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メキシコ滞在中に住んだ5つのお部屋(月2000ペソから15000ペソまで)

一体誰の役に立つかは置いておく。

今思い返すと、私が住んだアパートの家賃は振れ幅が激しかった。住まいによって気分の浮き沈みも影響を受けていた。

そんなわけで、家賃と思い出をひとつにまとめておきたかった。

では早速。

1. メキシコで初めて住んだのはシェアハウス。

家賃:2500ペソ(14600円)/月
設備:寝室のみ、家具付き。キッチン、トイレ、シャワー、洗濯機は共同。

一階には大家さん、二階にはベネズエラ人の女の子とメキシコ人の女の子と私。

二人とも同年代で、スペイン語が全く耳慣れしてない私にジェスチャーで教えてくれたり、セントロ(街の中心)に連れてってくれたり、海苔巻きを一緒に作ったり。

Walmartのゆるやかな斜面の駐車場をメキシコサイズの買い物カートに乗っかって3人で下ったのは楽しかった。

休日朝はテラスでグラノラ食べてぼーっとしてると、道を行くご近所さんが歩いているのが見えた。テラス最高。

2. やっぱりフリー!一人暮らし

家賃:3500ペソ(20500円)/月
設備:部屋に家具、家電、キッチン、トイレ、シャワーつき。洗濯機はないので近所の洗濯屋に依頼。

やっぱりプライベートをもっとエンジョイしようと思い、半年ほどで一人暮らしの住まいに。
仕事の先輩には炎天下の中、歩いて探しまわるの手伝ってもらった。

スペイン語で電話は緊張した。いまだに覚えている。スタバにいた。大家さんとの契約は話しても聞き取るのが追いつかなかったので、話しながらノートに書いてもらい、あとで意味をゆっくり確認した。大家さんのご夫婦はほんと親切な方だった。

3階の私の部屋のとなりには韓国人のカップルと社会学を専攻してトルコを研究する院生が一番長い付き合いの隣人だった。韓国人のカップルはキンパ(韓国海苔巻き)などをごちそうしてくれたし、院生は私の恋バナを聞いたり、落ち込んでるときお茶を飲みながら話を聞いてくれた。

3. 私の生理的限界を見たルームシェア

家賃:2000ペソ(11700円)/月
設備:寝室のみ、家具付き。キッチン、シャワー、トイレ、洗濯機共用。

共用の設備を利用する際は必ず屋外に出なければならなかった。
男女が住むシェアハウスだった。
なんとなく全体が埃っぽく備え付けの寝具の上に自分が持ってきた布団を敷いて、備え付けの寝具に触れないようにして寝ていた。

部屋の中で何かを食べるのも気持ちが悪くなって2週間で引っ越した。

4. 冷たいシャワーと再びルームシェア

家賃:4000ペソくらい(23400円)
設備:家具、キッチン、シャワー、トイレ、2寝室、屋上に洗濯スペースあり

集合住宅のようなレンガ色の建物だった。セントロ(街の中心)へ歩いて行けるのが良かった。

最初の1ヶ月ほどは温まったり温まらなかったりするシャワーに心を削られた。大家さんには何度も相談した。私が説明を完全に理解しておらず、何度も聞いたり、見に来てもらってしまったので、迷惑がられてしまった。

熱湯が出るには勢いよく水を出さないといけないそうだ。

途中から新しく入った社員のぼうまいちゃん(@boumaichan)と一緒に住んでいた。今も仲良くしてもらっている。

5. 日本じゃ住めないだろうなぁって思った所。

家賃:15000ペソ(87700円)/月
設備:家具(ほとんど新品)、家電、トイレ、シャワー、キッチン、洗濯乾燥機。パブリックスペースにプール、小さいジム、BBQセットあり。入り口に警備員、ドアはオートロック。

間取りとして面白いのは、ウォークインクローゼット兼バスルーム。使いにくくはなかった。

仕事で疲れても夕日や街の夜景が心を癒やしてくれた。

日本にいたらこんな素敵なところ、いったいいくらするんだろう。

一方で近所付き合いは無かった。

恐かった経験は、
夜中2~3時頃からずっとノックの音が聞こえてきて、
おそるおそるドアの覗き穴を見たら、隣の住民が泥酔パンツ一丁でノックしていた。

そして、あるときは同じ隣人が泥酔しており(服は着ていた)、また鍵を閉じ込めてしまったらしくドアを猛烈にタックルをしていた。うるさいし、恐かった。一時間ぐらいでドアに丸い風穴のようなものができ、それで中に入っていった。

以上がメキシコ滞在中に住んだ5つのお部屋。

住んだ部屋にはそれぞれ色んな思い出がある。
ネタになるなと思ってメキシコに行ったわけだが、
何でもやってみないと分からない私にとって、
ネタ以上の良い経験ができたと思う。

日本でも、住みよい場所を求めて試行錯誤をしていくのだろう。

好きな人に近くて、見晴らしのいいところで、自転車でいろいろまわれるところに住む。

今のところはそんなイメージだ。