2021夢日記 刑事とバイクと衝突 ji-jyo 4月2日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは最後にご紹介しておきます。

昨日の夢はいろいろ場面の入れ替わりが激しくて、まとまりがない感じだったけど、印象深いところをピックアップしていこうと思う。

始まりは知らない土地を乗用車で走行しているところからだった。

走行中に道路の標識に目を向けるとそこには【みちのさわ】と書かれていた。

しばらく真っすぐな道を走っていると、前方の対向車線にフルフェイスを被った男が真っ赤なバイクでこちらに向かってきた。

そのバイクは、まだしばらく距離がある状態のときから、いきなり蛇行運転をし始める。その幅は大きく、何度もセンターラインを飛び越えていた。
まるで少し前に話題になっていたひょっこり男のバイク版といったところだった。

そろそろ真っすぐ走ってくれないと接触しかねないと思いつつも、僕は慎重になることはなく、どちらかと言うと、あの蛇行運転には屈しないという訳の分からない対抗心を燃やし始めた。

いよいよ減速をするか、どちらかにハンドルを切るか、いずれにせよ何かしらの対処をしないと危険となる距離までバイクが迫ってきた。

それでも僕は、来るなら来いよと言わんばかりに何一つ変えることなく走行し続ける。それに応えるように赤いバイクは蛇行運転どころか、真正面からこちらの車に突っ込んでくる。

このままでは衝突だ。でも、もし仮にそうなったとしてもこちらは車。相手はバイクだ。どう考えてもこちらに分がある。

この期に及んで僕は、まだ訳の分からない対抗心を燃やしていたが、それは相手も同じようだ。

どちらも引くことなく、とうとう正面衝突する瞬間、目の前はスローモーションになる。
はっきりと相手のフルフェイスが目に入る。さすがに表情は読み取れない。

僕はその瞬間でさえ、

《なんで避けないんだよ。ひょっこり男はギリギリで避けるのがお約束でしょ。》

などと、全く危機感のないことを考えながらついに車とバイクは正面衝突してしまった。
凄まじい衝撃音。ぶつかった反動でフルフェイスの男はゆっくりと宙を舞い僕の車の上を通過していった。
僕もシートベルトは着けていたはずなのに、大破したフロントガラスから前方に投げ出された。

気付いた時には車からだいぶ離れた場所に立っていた。しかも無傷で。
しかしそれはあちらも同じようで、振り返ると遠くの方にはフルフェイスを被った男が無傷のまま立っていた。

そしてフルフェイスの男はゆっくりとこちらに歩いて近づき、残り数メートルのあたりまで来て、持ってきたバイクのキーをこちらに投げて去っていった。その時、何故か僕は勝ったのだという意味の分からない感情が芽生えていた。


そのあと、その事故についてどうなったのかはわからかったが、僕はいつのまにかサービスエリアのような数件の飲食店が連なるところにいた。

そこには何故か1件だけ、客が全く入っておらず、悲壮感漂う店主が頭を抱えてうなだれている店があった。

僕は不憫に思い、その店でラーメンを食べることにした。

『あの、やってますか?』

『あ、ありがとうございます。でも、どうしてうちに? あなたも他の店が本当は良かったのでしょ?』

なんとも卑屈な店主だ。せっかっく客が来たのなら素直に喜べばいいのに。そんな心持ちだから、ますます暇になるのではと思ったが、そこは突っ込まないことにした。

ラーメンを注文してからテーブルに来るまでの間、さっきの事故を思い出していると、そこへ知らない男が二人やってきた。

『すみません。あなたこの車の持ち主ですよね?』

どうやら刑事のようだ。さすがにあんな大事故を起こして逃走しているということなら追われても仕方がない。
でもよく覚えていないし、そもそも逃げようと思ったり、考えたりはしなかったはずだ。

しかし僕は、

『いや、僕のではありませんね。そんな車みたこともないですよ。』

そう言い残し、間もなくできるラーメンを諦め、全速力で逃げ出すあたりで今日は目が覚めた。

またしてもハチャメチャな展開だった。
起きてからみちのさわという地名をググってみたけど似たような地名しか出てこなくて本当にはないのかと思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 3月夢日記 ~ji-jyo~】

【2021 2月夢日記 ~ji-jyo~】

【2021 1月夢日記 ~ji-jyo~】


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