つれづれ:明日は発達支援センターへ。

夏休み直前、耳鼻科検診で息子がひっかかり、紙を持って帰ってきたのですがそれによると行くべきは耳鼻科に行けではなく

「発達支援センター」

…おおう。ついにきた。


元々非常に個性的な息子ではありまして、両親ともに「あまりフツーの子ではなかった」という自認もあるタイプなので、サラブレッドなんやろなーとは思っていたのですが、年を重ねるごとにやっぱりそのへん他との差は顕著になっていくわけで。

でも現状、学校行ってもお友達と会っても、これといったトラブルは聞かないし、なんならトラブルに巻き込まれても気にせずスルーしてるようだし、特徴的にはスペクトラム入るんやろけど、本人も周囲も困ってないようなので(聞いても「ないよー?」って言われる)まーとりあえず様子見、でやりすごしてたところにこれ。

実際、親としては「これどない言うたら伝わるねん…」的どうしようもなさを感じることは多かったんだけど、これといって外部に相談するようなきっかけもなくずるずるきていたので、言うてしまえば渡りに船といった感じで、半ばウキウキでセンターに電話。

センターの対応はとても丁寧で、非常に好印象。同時に、やっぱり世間は発達支援に関したらまだまだ偏見があるんだろうな、と思わざるを得ないやり取りもいくつかありました。

「発達支援センターという文字の入った封筒をお送りして大丈夫でしょうか?」

「お電話差し上げることになるのですが、ご家族の方が出られた場合、支援センターからと申し上げてよろしいですか?」


なるほど、同居家族の誰かが発達障害関連に偏見を持っている場合、その相談をすること自体が問題の種となるわけだな。私もオットも「まぁちゃんと検査したらなんかしらは出るよねー」と自覚してるのは、珍しくはないかもしれないけどそう多くもないケースなんだろうな。


で、当日私一人に対して相談員さん二名で、なんと90分にわたってじっくり聞き取りをしてくれた。

そこで私が知った衝撃の事実は、

・「困ってない」という裏には、彼がまだ「困った」という判断に行き着いてない可能性があること

でした。

…あぁぁぁぁなんかすごい腑に落ちる!


思えばまだ彼は、幼稚園児と同様の主観世界の中にいる。

どうやら周囲は周囲のルールがあるようだということは把握しているし、とりあえずそれを守れる範囲で守ろうとはしているが、抜けに気づけないし、自分が興味ある分野でしか理解しようとしない。

どうやらこれは主観的な好き嫌いに関わらず必要なようだ、という判断がとても未熟で、興味の対象から外れたものに関しては、それらも包括するルールがあるなどとは思いもよらぬよう。

ひょっとしたらそのことを知ってはいるかもしれないが、一顧だにしない。自分の興味があることのみが視野で、それのみが世界で、それ以外のものは一切できなくても知らなくてもどうでもいい。

普段私が書いている「はなし」の登場人物のようだ。

それが子供というものでしょうが、という向きもあるが、なんていうかこれは10年一緒にいる肌感覚で、「こいつはちょっと桁外れだ」と思わされることが往々にしてあるわけです。


で、夏休み、私は季節労働者として仕事に逃げてたわけですが、それでも朝起きれば、帰宅すれば、特に休みの日などは否応なく目の前に広がるGENJITSU。

びっくりするぐらい定型発達の娘と足して二で割りたい!!!


というわけで季節労働が一段落し、二学期が始まった瞬間に再度支援センターに予約の電話を入れました。明日は愚痴吐きの名目でいってきます…。

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