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令和6年春 応用情報技術者試験を受験した話 #1

2024年4月21日(日)に開催された令和6年度春期の応用情報技術者試験を受験した話をnoteに投稿していきたいと思います。

受験に至った経緯

紆余曲折あって2023年にようやく基本情報技術者試験に合格。
年齢的にも基本情報技術者だけでは...と思うところもあり、遠回りした罪滅ぼしの意味も込めて。

筆者について

30代 
経済学部卒
ゲーム理論やナッシュ均衡やパレート最適は確かに大学時代に習ったけど見事に忘れてる_| ̄|○

高校時代、数学は数2・数Bで挫折。
現代文は無勉強で毎回7割以上は取れてた。
とある基幹系システムの運用保守を10年以上担当。
業務ではSQLを扱ったりサービスマネジメントの問題に出てきそうなことをやっている。

使用教材

合格教本、午後問題の重点、過去問道場で学習しました。
受験者の間ではかなり主流となっているものです。
勉強期間や方法については後日具体的にまとめていきたいと思います。

学習開始〜試験当日まで

学習期間

学習時間については下記を目安に確保し、習慣化を図った。
平日:帰宅後1時間前後
休日:午前中2時間前後
他に電車で移動中に過去問道場にて午前問題の過去問周回も行った。

2023.12下旬〜 :過去問道場にて午前問題に取り掛かる(平成29年秋〜令和4年秋の10回分)
この時点で午前問題の正答率40〜50%
午前問題で不明な点については合格教本で学習。

2024.1中旬〜:午前対策と平行しながら午後問題の重点対策にて選択予定の分野の問題に取り掛かる。
午前の過去問周回の成果もあり、午前問題の正答率60%以上をキープ。

2024.2中旬〜:重点対策で正答率が5割未満の分野を復習。
並行して過去問道場にて午後問題も解き始める。
シラバスから参考書に無さそうな単語をピックアップしていく。

2024.4上旬〜試験前日
令和5年春&秋の午前問題を解いてみる。
合格教本にてセキュリティとネットワークの分野を重点的に復習。

午後問題選択について

実務経験のある分野や覚えることが比較的少ない分野を選ぶようにした。

  • 2.経営戦略☆

  • 6.データベース☆

  • 7.組込みシステム開発

  • 8.情報システム開発

  • 10.サービスマネジメント☆

  • 11.システム監査☆


6,10,11については決め打ちで、当日問題を見て2,7,8の中から一つ選ぶ作戦。
プログラミングはFEの科目Bのとにに目一杯時間を使ったことからパス。
システムアーキテクチャ、ネットワーク、プロジェクトマネジメントは個人的に新たに覚える事が多そうなのでパス。

受験票到着

4月上旬に受験票が手元に届いた。
会場は駅から徒歩15分程度の某貸会議室。
近辺には外食できる場所もたくさんあるから試験会場ガチャは成功(?)

受験票に貼る写真はピクチャンを利用。

スマホで撮影してコンビニのマルチコピー機でプリントするだけでらそこらへんの証明写真機より安上がり。
しかもシールタイプの用紙に印刷できる。

試験当日

当日はあいにくの雨。
前日は早めに寝て早起きした。
9時には会場に到着するように家を出た。
AK-69を聴きながら会場へ向かう。(個人的重要事項。)
おすすめは「ロッカールーム -Go Hard or Go Home-」「Flying B」「Ride Wit Us」
何だか背中を押してくれる気がするので、プロ野球選手や格闘家等の登場曲に選ばれてるのも納得。

駅から会場に近づくにつれて同業者らしき人たちが集まってくる。
過去問道場を回しながら会場に向かっている人もいた。

会場着。
受験番号を手がかりに、割り当てられた部屋を探す。
貸会議室でエレベーターの数も少ないのでエレベーター待ちが発生する。
遅い時間だと混雑するだろうし、早めに到着してよかった。

午前振り返り&反省

ここ最近、特に令和4〜5年あたりは初見殺しの問題が多いように感じられたが、今回ではそうでもないように感じられた。DX関連について普段からIPAや経済産業省が出している資料を斜め読みしていたのでデジタル・ガバナンスコード2.0は解けた。
しかし経済学部卒の癖にナッシュ均衡は間違えた_| ̄|○
インバータは車で電気製品を使えるようにするやつ、つまりDC→ACだからエというところまで辿り着けた。
COALESCE関数とファクトテーブルについては午後の過去問で出てきたので抑えておいてよかった。
計算問題で足掻いて終了30分前に退出。

自己採点の結果、56/80
午前は問題なさそう。

午後振り返り&反省

前述の通り、6,10,11は決め打ちなので開始直後2と8の問題を見て財務諸表やら簿記やらの問題が見当らないため2を選択。

①まずは情報セキュリティから解答した。
ゼロトラストは即座に思い浮かんだが、最後の二要素認証が出てこなかったのが悔やまれる。
二要素認証さえ出てくれば満点は狙えた。。

②15分くらいで終えたので次はデータベースを解答。
なんだかんだでデータベースが一番時間が掛かった。ER図の矢印に戸惑うし間違えてる。_| ̄|○

③続いて経営戦略。
物流の2024年問題を取り上げており、とても興味深い内容だった。
問3は「一括委託」しかキーワードを使用していない_| ̄|○

④続いてシステム監査。
絶対にシステム監査は選ぶと決めていたし過去問演習を繰り返してきたので特に難しく感じることはなかった。

⑤最後はサービスマネジメント
問2b,cと設問3の公式解答に全てが委ねられているといったところ。

選択した問題を全て解いて、15分位は余った。
しかし最後の最後まで二要素認証というキーワードは頭の中に浮かびはしなかった。

TAC、大原、ITEC、ITアシスト各社の解答速報による自己採点では65点前後といったところ。
(記述問題の怪しいところはノーカウントとする。)
公式解答次第で59点以下も十分ありうるし、果たしてどうなるやら。

受験した感想

知識や経験に見合った午後の問題選択が重要だと感じました。
たまに「応用情報は基本情報より簡単」という意見も目にすることもありますが、鵜呑みにするのは危険だと思います。
確かに午後はアルゴリズムを選ばなくても済みますし、問2.9.10.11は「国語の問題」やら「文系ハッピーセット」やら呼ばれることが多いですが、それぞれに見合った知識や経験が無いと答えづらい部分もたくさんあります。
特に今回のサービスマネジメントの問題はそう感じられました。
運用保守の経験がなければ問10は選ばなかったでしょうし、プロジェクトマネジメントの経験があれば問9を選んでいたことでしょう。

続く

#受験体験記 #応用情報技術者試験 #情報処理技術者試験 #資格取得 #最近の学び

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