【12/21(水)14:30〜】なぜ私たちは学び続ける必要があるのか?「リスキリング」という言葉に惑わされないために(キリンホールディングス株式会社・吉野 桜子×東京都市大学・岡部 大介)#WORKandFES2022
こんにちは。
本日はWORKandFES2022で行われる「リスキリング」をテーマとしたトークセッションのご紹介です!
新語・流行語大賞にノミネートされるなど、2022年のホットワードとなった「リスキリング(学び直し)」。急速な社会の変化や、コロナ禍が後押ししたDXの推進などを背景に注目を集めましたが、その語り口はまだ断片的で、考察の余白を多く残していると言えます。そこで今回は、“新規事業立ち上げ”の事例と“遊び”の事例を通して、この言葉の可能性を探ります。
当セッションでは2名のゲストスピーカーをお招きし、「学び」という言葉を解きほぐし、企業がどのように制度設計をしていくべきかについてお話いただきます。登壇してくださるのは、キリンホールディングス株式会社 ヘルスサイエンス事業本部の吉野桜子さんと、東京都市大学 メディア情報学部教授の岡部大介さんです。
吉野さんはキリンビール株式会社でマーケティングを担当後、2015年にクラフトビールブランド「スプリングバレーブルワリー」を立ち上げました。これまでのビールとは全く違った味わいを作るため、大手飲料メーカーの常識にとらわれない発想でチームを作り、実店舗の立ち上げ、商品開発を経験。ビール市場に新たな風を吹き込み、国内のクラフトビールブームを後押ししました。そんな新規事業が誕生したきっかけは、なんと同僚との「酒場巡り」だったそうです。社内のビール好きによる「ビール談義」がどのように新規事業の立ち上げにつながっていったのでしょうか。「自分自身ゼロから学びながら立ち上げた」という当時の様子を振り返っていただきます。
そんな吉野さんの新規事業立ち上げまでの経緯を「遊びと学びがつながったおもしろい事例」だと話すのが岡部大介さんです。岡部さんは「遊び」や「ファンカルチャー」をキーワードに研究・執筆を行う気鋭の研究者。研究活動と並行して、企業と連携し組織開発や人材育成にまつわる調査などを行なっています。岡部さんは組織内に「学び」を生むためには「コミュニティ」の存在が重要だと強調します。では、コミュニティが生まれ、「学び」を根付かせていくためにはどんな制度設計が必要なのでしょうか?
学びと遊び、個人とコミュニティ、オタクとアマチュアなど、さまざな観点から組織の「リスキリング」について語っていただきます。
ぜひ、お楽しみに。
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※本セッションは、「WORK and FES 2022」の企画コンテンツのひとつです。詳しくは下記のリンクからご覧ください。
『WORK and FES 2022』公式サイト
WORK and FES 2022 イベント概要
スピーカー
吉野 桜子
キリンホールディングス株式会社 ヘルスサイエンス事業本部 ヘルスサイエンス事業部企画グループ 主務
2006年キリンビール株式会社入社。入社2年目からマーケティング部にて新商品開発に携わる。20代の終わりに手製の紙芝居で当時のキリンビール社長に直談判しスプリングバレーブルワリー株式会社と直営店を立ち上げた。2021年同ブランドの家庭用市場展開を開始後、キリングループ全体の価値創造、特にヘルスサイエンス事業に携わりたいと自ら手を上げ、2021年10月からキリンホールディングス株式会社経営企画部、2022年4月からヘルスサイエンス事業部にて経営企画に携わる。
岡部 大介
東京都市大学 メディア情報学部 教授
東京都市大学メディア情報学部社会メディア学科教授。横浜国立大学教育学研究科助手、慶應義塾大学政策・メディア研究科講師(特別研究教員)を経て、2009年4月東京都市大学環境情報学部情報メディア学科専任講師、2012年4月より同准教授、2013年4月より現職。著書に『ファンカルチャーのデザイン:彼女らはいかに学び、創り、「推す」のか』(共立出版)、『デザインド・リアリティ:集合的達成の心理学』(北樹出版)、『オタク的想像力のリミット』(筑摩書房)など。
稲垣 佑馬
株式会社SmartHR マーケティンググループ
大学卒業後、イベント制作会社にて官公庁や新聞社のカンファレンスなどオフラインイベント企画運営に従事。その後、マーケティング支援を主軸にした企業に入社し、営業のマネージャーとして、外資系企業やスタートアップ企業を中心にその商品・サービスの価値創造を行い、オフライン・オンライン問わず多様なマーケティング戦略立案・企画制作の経験を積む。2022年よりSmartHRに参画、SmartHRの価値発信に携わる。