎くなってきたと感じる。その一方で若手の方々へここだけは伝えたいとか、受け継いでもらったほうがいいなと思うことがらがある。この両方のきもちを今の自分は抱えていると自覚。 自分を売り込むパフォーマンスが目立つせいか、まわりも心配してわたしへ若い人々を支援する仕事を依頼してくださ

柵なしでおこなう 畑の作物を守るためとうがらしの刺激で動物を近づけない作戦

はじめに 昨年まで中山間地に畑を耕作していました。現在も動物害がつづいていると近所の方々から聞いています。ネットをはっても天井まで覆わない限り被害が生じています。 いっそのことネットなしで対策できないだろうか。浅はかな考えで動物害をすこしでも食い止められないかという、昨年までおこなっていた文字どおり涙ぐましいまでの体験記をここへ残します。 動物害が… うちの畑は周囲の野生動物たちの楽園でした。ここへ来ればおいしいものが動きまわらずとも手に入ります。どこかの温泉センタ

あるやさいの無人販売所で腰を抜かしそうになったできごと

はじめに 1年半前までやさいを作っていた。昨今の事情により考えもしない場所での3密をふせぐため、いまはすべてを取りやめ、畑を放置している。 そこで、やさいをそこへさかんに持ち込んでいた頃の販売所でのおはなし。 無人販売所の必要なこと 地元のやさいの無人販売所。管理なさっている方(Aさんとしよう)は魚の移動販売などほかにも手広くされている活動的な方。 JR駅の前で郵便局、公民館、小学校、医院などのならぶ車の行き合いがやっとのせまいメインストリートから入りすぐのところ。ほぼ

硬貨でよろこぶおとなのわたし

はじめに こどものころからのすりこみというか習慣とはのちの人生に影響を与えうるとこの齢になって思う。 このことは最近、自分でつくったやさいを無人販売していて気づいた。「わたしに硬貨をあたえると機嫌がいい」ということ。おそらく千円札よりも100円玉のほうに魅力を感じてしまう。そんな屈折した人格を形成した理由とは。 やさい売りのおもしろさ 最近までやさいをつくり売っていた話を先日記事にした。 けっこう売れていた。無人販売所のほかにもちゃんとした(失礼)スーパーや道の駅などに

本業が減って新たな仕事に就く はたらける場をなんとかつないで生きようとする

はじめに 昨今の状況下でリスクの高いしごとがあると感じている。このところの動向から。 当該業種のひとつとして本業をつづける前提で支援金をいただいた。国や地方自治体から支援があるなんてめったなことではない。あらためてこれは重大事なんだなと感じた。 そこで基本的に人に合わない、ひとりでできるくふうをできることからおこなってきた。しかし頭で考えるのとやってみるとでは大ちがい、場合によって一部を休止、最悪の場合には廃業・転業を視野に入れた。 その矢先に知人から声がかかる。ある分

夕暮れどきの細い月と金星、木星、そして土星 運転席からウインドシールド越しにふと眺めるひととき

はじめに 新たな仕事を副業として得て1週間がすぎた。11月から準備で勤務していたが週2~3回のフレックス制のマイペース。 帰りの運転席のウインドシールド(スクリーン)越しにごくごく細い月が大きく西の空に。ホッとする時間。 手の調子をみながら 一時期、腱鞘炎でほとんど字が書けなかった。いまもって手書きの文字はミミズの這ったよう。それでも書けないよりはマシ。 PCのキーボードで打つ文字の入力はブラインドタッチでなんとかなってきた。そのおかげでnoteに100以上記事をおこせ

学校へ行く、しごとへ向かう それぞれの立場でふとんから抜け出すヒトの行動について思うこと

はじめに 1日おきに研究する場での仕事に車で向かう。始動したばかりで暖房のまだはたらかない車内で身ぶるいしつつ、つめたいハンドルをにぎる。すると登校する小学生たちの列に出会う。最徐行で注意しながら進みつつ、ボランティアの交通案内員の方に目礼する。 このあたりは道がせまく、交代で保護者が辻ごとに立ち見守るなかで、道路の左側をかろうじて1列ですすんでいる。車を使えるおとなとちがい、こどもたちは雨の日も風の日も歩き。頭が下がる。 学校と職場。それぞれどうして朝早くからみんなけん