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2022夢日記 簡単すぎるかくれんぼ ji-jyo 1月30日
昨日の夢はなんともくだらないゲームをさせられる展開だった。
始まりはまもなく結婚を控えた夢の中の嫁と新居を探しに建売住宅の内見に来ているところからだった。
いろいろ見回った最後に行き着いた家は珍しく縦長の4階建ての家だった。
何なんだこの家は。無駄に縦長で住むには何とも不便そうだ。でも…。何だかとてもお洒落な造りだ。そして妙にそそられる。隣を見ると嫁もまた同じように感じているような表情をしている。ここかもしれない。いや、きっとここが僕たちの新居に相応しい。よし。内見をしたらもうここに決めよう。
2人で阿吽の呼吸を終えた後いざ中に入る。すると中から他の人達の声が聞こえてきた。
『あら!? もしかしてライバルかしら? 残念だったわね。この4階建ては私たちが買おうと決めかけているのよ。なんたってこっちはもう5回も内見をしているのだからあなたたちには譲れないわ。』
『はあ。そうなのですか。でもまだご契約はされてないのですよね?』
『そ、そりゃあ契約はまだよ。で、でもこの5回目の内見が済んだらとうとう契約をしようと思っていたところで…。』
『では僕らにもまだチャンスはありそうですね。』
『まあ! なんてふてぶてしいの! いいわ。じゃあ勝負よ。あれよ。かくれんぼ! この家でかくれんぼして私たちを見つけられたらこの家をあなたたちに譲ってあげてもいいわ。まあ無理でしょうけど!』
『いいですよ。やりましょう。』
『絶対見つけられないんだから! だってこっちはもう5回も内見をしてこの家のことは知り尽くしているんだからね! じゃあ1分たったら見つけてみなさいよ!』
何だこの展開は。まあいい。いくらこの家を知り尽くしていたところでたかだか一軒屋のどこに隠れたって見つからない訳がないだろう。果たしてそこまでして本当にこの家が欲しいのかは疑問になってきてはいるが、それは別として何だかこの勝負にだけは負けたくない気持ちが芽生えてきた。
そんなことを考えているとあっという間に1分が経ち家の中に相手の家族を探しに行く。向こうは旦那さんと奥さん、そして小学生くらいの女の子が一人だったな。そう言えば全員見つけなくてはいけないってことだよな。みんなバラバラに隠れているのだろうか。それならちょっと面倒くさいような気もするけど。
どこから探そうか。とりあえず4階まで上って上から順に探そうと思い階段を上って行くと2階には何ともお洒落なキッチンがあった。
んー。お洒落と言うか変わってると言った方が正しいだろうか。そのキッチンのコンセプトは一言で言えばまるで宇宙船をイメージして造られたようなどこか近未来的な造りだった。
『このキッチン面白いね。』
かくれんぼのことをそっちのけでそんなことを話していると、キッチンの奥の方から何か声が聞こえた気がした。
あれ? もしかして誰か2階に隠れているのかな。ほらね。こんな家でかくれんぼなんて隠れる側が圧倒的に不利に決まってるんだよ。
ゆっくりと奥のほうに進んで行くとさすがにもう話し声はしないが、間違いなくこの先にいるようだ。
またまた変わった造りだが、キッチンの奥には何故か寝室が一部屋隠されていた。中に入ると隠れられそうなところは大きな引き戸式のクローゼットがある。ここだ。間違いない。
『ここかなー。まさかこんなわかりやすいところにはいないかなー。』
わざと大きな声を出しながらクローゼットの取っ手に手をかける。いよいよ開けて見ようと力を込めるが何故か開かない。すると中から、
『い、いないわよ! こんなところに隠れるはずないでしょ! バッカじゃないの!?』
往生際の悪い奥さんの声が聞こえてきたところで今日は目が覚めた。
変な夢だった。面白い家だったけど実際住むには不便そうだし、もし住むならもっと実用的に優れている家の方がいいなと思う朝だった。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
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