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【体験記44】思い切って退職願を出す

うつ病を克服した元大学教員、心と体の保健室J.C.A新潟支部代表のメンタルセラピストじめちゃんです。


ここでは私のうつ病体験談を投稿しています。


うつ病発症、再発、回復と断薬、そしてその後の出来事について書いていきます。


何か1つでもうつ克服のヒントになることを願って。



ここからが本日の投稿になります↓



「もう一度教授に退職の話をしよう」




自殺を考えてから2週間ほど経過した頃。




周りの支えもあり、もう一度自分が決めた道で生きるため

退職の話をすることを決めました。




しかし、




教授と2人で話し合っても結果は同じです。



教授には

「このまま話し合っても平行線をたどるだけ」


と言われていたので。




そこで、退職の話をする直前に精神科に行き、

「復職不能と一筆書いてください」


と主治医に頼んでみましたが、


「診断書は出せるが、それはできない」


と断られてしまいました。




「その代わり、




今後も働き続けたとしても再発を繰り返す可能性は高いという私(主治医)の見解と、


あなたの研究者(教員)、博士の学位はもう望んでいないという意思は伝えていい」


と言われました。




切り札は絶たれましたが、診断書をもらい大学に行きました。




この日大学では

私、教授、事務方の3者での話し合いがありました。




90日の病気休暇が残り1ヶ月で終わるため、


休職するか復職するかのどちらかを決める


ために話し合いました。




診断書には


自宅療養が必要と書いてもらっていたので

復職という選択肢はありません。




なので休職する運びになりますが、

私は休職せずに辞めることをすでに決めていました。




「どうやって辞める話をしようか?」




悩んで1つの方法を実行することを考えていました。




それは、




3者の話し合いの中で

退職願を教授に渡すということ。




休職の手続きを進める前に私は、




「休職せずに大学を辞めさせてください」


と言い、


事務の方が見ている前で教授に退職願を差し出しました。




その後は過度の緊張で

ほとんど何も話せませんでした




教授も事務の方も驚いていたようですが、

とりあえず退職願は受け取ってもらえました




ただし




退職は一旦保留になり、休職するということになりましたが。


とりあえず退職願は出せたので、正直スッキリしました。




家に帰って久々にホッとした感覚があったことを覚えています。




「これで新しい一歩を踏み出せる」


そう思い次の日に東京に行きました。




なぜ東京かというと、




メンタルセラピスト養成講座の最終講義と

セラピストの認定を受けるためです。




実はこの3日前にサインバルタを断薬し、

すべての薬の断薬が完しました。




「ベストなタイミングで認定が受けられる」




そう思い、期待に胸を膨らませて

いざ東京へ…(体験記46へ続く)



私が所属する国際メンタルセラピスト協会では【自分の「うつ」を治した精神科医の方法】の著者宮島賢也精神科医が考案した『これからの新しい形のカウンセリング』であるメンタルセラピーを面談、Zoom、メールなどの形式を用いて行っております。

また、東京(またはオンライン)で定期的にメンタルセラピスト養成講座の説明会も開催しております。ご参加をお待ちしております。

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