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2021夢日記 ひどい後悔と火炎放射器 ji-jyo 4月8日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは最後にご紹介しておきます。

昨日の夢はひどい罪悪感と後悔に襲われる悲惨な展開だった。

始まりはどの街でもよく見かける一般的な市営住宅にいるところからだった。

僕はまだ中学生くらいで、同じ団地に住む何人かの友達と、敷地内で遊んでいるところだった。

『これで最後だよな。こうしてみんなで遊べるのも。』

友達の一人がそう言った。

『そろそろ時間だよね。』

他の友達はそう言った。

それを聞いた僕は、自分でも驚くほど心臓の音が聞こえるくらい激しく緊張していた。これから何かが始まることは間違いないらしい。

そこへ1台の白いワンボックスカーが到着した。
その車は見るからに不自然で、ナンバープレートも付いていなければ、フロントガラスも含め、全てのガラスが真っ黒なフルスモークとなっていた。

明らかに異様な車から降りてきたのは、真っ黒な軍服に身を包み、顏ですら真っ黒なマスクで覆われた、いわゆるテロリストのような男だった。

男がトランクのドアを開けると、みんなが一斉に集まり出す。

車の中には一見すると、少し大きめの真っ赤な消火器のようなものがぎっしりと詰まっていた。

その道具をみんな1人1個づつ持ち出して行く。僕も遅れを取りながら車に残っていた道具を手にした。

それでもまだ、これから何が起こるのか、これから何をするのか僕にはわからなかった。

僕達が全員その道具を持ったことを確認すると、テロリストのような男は白いワンボックスカーに乗り去っていった。

それを合図にみんなは一斉に散らばる。僕はまた遅れを取りながら近くの友達に質問した。

『これ。何に使うの?今からどうするの?』

『お前!こんな大切なこと忘れちまったのかよ!これが俺たちのミッションだ!いいか!よく見ておけ!!』

そう言って友達は住宅の花壇に向けて持っていた道具を使った。
使い方はまるで消火器と変わらなかった。
しかし、その道具から放たれたものは消化剤などではなく、激しく燃え上がる炎だった。

僕が驚いていると、

『何やってんだ!早くやれ!お前の家の前が担当だろ!!』

そんなことを言われたとき、なんとなく思い出した気がした。
確かに僕らはこのテロのような行為を計画していた。でもなんの目的でと言うことは思い出せなかった。
ただ間違いないのは今更、引き返すことは出来ないということだけだった。

僕はとにかくいろいろ考えるのはやめて、この異様な光景に包まれながら、みんなと同じように住宅に向かって道具の引き金を引いた。

その道具から放たれる炎はやけに引火性が高く、少し使っただけでも、瞬く間に炎が周りに広がっていく。

地獄絵図だった。次第に辺りは悲鳴や叫び声で溢れ返った。

気付くと僕は消火器ではない火炎放射器を抱えたまま走り出していた。

住宅の敷地内から飛び出し、行くあてもないまま、救助に駆け付ける人々の波に逆らうように。

泣きながら走った。もう走れないほどの全速力で。
なんで。なんであんなことしなくちゃいけなかったんだ。取返しのつかないことをした。ひどい罪悪感と後悔に押しつぶされそうになるところで今日は目が覚めた。

嫌な夢だった。でも夢で良かったと思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。

今日は幸せな夢を見れるといいな。


【2021 3月夢日記 ~ji-jyo~】


【2021 2月夢日記 ~ji-jyo~】

【2021 1月夢日記 ~ji-jyo~】


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