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2022夢日記  田んぼの中の小さな神社  ji-jyo 1月6日

昨日の夢はまるでおとぎ話の世界のような展開だった。

始まりはまさに田舎と言った田んぼに囲まれたあぜ道ぶらぶら歩いているところからだった。

特にやることもなく退屈な気持ちで歩いていた。目的も何もなかった僕はそろそろ帰ろうかと思い始めた頃、前方に不思議なものを発見した。

ある田んぼの淵に少し小さめの真っ赤な鳥居が建っている。田んぼの中に鳥居があるなんて何だか不思議な光景だ。

目の前まで行ってみると少しかがめば何とか通れるほどの大きさだった。
とは言ってもくぐってみるには田んぼの中に足を踏み入れることになる。
見るからにぬかるんでいるし、人様の田んぼに勝手に入ると言うのはいかがなものかと少しの迷いは起きたものの、どうしてもくぐってみたいという衝動に勝てる気はしない。

周りの様子を伺いながら誰もいないことを確認してそうっと鳥居をくぐってみた。予想どおり足元はぬちゃぬちゃとして気持ちが悪かったが、くぐり抜けた瞬間、信じられないことが起きる。

さっきまで一つしか建っていないかったはずの鳥居の先にもう一つ赤い鳥居が目の前に現れる。しかも今度は今くぐった鳥居より一回り小さい。

どういうことだろう。こんなことがあるものだろうか。でも確かに目の前にまた鳥居がある。これは…。くぐってみるしかないだろう。さっきより少し小さめの鳥居をくぐる為に更に体を縮めて何とかくぐり抜ける。

かなり窮屈ではあったが次も無事にくぐり抜けることは出来た。するとどうだろう。ちょっとは予想していたがやっぱり新たな鳥居が目の前に姿を現した。しかもまた一回り小さくなって。

さすがに次は体を縮めたくらいではくぐり抜けられそうにない。ただ。匍匐前進すればきっと通り抜けられるだろう。でも本当にやるのか? この不思議な鳥居をくぐりたい気持ちは大いにあるが、さすがに匍匐前進となると足元だけにとどまらず全身泥だらけになってしまいそうだ。

でも…。こんな面白い現象を前に泥だらけになることくらい覚悟を決めなければもう二度と出会えない経験のような気もしてきた。よし。行こう。くぐってみよう。決意を固めいざかなり小さくなった鳥居をくぐりぬけた。

泥が跳ね全身どころか顔中も泥だらけだ。くぐったはいいものの目の前がよく見えない。もし泥を拭って目の前にさっきよりももっと小さな鳥居が現れたらさすがにもう進めないだろうと思いながら顔の泥を拭って目を開けた。

そこに現れたのは鳥居ではなくまるで小さなジオラマのような、それでいてとっても精巧に作られた小さな神社だった。

何だこれは? いったいどうなっているんだ? 驚きと戸惑いを隠せない状況でただただ小さな神社を見つめていると、本堂の中からまるで伊之助のような頭だけ狼の狼人間のようなものが出てきたところで今日は目が覚めた。

まさに、THEおとぎ話的な夢だった。夢の中とは言え田んぼに入ったのは何十年ぶりだろうとか思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。

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