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2021夢日記  暗黙のルール  ji-jyo 12月20日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢はまるで別の世界に迷い込んだような悲惨な展開だった。

始まりは会社のオフィスにいるところからだった。

自分がいる部署は小さな部屋で、なおかつ僕の席は窓際族と呼ぶに相応しい隅っこの方だった。

周りには数人の社員がいたが、みんなどこか暗く重い雰囲気で誰一人として口を開く者はいなく、ただ黙々と自分の仕事に集中していた。

そんな中、僕の仕事と言えば… 何故か折り紙を折り続けることだった。
どうしてそんなことをしているのか、これが意味のあることなのかはわからなかったが、そんなことは関係ない。だってこれが僕が与えられた仕事だったからだ。

しばらくすると入り口のドアが開き部長と呼ばれる上司がやってきた。

『おはようございます。』

みんなそれぞれ挨拶をするものの部長は特に挨拶を返すことはなく自分の席に着く。席に着くなりご自慢のゴルフバッグからパターを取り出し磨き始めた。

重苦しい雰囲気が続く中一人の社員がトイレに立った。時間差でパターを持った部長もトイレに向かったようだ。僕は相変わらず折り紙を折り続けている。

しばらくして部長が戻ってきた。パターを持って出て行ったはずなのに何故か戻って来た部長の手にはパターはなかった。そして先に出て行った社員は何故か戻ってこない。トイレに行ったわけではなかったのだろうか。

それからも延々と折り紙を折り続けていたが、自分もトイレ休憩に入ろうと席を立った。

トイレの中に入るとそこには衝撃の光景が広がっていた。

さっきだいぶ前に出て行った社員だ。頭から血を流して倒れている。いや。もはや死んでいるようだ。

僕は慌ててスマホを取り出し119に電話をしようと思ったがどうやらデスクにスマホを忘れてきてしまったようだ。慌てて戻ろうとしたとき別の社員がトイレに入って来た。

『どうしたの?』

『いや、どうって…。あの、中で人が死んでるみたいなんだ。だからえっと、まず救急車を…。』

『ああ。大丈夫だよ。もうすぐ清掃のおばさんが片付けてくれるから。それに君。そんなことしたら君も部長にやられちゃうよ。』

『えっ?』

そんな衝撃的な言葉を聞いたあたりで今日は目が覚めた。

殺してもよくて殺されても仕方なくてそれが日常で当たり前のような世界。そして仕事は折り紙を折り続けること。全く持っておかしな夢だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 11月夢日記 ~ji-jyo~】


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ji-jyo
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