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野党共闘は終了である

いきなり偉そうに何だこいつ!と思った人、とりあえずまあ聞いてくれ。
ああそう思う、思うと思った人!もしかしたら全然違う意見かもよ?
でもって野党の人は反感持つかもしれないし、共産党の人や共産党関係者は怒り心頭ってなるかもしれんが、まあ一くさりお付き合いくださいませ。

何しろ、野党共闘と言うのを何年もやってきている中で如何せん結果はでてないどころか派手に負けているんですよね。
普通に考えて25%も失った議席は大打撃でしょうし、また他の野党は表をとっていると言う人もいるでしょうけれど、それが維新に流れてるんですよ。
またそうでないところも、共闘した立憲さんや共産さんと違う意見を持っているところへと流れている。
これを重く見ないでなんとするんだ?てな感じなのです。

それすなわち消費期限切れ

野党共闘ってのが大々的に言われたのは安保改正の時ですかね?
その時には、野党が共闘して戦争法を防ぐ!って言う事共闘する意味もあったんでしょうけれど、安保改正されて言われていたような戦争も起こらなければ徴兵制も別に影も形も見えない。
他国への侵略なんて話も出るには出たけど別にそれも全く気配がない。
つまり、安倍政権は別に言われるような侵略行為をするとか戦争に前のめりとかそんな事はなかったってのが大方の一般人の認識です。

そうすると派手に野党共闘で戦争法を防ぐとか安倍の独裁を抑えると言った事が滑稽に見えてくる。
別に安倍晋三は軍隊を復活させる気配も無ければ素振りもない。
戦争に参加する様な勢いも勇壮さも出してこない安倍晋三に対して大きな敵を相手にしているかの様な野党共闘ってのはなんか、こう世間的には中二病っぽくなってるだけなんですよね。
何しろそこには、大いなる敵なんて存在していないし、そんな素振りも雰囲気もかけらもないただのおっさんとも言える安倍晋三です。

政治家的には普通の政治家止まりの能力だし、実力といえるその安倍晋三を必要以上に恐れている様に見える野党共闘なんて言うだけやるだけ、一般からは臆病者の口だけ軍団に見えてくるんですよね。
その所為もあって、政党支持率は実際に伸びてないじゃないですか。
地元の議員や選出国会議員なんかはなんとか票を維持してるとしても、戦いの結果は、比例復活頼み状態となるわ、本来大衆人気の高かった人が落ちるわ。
加えて言うなら、野党幹部は比例で復活するけれど、下っ端議員は使い捨てみたいな印象までできちゃいましたからね。

共産党なんて、志位さんが選挙区で出て他を比例候補にした方が評判よかったんじゃないでしょうか?
あれじゃあ、権力に汲々としていると思う人の方が多いと思います。
その上、野党共闘と言う勇ましい事を言っていたのに比例ででてて選挙区で勝負しないなんてのは、逃げているとしか見えなくなってしまうんですよね。

そしてタロウがここにいる

麻生太郎の立憲共産党と言う揶揄もありましたから麻生太郎だとおもったでしょ?
実は山本太郎です。
選挙区でのゴタゴタがあったりなんだったりしましたが、彼というかれいわ新選組は野党共闘の外で、若者つまりロスジェネの代表的に選挙を戦ったんですよね。

野党共闘での大テーマは掲げたい大きな理想をメインにしてる訳で、共闘の肝とされていた環境問題やLGBTQや、外国人の事やジェンダーの事などをメインにして戦った訳ですが、それが基で若者層離脱してんですよね。
そりゃ大きな理想は大事ですが、直近の大問題、解決すべき緊急課題をないがしろにしてまでするべきではないのが現実。

環境が守れなかったら人間は地球で生きていけないですよ!ってのはあるでしょうが、ロスジェネや就職氷河期世代、またこのコロナ禍で仕事を失った人や収入が激減した人には遠い未来より近い明日、です。
安心して夜を眠れない、朝が迎えられないこの状況でLGBTQがと言ってもそれより晩飯どうしようですし、環境問題を騙っても明日の朝ごはんどうしようってなってますし、夫婦別姓が!と言ってもこれからも仕事と生活が保障されるかわからない。

そんな中で、山本太郎とれいわ新選組は収入のアップや補償などをメインに言ってるんですから、そりゃ票を伸ばします。
もともと、自粛と補償を謳っていたはずの共産党が本流からそれを外しているあるいは目立たなくしてしまった以上、若い世代はそこに太郎がいる!と言う希望にすがるんですよね。
自民党では助けてもらえない、野党共闘はこちらを見てくれない時に見てくれているれいわ新選組の心強さって、恐らく野党共闘を推す立憲や共産の幹部、またそれを応援する知識人枠には理解できない恐怖なんですよ。
なにせ、明日どころか夜を安心して迎えられるかわからないんですもん。
LGBTQであれ夫婦別姓であれ理念を語る余力と体力、安心を感じている一部のエリートのためにしか動いていない金持ちの道楽で俺たちを犠牲にするきか!?と思われて当然ですが、こぼれ落ちた若者の声や目を見たのはれいわ新選組だったと言う事なのです。

実効性を示すところも居た

また国民民主党は実効性つまり、現実的な提案をしての勝負に出ているわけでこれも票を伸ばしてるんですよね。
たしか議席は伸びたはずです。
その国民民主党はやはり財政出動や、支援、また貧困対策なども言っている等の状態に加えて、必要に応じて与党との協力も行うと言う姿勢でした。
その姿勢は、正直いって反対のための反対、批判の為の批判しかしない野党というイメージを変えた功績はあると思います。

確かに、批判だけの野党と言うイメージが独り歩きしていると思う面はあるんですが、これにはマスコミに目立たたせてる部分が批判をしているもしくは、与党に攻撃している姿をクローズアップしている事、またその為のキャラクターを重視していることがあるんですよね。
蓮舫さんや辻元清美さんはその筆頭じゃないでしょうか?

ところが、この中で辻元清美さんが今回落選です。
蓮舫さんも次回やべーんじゃねと言われていますが、ただ勢い良く噛み付いているだけのキャラクターはもう大阪ですら受けなくなっているのは、認識しないといけないのですよね。

提案の善し悪しはおいておいて、維新の会が票を取るのも実行する、または対案を出し議論すると言う姿勢を表にだしているからで、これはもう宣伝戦術の根本的な見直しを野党共闘陣営はしないといけない状態と言えます。

維新やれいわは無理だと思っても国民民主党のやり方を見て実効性を見せると言う事の重要さ、いわば質実剛健を身に着けていかないとならない時期なんですよね。

最も、枝野・志位体制が続いてたら望めない事でしたけど

当人達は意識してないでしょうし、反省する必要を感じてないと思いますが安保改正時に市民の声によって野党共闘はなった!と志位さんが言ってますがそれは確かにあると思うのですよ。
大議席の与党陣営と戦うには細かい力でちまちまやっても無理と言う声はあったのは事実だと思います。

ただ、それを子飼いと言われてしまっているSAEALDsやしばき隊界隈に代弁させた事や、市民とは名ばかりの助教授、教授てな界隈が言うなんてのをして知名度戦術を取った事での間違いてのはあると思います。

知名度はたしかに大事ですが、同時にメンツも大事な方々に声を出させてしまった事でひっこみがつかない状況でもあるといえるし、もし失敗と認めたらアカデミアの権威が失墜するくらいの恐怖は持っていると思うのですね。
ただよく考えて欲しいのは、最初の安保闘争はそれこそ動員した教師等はいたとしても危機感を感じた、一般人の集合体なんですよ。

70年安保だかになると、これはメディア利用の魁的になってきてるそうで、一般の熱量ってのは無くなっているとか。
そして、野党共闘を標榜した安保改正等の頃あたりには、完全にメディアと政治家の信条に寄る動員で実数は少ない。
危機感は軍備増強よりも外的驚異に移っていたのにそこを見ていないのですよね。
だから戦術的にはミスが多く、なんら支持を得られなかったし、SEALDsやしばき隊等に関しても、一般人と程遠い存在を印象づけてるんですよね。

やっぱ入れ墨モンは怖いじゃん?
それと嬉々として一緒に写っている小池晃さんはあれは、今まで支持していた人達を引かせていたのはあるにはありますよね?
そういうミスの積み重ねで野党共闘というのが、ハリボテ化したのはありますし、それに魅力を感じる野党支持者も減っていってる現実をみてないのは、やはり先にも描きましたとおり金持ちの道楽の印象を若い世代に与えたってだけなんですよねえ。

幸い、枝野さんは辞任し交代しましたから今後の立憲民主党の変化次第では、ちゃんと政治をしてくれる野党になる可能性もわずかながらでてきました。
もし、実効性のある方法、現実的なアプローチをして若者世代やいま困っている人達に恩恵がでるような事があったら批判ばかりの野党と言う印象は変わるでしょうけれど……。

それじゃとりあえず同盟を結ぼうか

常に共闘を前提ではなく野党同盟として、必要に応じて協力する体制を作るならまだ今後の発展は望めると思います。
ただ、志位さんが言う様に常に共闘であり、一つの形を持って動くとなると求められるのは政党の多様性や自分が推したい政治信条の政党だったりします。

立憲民主党が今回は共産党と歩調を合わせて自身の主張を抑えてしまった事による票離れは否定できないですし、共闘である!一つである!!と言う共産党側の主張を常に意識しているのでは、なんで複数の政党なのか、と言う疑問がでてくるでしょう。

そこで同盟として、通常は個別に戦っているので良いです。
でも、必要に応じて協力する、共同戦線を張るなどをして柔軟に与党、それも巨大な相手と戦う、と言う姿勢をみせて同盟の骨子は国民の安心、安全、幸福と言う形で動くなら、今後も与党野党の枠組みは残るかもしれません。

ただそれでも必死に、野党共闘だ一つの歩調だ!と言う声に負けて結局、名前が違う同じ連中と言うふうに見られたら、野党なんて存在は終わりです。
自民、公明の連立政権に似たような維新やら、成長途中のれいわが残る、あとは国民民主が一応の対抗軸!なんていう形に収まってしまう事もあるかもしれない、と言う危機感をもたないとダメだと、野党の人や支持者には言いたいわけだし言ってきてるつもりではありますが。

正直、教授だ助教授だって言って講義より抗議が目立っている人の言葉を重視したらいけないと思うんだ!
だって本分を理解してないとしか思えないんだもん!

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