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2021夢日記 母親交換祭り ji-jyo 9月23日

僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢は何とも奇妙な展開だった。

始まりは真っ暗な山奥にいるところからだった。

僕は大勢の人達の列に混じって夜の山の中を歩いていた。先頭には大きな松明を持った法被姿はっぴすがたの案内人のような人がいた。

しばらく山道を進むと山の中腹に少し開けた場所が姿を現した。広場の中央には大きな炎が焚かれ、まるでキャンプファイヤーのような光景だった。

しかし、列を作って歩いていた自分たちは広場に入ることは出来なかった。広場の周りにはぐるっと1周、しめ縄のようなもので結界が張られていて、それ以上入ることは出来ない。どうやら僕は大勢の人たちに混じった観客のようだった。

しばらくすると左の方から中央の炎に向かって親子連れの列が歩いてきた。よく見ると母親に手を引かれた子供が一組になっている列のようだ。
少し遠くてよく見えないが、子供を連れている母親たちの表情はみな暗く、子供たちはほとんどが泣いているようだった。

続けて右側の方からも別の列が現れた。そちら側の列には子供は見当たらない。歩いてくるのはみんな成人の女性たちのようだ。ただ、見るからに擦れたというか一見するとあまりよろしくはなさそうな女性たちばかりのようだった。

これはいったい何なんだ? お祭りというにはちょっと異様な雰囲気だ。どちらかというと何かの儀式のような。不思議に思いながらその光景に見入っていると先ほどの法被姿の案内人が松明を中央の燃え盛る炎に投げ入れた。

それを合図に両方の列の先頭にいた一組が炎の前に出てきた。右側のあまりよろしくなさそうな女性はすんなりと出てきたが、左側の子供連れはなかなか足が進まない。手を引かれている子供は必死に抵抗しながら大きな声で泣き出した。

『嫌だよー! ねえお母さん!』

それに応える母親も大きな声で必死に謝ってる。

『ごめんねー! 本当にごめん。 でもどうしよもないのよー!』

そう言いながら無理矢理に手を引かれた子供は右側の女性に受け渡されてしまった。泣き叫ぶ子供の手を強引に引っ張りながら受け取った女性は奥の暗闇に消えて行った。

子供を渡し終えた母親はその場に泣き崩れ、法被姿の案内に手を引かれその場を後にした。

その後も次々に同じように子供が受け渡されて行く。なんて惨い光景なのだろう。これはいったい何なんだ。何でこんな奇祭のようなものを見せられているのか。もうこれ以上は見たくないと祭りに背を向けたところで今日は目が覚めた。

意味がわからない。わからないが、とにかく気分が悪いと言うのは確かな夢だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 8月夢日記 ~ji-jyo~】


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