2021夢日記 宝くじ配りおじさん ji-jyo 12月17日
僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。
昨日の夢は自分も含め変わった人が登場する展開だった。
始まりはどこかホームセンターの駐車場にいるところからだった。
あまり人気のないお店なのか、それとも時間帯によるものなのかはわからなかったが、駐車されている車はポツンポツンと少なく肝心の店内にもお客さんはあまりいないようだ。
そんな場所で僕は手に大量の宝くじを持ち駐車場内をウロウロと歩き回っていた。
『おじさん! 宝くじちょうだい!』
『はいよ。君にも幸運が訪れますように。ほら30枚持っていきな。』
『やったー! ありがとう!』
近寄ってきた少年に宝くじを渡し幸せを願う。どういうわけか僕は無償で宝くじを配っている変わったおじさんだった。
その後また駐車場内を歩いていると、今度はボロボロの古いワゴン車が凄い勢いでこちらに迫って来た。
『おじさん! まだ余ってるかい?』
『もちろん。まだたくさんあるよ。』
『間に合って良かった! さあ、ひとまず車に乗っておくれ。』
現れたのは破れたニット帽に半纏姿のお婆さんだった。
とりあえず言われるがままに錆びついた後部座席のドアをスライドさせて車に乗り込む。
車内は…。ひどい荒れようだ。使い古された服が散乱し食べ終わったゴミをやペットボトルを詰め込んだ袋がところどころに転がっていた。これはどう見ても典型的なずっと車で生活している人なのだろうとすぐにわかった。
『ミャー。』
いろんなことが頭を駆け巡る中、突然ネコの鳴き声が聞こえてくる。
『こら。トラ。お客さんに迷惑かけるんじゃないよ。』
トラと呼ばれる茶トラのネコはシートの狭い隙間から姿を現すと僕の横に座りゴロゴロ言い始めた。とても可愛いネコだ。でも…。この子もずっと車内で生活しているのだろう。だいぶ汚れていてとても飼われているネコとは思えないほど獣の臭いを放っていた。
『お婆さん。今日はこれで最後だから全部持っていきな。今回はぜひともお婆さんに幸運が訪れますように。』
『全部くれるのかい? これはこれは楽しみで仕方ないよ!』
僕が持っていた100枚以上ある宝くじを全部渡すとお婆さんはこれでもかと言ううくらいの大きな笑みを見せてくれた。笑った口元はところどころ歯がないところが痛々しかったけど。
車を降りて新しく宝くじを手に入れよう。そう思い立ったあたりで今日は目が覚めた。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
【2021 11月夢日記 ~ji-jyo~】
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