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【体験記23】私が飲んでいた抗うつ薬について

うつ病を克服した元大学教員、心と体の保健室J.C.A新潟支部代表のメンタルセラピストじめちゃんです。


ここでは私のうつ病体験談を投稿しています。


うつ病発症、再発、回復と断薬、そしてその後の出来事について書いていきます。


何か1つでもうつ克服のヒントになることを願って。



ここからが本日の投稿になります↓



「薬の量を元に戻します」




精神科を受診し、


1ヶ月の休職と言われ、

診断書を書いてもらいました。




そして薬の量も

初回に発症した時と同じくらいの量に戻りました。




うつ病再発前は薬の量も最小限になっており、

サインバルタという薬(30㎎カプセルを1つ)

しか飲んでいませんでした。




しかし、この時は




サインバルタに加え、




リフレックスという薬も処方されました。




実は以前にもリフレックスを服薬したことがありました。




しかし私とは相性が悪く




服薬により

日中は仕事にならないくらい

フラフラすることが多かったため

別の薬に変えてもらったことがありました。




私にとっては強い薬で、

1錠で飲んでみても半錠に減らして飲んでみても結果は同じでした。




処方から1週間ほど飲んで様子を見ましたが




やはり今回も相性が悪かったため、


その後

トラゾドンという薬(最大で3錠服薬)に

変えてもらいました。




サインバルタは量の増減こそあるものの、

初回発症からずっと飲み続けていた薬です。




この薬は

再発前に飲んでいた量の

2倍(30㎎→60㎎)に増えました




そしてさらに




不眠が続いていたため

ニトラゼパムという睡眠薬も処方され、

1錠服薬していました。




「気分の浮き沈みが激しい」

と主治医に相談してからは




さらに、




アリピプラゾールという薬が1錠加わりました。




再発時に飲んでいた薬は

最大4種類でカプセル2つと錠剤5錠の

計7つでした。




ここからは私が服薬をして感じたことを書いていきます。

※専門的な内容ではないので、一個人の感想だと思って参考程度にお読みいただければ幸いです。




ニトラゼパムを飲むと

飲んだその日から

ぐっすり眠ることができるようになりました。




サインバルタやトラゾドン、アリピプラゾールを飲んでいても

これといった効果を実感することは

ほぼなかったように思います。




そんな中、

唯一薬が効いているのかなと思った時がありました。




それは

大学で実験をしている時でした。

(うつ病再発前の話)


私はヒトを用いて皮膚の上から筋肉や神経を弱い電気で刺激したり、皮膚の上から筋肉を弱く叩いたりして刺激を与えた時に出現する反射を調べる実験を行っていました。


私が被験者として実験に参加した時にあることが起こりました。



それは



正常なヒトでは出てこない反射のようなものが記録されたことでした。

→この時はサインバルタという薬だけを飲んでいました。



もしかしたら

抗うつ薬が脳に何らかの働きをしているために出現した反射なのかもしれませんが詳細は分かりません。



この反射を見た時、

そして薬を飲んでいる私にしか出現しなかった反射だったことから、


「薬が何かに効いているのかもしれない」


とは思いました(それが何かはわかりませんが)



また、アリピプラゾールを飲んでからは

副作用のようなものを感じることがありました。

(こちらはうつ病を再発し、ある程度元気を取り戻してきた頃の話)




それは無性に食欲が出たことです。




夕方にとんかつ定食を食べたのに

急にラーメンが食べたくなって食べるのですが、



食べてもまだ食欲が満たされず


お菓子を食べたりする日が何回か出てきました。




後で調べたら、


副作用の1つに食欲増進

が入っていることが分かりました。




そのせいかどうかはわかりませんが、

うつ病を再発してから過去最大に太りました

(体重が74 kg→84 kgになった)




またアリピプラゾールを飲まなかったときには、

体が鉛のように重くなりました




おそらくこれは

離脱症状というものでしょうか。




そのことを主治医に話したら


「薬を抜いたからその症状が出たのだ」


と言われ、服薬を促されました。




服薬を再開したら、

症状はおさまったようでした。




ここまでが薬を飲んでみての感想です。




まとめると、


睡眠薬(ニトラゼパム)は効果をすぐに実感できましたが、


他の薬(サインバルタ、トラゾドン、アリピプラゾール)では

「うつ病の症状が和らいだな」という実感はあまりありませんでした。


ただ、普通は出てこない反射のようなものが見られたことから、

脳に何らかの働きはしていたのかもしれません(それが何かはわかりませんが)


もしかしたら気付いてないだけで、うつの症状のどれかが和らいでいたのかもしれませんね。


また服薬を中止すると離脱症状が出る場合もあります
→これはうつ病の症状ではなく、薬を抜いたことにより起こる症状です。


そして

自分に合わない薬があるときは主治医に言えば変えてもらえる

ということも分かりました。


以上がまとめになります。



薬の話は断薬編の記事でも触れています。

よろしければご覧ください。


あくまで私個人の感想なので、

薬に関しては薬剤師さんやお医者さんに必ず尋ねるようにしましょう。


ご参考までに。




話は戻り、精神科で

・うつ病のため1か月の休養をする


・薬を飲みながらの自宅療養をする


ことを決め自宅に戻りました。




そして次の日、

教授と休職に関する話し合いをしに大学に行きました。




そこで決まったこととは…(続く)



私が所属する国際メンタルセラピスト協会では【自分の「うつ」を治した精神科医の方法】の著者宮島賢也精神科医が考案した『これからの新しい形のカウンセリング』であるメンタルセラピーを面談、Zoom、メールなどの形式を用いて行っております。

また、東京(またはオンライン)で定期的にメンタルセラピスト養成講座の説明会も開催しております。ご参加をお待ちしております。

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