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もうこの世界にいない人を想う

死んだら必ずしも天国に行けるわけじゃないらしい。
悪いことしたら地獄に行くかもしれない。
でも悪いことの基準ってどんなだろう。
仙人みたいな人しか天国には行けないのかも。
嘘ついたことすらないような善人じゃないと。

そりゃあ勿論、良い人でいたいけど
24時間、365日良い人なわけじゃない。
時には些細な事でイライラして人に当たってしまうかもしれない。
上手くいかないことを他人や環境のせいにしてしまうことだって。
気に入らない奴だっているし、いなければいいのにって思う人だっているよ。
ふざけんなって言いたくなることも沢山ある。
自分の都合よく忘れていることもきっとある。
とても善人だなんて言えないけど人間らしいって言えばそうなのかもしれない。

死んだら天国、行けないだろうな。
天国があるのかすら分からないけど。

天国とはまた違うかもしれないけど人が死んだら星になれると思っている。
亡くなったおじいちゃんは一番強く光る星で。
ひいおばあちゃんはあの少し赤みのある星で。
遠くのご先祖様は多分あそこら辺にいて。
みんなどんな人生だったんだろうと思う。
胸を張って善人だったって言える?
人に八つ当たりしたこともない?
そんなこと聞くなって怒られそう。

どんなときも他人には優しくあれと思ってる?
怒りや憎しみを感じることなく生きろって思ってる?
人間らしく生きるのには怒りも憎しみも必要なのかな。
死んだらその先に待っているのは無の空間かな。

少し楽しみな気もする。
善人にはとてもじゃないけどなれないから、
人間らしく生きるよ。
人間らしく、一生懸命に。
そうしたら私も星になれるかな?
小さくてもいいし、綺麗に光れなくてもいいから
ただ同じ場所に行きたい。
あーでもない、こーでもない言い合いたい。
もう少しだけ待っててね。
会いたいね。見守っててね。

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