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ジモカン日記

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日々の出来事や児玉社長の哲学、カタログギフト事業に秘められた可能性についてなど、社員が斜め下から切り取って発信します。
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記事一覧

ジモカン日記vol.5 龍のように

ジモカン日記vol.5 龍のように

サーブ 小学生の時、ちょっとだけバレーボールをやっていました。
ちょっと想像してみてほしいんですが、バレーボールでサーブを打つ前、ボール回したりして、願掛けみたいにボールのいつもの位置を確認して、フゥゥゥーって息吐いて集中する、みたいな瞬間ってあるじゃないですか。

たいしてうまい選手ではなかったし、チビだったので出来ることは限られていたけれど、私、あの感じがすごく好きだったんです。
わかります?

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ジモカン日記vol.4 やらないよりやるほうがいい

ジモカン日記vol.4 やらないよりやるほうがいい



カンカンの会小学生のとき、「カンカンの会」という会を立ち上げたことがある。安易だけれど、空き缶を拾う会、という意味の会だ。会員カードを手書きでつくり、まわりの友達を勧誘して、有志で道路に捨てられた空き缶を拾っていた。空き缶だけではなく、コンビニ弁当のパックや、タバコの吸殻やペットボトル、中にはラジオとかゴム長靴とか、びっくりするような家庭ごみまであった。

私の実家は長野市の中でも西の方の、も

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ジモカン日記vol.3 肩越しに世界を捉える

ジモカン日記vol.3 肩越しに世界を捉える



ちゅっくらい事件地元カンパニーで仕事を始めて1年が過ぎた。私の会社員歴もめでたく1年である。(人間歴は37年。1/37…なんかごめんなさい。)

新年から新組織体制が発表され、実質やっている仕事や業務量はあまりかわらないまま別の仕事が降ってきた。降ってきたというか、降り積もっている。現在進行形で、積雪量はどんどん高さを増していく。
(まあ、いつものことではある。)

まあまあ早急に決めたり調整

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ジモカン日記vol.2 地元エナジー、足りてる?

ジモカン日記vol.2 地元エナジー、足りてる?



地元エナジーの話小学校4年生の時、生まれて初めて一人旅をした。
向かった先は岩手県。
前年、地元の朗読会で宮沢賢治の「なめとこ山の熊」をものすごい迫力で朗読していた女子大生と友達になり、彼女の故郷を訪ねたのである。(岩手は宮沢賢治の故郷でもある)

この旅で、私はそれまで知らなかった景色や瞬間に、沢山出会ってしまった。

生まれて初めて連れて行ってもらった「喫茶店」の焼きうどんと「マスター」。

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ジモカン日記 vol.1   道路が人生なのだから

ジモカン日記 vol.1   道路が人生なのだから



拝啓、お父さん、お母さん。

お久しぶりです。子供を介さず話をするのは久しぶりですね。
10ヶ月前、当時住んでいたインドで、日本に帰国するべきかどうか悩んでいたとき、「旦那と離れてお前が一人でちゃんと働けるわけがない」と言い放たれたことは、きっと一生忘れません。

小さい頃、バレーボールに打ち込んでいたとき、「バレーで食ってけるわけがない」と言われたことも、文章を書くのが大好きだったのに「そん

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