【自己紹介4】音楽家のJimJimQです【音楽遍歴②】

案の定メチャクチャ長くなってしまったので、パートを分けました。
前回の続きなので、読んでない方は前回の記事も読んでいただけると嬉しいです。

中学時代

前回、中学入ったばっかり、音楽に目覚めたばっかりのピュアな少年期の話までしたんですが、ここから恥ずかしい話します(唐突)

PUNKS()時代

IN ROCKのおかげで、すっかりUSのキッズ並みにPOP PUNKにドップリ浸かってたんですが、中学も2年生くらいになると周りの同級生たちでもボチボチ洋楽だったり邦楽だったり音楽に興味を持つ人が増え始め。
とは言っても、ゲームやらマンガやら色々興味をそそられるものが多い時期に、音楽ズップリな子ってそこまで多くはなくて、たまたま同じ部活だった友達が、その所謂音楽大好き人種だったので、自然とそこばっかりとつるむようになりました。
これだけなら、とってもいい話で、実際洋楽の濃い話を、みんなで図書館でロキノン読みながらできて楽しかったんですが、そこはみんな思春期のキッズなので……始まるんですよね、恥ずかしいマウントの取り合いが。

僕が今でも、最も愚かしいと思うもののひとつである、音楽のジャンルやバンドに優劣つけたがるやつです。
当時の仲間内の風潮だと「売れ線っぽいキャッチーな曲とか、MTVみたいなシャバい曲はダサい」みたいな。
そうです、まさにSimple PlanとかSum41みたいな。ボーイズバンドなんて、そもそも論外。
逆に「マイナーだったり、一聴して”キャッチー!”って感じないような、スルメっぽい曲がイケてるし、それの良さがわかるヤツがマジで音楽分かってる」みたいな風潮もあったりして。ブルシット
前の記事で、”ある時期”までSimple Planが一番好きだったっていうのは、この時期ですね。
もちろん、本当に好きで聞いてたし、誰に言われたからって気持ちが変わるワケではないんですが、ちっさいコミュニティの不健全な価値観を基準にマウントを取り合う内に、なんとなく聞かなくなってっちゃいました。

それでも、やっぱりスタートがPOP PUNKだったこともあって、ニッチな方向に進むにしても、そっち(PUNK/HARDCORE)方面で、馬鹿にされない()アーティストとかを漁るように。

当時は、Amazonもそんなに普及してなかったので、隣町のHMVまでチャリで片道40分くらいかけて輸入盤CD買いに行ったりして。

00年代のPOP PUNKの次にズップリハマったのが、EpitaphとFAT WRECK CHORDSでしたね。まぁ、流れとしては順当すぎる。
中でも、Simple Planの次にハマって、僕の人生観をゴッソリ変えたといっても過言ではないバンドがBad Religionです。今でも世界で一番好きなバンド。
Bad Religionだけで余裕で3記事くらいかけるし、なんなら中学の自由作文のテーマをGreg Graffin(BRのフロントマン)で書いたくらい。本当に当時の僕のスターでした。

なぜ、こんなにもBad Religion(Greg Graffin)に心酔したかっていうと、結構しっかりした理由があって。
これを説明するためには、”僕がミュージシャンになろうと思ったきっかけ”を話す必要があります。時系列前後しますが。下書きをしない弊害でちゃったなぁ……

音楽で食っていきたい

愚かな音楽マウント合戦をする前。一人で平和に洋楽を聞き漁ってた時代。
僕が、よくレンタルしに行ってた近所のCDショップ、DVDも当たり前に取り扱ってたんですけど、謎に洋楽アーティストのDVDのラインナップが充実してました。
それで、DVDもちょいちょい借りてライブ映像とか見てたんですが、その時にみたblink-182のライブ+ツアードキュメンタリーの内容が衝撃で。
「大人なのに働いてない…!!アメリカ中をバスで旅行しながら、毎日友達と遊んでるだけやん!!」
マジで衝撃でした。羨ましすぎた……
中高一貫のそこそこな進学校に通ってたんですが、入学するためにそれなりに中学受験頑張ったんですね。それなりというか、勉強の頑張りで言うと自分の中では人生最初で最後レベル。
その反動?もあって、中学入学した時点で将来働きたくない欲・頑張りたくない欲がすごかった。
しかも、進学校だから、中学入学するやいなや、「京大・東大に入学するために…!!」みたいなマインドを先生とか学校から強いられる。
今でも忘れない、中学1年生の数学の授業で、いきなり帰納法やらされて。んなもん分かるかっていう笑
その時から、僕は一生数学が嫌いです。

そんな背景もあり、DVDで見たblink-182のメンバーがひたすら楽しそうで羨ましくて憧れた。
もうその時には、音楽大好きだったのもあり「将来は絶対ミュージシャンになるんや」って心に誓いました。なんて不純
それで、中学1年生か2年生くらいの時にギターも買ってもらい、練習するんですが、ここで悩みます。

当時はロックといえば、PUNK系統のパッと見治安悪い感じのものしか知らなく(POP PUNKとか実際は全然そんなことないんですが笑)、かたや自分は、世間から見たら、中学受験も成功して、どう見てもエリートコース。
特に裕福な家庭ではなかったんですが、通ってた学校はお金持ち学校というほどではないにしろ、明らかな進学校でお医者さんの息子が多かった。

「これじゃ、ロックなんてできねぇよ…お勉強できるヤツがパンクの真似事したら、治安悪いお兄ちゃん達に笑われちまうよぉ…」
と、よくわからない子供ながらの悩みを抱えてたところに出会ったのがBad Religionでした。

Bad ReligionのフロントマンのGreg Graffinは大卒どころか、博士号を2つもってて(たしか)、それなりの大学で講師までやってる超インテリ。
しかも、スタイルもファッションもただのおじさん()。
なのに、実際の曲もライブもハチャメチャにカッコいいし、それこそ治安悪い感じの後輩バンドのみなさんにもめちゃくちゃ尊敬されてる。

今となっては、アメリカの選挙制度も、日本の与党の名前も言えねぇ奴が見た目だけ派手にして政治の事歌っても何も響かないし、それならRage Against the Machineが世界に不条理を訴えかける方が100倍カッコいいなってわかるんですが、当時の僕からしたら「お勉強できるヤツがロックやってもいいんだ…!!」ってマジで衝撃でした。

これは、あくまできっかけで、そっから曲やら歌詞やら掘れば掘るほどカッコよくて、どんどんBad Religion大好きになっていきました。

Bad Religionの曲、大好きな曲無限にあるんですが、その中でも1曲選べって言われたら確実にこの曲っていうのが「PUNK ROCK SONG」です。
これは、本当に僕のアンセムで中学生から今まで、人生で一番の曲です、ずっと。
歌詞も曲も最高過ぎる。こんなん多感な中学生の時に出会ってしまったら人生間違えるよね、どう考えても。

コンペやったり、K-POP大好きだったり、HipHopばっかり書いてたり、こんな今でも気持ちだけはずっとPUNKSです。

もうこの記事、タイトルBad Religionじゃん……
目次の意味なくて草ですわ。
EpitaphやらFAT WRECK CHORDSやらのバンドについても書きたかったんですが、あくまで”音楽遍歴”ということで、それはまた別記事で。。。

次は、ギター小僧&バンド組むよ!編書きます。


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