2022家庭菜園総括・畑編🥑
今回こそは前置きなしでいきなり本題に入ります🔥
さて、ここのところ珍しく筆が進み色々と投稿が増している。その中で、微弱ながらも家庭菜園についての反応が最も多いので、よしそれならば大好きな家庭菜園について思う存分書かせてもらおう!と意気込み、でもちょっと時事ネタ入れた方が楽しくないかな、なんて欲をかいて書き始めると持ち前の我の強さが顔をもたげ、あーではないか、こーではないかと主義主張が湧き出て噴き出てつい長くなってしまうという、無限スパイラルに陥っていたのが最近の投稿の流れである。
ともあれ、自分の記録のために書いている内容が誰かに届いているというだけで嬉しいもの。
見ず知らずのアートに興味を持ったことのない人々と家庭菜園を通してでも繋がれるというならば、私はその共感にこそ人類の未来を託したい。
人類の未来とはまた大袈裟なと思うかもしれないが、そもそも共感それ自体が類人猿と猿との境界線という、我々、人類を規定する大変大きなファクターなのだ。
憐憫の共感なくして反戦の炎は燃やせない。共感は人間であることの証であり全ての思慮、善意の根幹であるということをここに記しておきたい。
私は作品を通してその共感を社会に求めるが、それが家庭菜園であってもまったく構わない。たかだか8坪の家庭菜園もまた私の表現であり社会への提言であるからだ。
もしかしたら土とミトコンドリアを通じた仲間の方が、作品を通じた関係性よりも遥かに強い紐帯を持ちうる可能性だってあるのだ。
さて、今年は8月にトーキョーアーツアンドスペースでの展覧会(上部写真)があったため夏野菜が全然できなかった。
詳述すると6月まではなんとか管理できていたのだが、7月からの約2ヶ月間はまったく畑へ行けなかった。
結果、夏場に放っておくとここまで繁茂するのか!!!というほど雑草の繁茂が凄まじかった。
背丈を優に超えるアカザやシロザがわんさと生えて主にイネ科の植物が足元を覆っていた。
もはや感動的ですらある旺盛な生命力を目の当たりにできたのは、それはそれで良かったのかもしれない。
とはいえ冬越し野菜や春蒔き夏野菜をやらなかったわけではない。
冬越しの長葱を含め夏野菜は途中、地主から草刈り要請を受けた際に泣く泣く根刮ぎ引っこ抜いて、一度全面を草刈り機で短髪に刈り上げてやったのだ。
しかし何のことはない。それから約1ヶ月後に行った時は前回を上回る繁茂ぶりだったのだ。なんという生命力!!!
小さな雑草の森に対面した時、正直、圧倒され、感動すら覚えた。
そして管理者としてがっぷり四つで組み合わねばならないのだと悟った時、私は記録撮影を放っぽり投げて猛然と森に斬り込んだのだった。
小さい頃はそうした中で走り回って遊んでいたし、地域が開発されていく中で生じた空き地ではすぐに雑草の森が出現していたため、それ自体は無論はじめての体験ではないが、自分が管理している中で冬場や春先はまだ小さな存在だった草が入れ替わり立ち替わり屈強に繁茂していく姿は、やはり圧巻だった。
そんな夏場であったため、奇しくもほぼ一年一作になり、大量の草質堆肥が施され、秋蒔き自然栽培には格好の条件が整った。
全ての野菜において播種時期が去年より1ヶ月も早まった。それでも葱やアブラナ科系には遅いと感じるが、適期内ではある。
これは自分的には3年目にして漸くの快挙であると言っても過言ではない。敵地適作というが、自分には適期適作の方が難しかった。
ほぼ通年栽培である牛蒡と里芋は上出来だと思う。ヤーコンも元気だ。そろそろ収穫しなければならない。
秋蒔きの豊穣は前回記してあるのでとくに触れないが、まだまだこれからが楽しみだ。
コスパというのは嫌いだけれど、それでもコスパの良さに瞠目してしまったのは水菜と小松菜だ。外葉から収穫していくと長く恵みにありつける。生育も旺盛。
ありがたや,ありがたや。思わず手を合わせたくなる。このまま上手く冬越しできれば、この冬は葉物を買わなくて済むかもしれない!!もしそうなれば、期間限定とはいえ葉物野菜だけは自給ができたということになろうから、大躍進だ。
さて総括として今年の反省点はまず里芋の間に植えた生姜を枯らしてしまったこと。これは生育初期の水切れが原因。
次に長葱と夏野菜を無駄にしてしまったこと。これは夏場に展示がある際は思い切って諦めることで回避する。その際、畑をビニール資材で覆ってしまうか、サツマイモや落花生で放任栽培するか、小まめに雑草管理して草質堆肥を貯め込むか、状況次第で判断していきたい。長葱だけはなんとか雑草の中でも夏越しさせてみたいとも考えている。夏の果菜類は収穫が追いつかないのと枝管理ができないのとで諦めざるをえないと結論付けた。
あとは里芋を掘ってみなければ分からないが、小まめに水管理できた庭のと比べるといささか生育が劣るように感じる。このまま無灌水で小芋を継いでいくことでその環境に慣れさせていくか、きちんと計画して水やりくらいはできるよう時間配分するか、悩みどころ。なにしろ制作が詰まってくると畑を意識から除外してしまう。まぁ、失敗とまではいかないから、里芋についてはゆったりと構えておこう。少なくとも、畝の形は水が溜まるように改良する。
ということで、次回は2022年度総括、庭・ベランダ編をまとめまーす!
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