見出し画像

【読書録】外国語学習の科学

久しぶりに読書のnoteを書きます。

今回は、社会人一年目としてこれから英語をもっと頑張らなくてはいけないなと思い、英語学習についての本を読みました。白井恭弘さんの『外国語学習の科学』です。

本の構成

初めにいうと、この本は私の期待とは違う本でした。

この本のメインは外国語学習の習得に関する研究についてでした。そして、結局、今の研究成果でも、言語を習得するということがどういうことなのかが今でも様々な説があり、よく分かっていないということでした。

言語学に興味がある人が読んだら面白いのかもしれません。

私は、どういう風に英語を勉強したら効率がいいのかを知りたかったので、私にとっては、あまり有用ではありませんでした。

学習の効果的な方法

この本で、勉強法について書かれていたのは6章の部分だけでした。

特に私が有用だと感じた二つのことを紹介します。

一つ目は、分野を絞って英語を勉強すること。これは、分野を絞ることで、目を通す文章に登場する用語が似通ってきて、文章を理解するスピードが上がるというメリットがあります。

大学受験の長文読解をイメージするとわかりやすいかもしれません。どこかの大学の過去問で、脳科学についての文章を読み、多くの単語の意味を調べて覚えたとしましょう。そのあとに、別の大学の過去問をやり、環境保護についての文章を読むことになるとすると、おそらく先ほど読んだ脳科学に登場する専門用語は全く登場しないでしょう。環境保護の分野でよく使われる単語と、脳科学の分野でよく使われる単語が異なるために、単語の意味に気を取られて文章の理解に支障をきたしてしまうのです。せっかく脳科学の文章で得た知識を活かすことができないのです。

しかし、同じ分野の文章やニュース記事をみれば、同じ単語がよく使われていたりするので、文章の理解がよりスムーズになったり、自然と単語の復習になるのです。

私の場合は、会計学を専門分野としてUSCPAというアメリカの公認会計士の勉強をしているので、会計やお金に関係する単語をよく目にするようになりました。

例えば、Interest Rate 利率、などです。用語の解説の英文なども、よく登場するワードが入ってくるので理解がしやすいです。


二つ目は、動機付けです。

なんのために英語を勉強するのかを意識することで、英語を勉強、習得しようとするモチベーションを維持することが何よりも大事なのです。

例えば、「大好きな洋画を字幕なしで見れるようになりたい」や、「英検一級に合格したい」などです。

自分の中で目標を設定することで、日々行っている勉強がなんのための勉強なのかがわかり、勉強することに満足感や達成感が生まれるのです。

私の場合だと、USCPAの試験に合格するために、必要な英語を理解できるようになろうというモチベーションが最も大きいです。

今後はTOEICなどへの挑戦も目標にしたいと思います。

おわり

今回は久しぶりに読書した本について書きました。 これからも読書したものをアウトプットできるように習慣にしたいですね。

最近は10万円の給付がもらえたら、Kindle の端末を買ってみたいと考えています。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?