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10/1 ニュースなスペイン語 Sandalia:サンダル

19世紀にアンダルシア州のムルシエラゴ洞窟(Cueva de los Murciélagos)で発見されたサンダル(写真)が、ヨーロッパ南部では最古のものであることが判明した(han descubierto)。

アルカラ大学(UAH)とバルセロナ自治大学(UAB)の共同チームが明らかにしたところによると、サンダルは、炭素14年代測定法(dataciones de carbono catorce)で、約6200年〜9500年代前の完新世(Holoceno)のものであることが分かった。

サンダルは通称エスパルト(esparto)と呼ばれているイネ科の植物を織って作られているという。

サンダルの他にも木槌(mazo de madera)や籠(cesto)など70数品が発見されていて、専門家たちはこれらの品々を「今日までに知られている中で、最も古く、そして保存状態の良い植物繊維を使ったもの(conjunto de materiales de fibras vegetales más antiguo y mejor conservado del sur de Europa hasta ahora conocido)」と位置付ける。

そして、狩猟・収集社会から農業社会に移行する期間(entre las sociedades de cazadores-recolectores y los primeros agricultores)のかご編み技術(cestería)を知る上で大変貴重と評価する。

写真は洞窟の発掘調査の様子。

洞窟はグラナダ県のアルブニョル市(Albuñol)にあり、有史以前(prehistoria)の有機物が類まれな程、良い状態で残っている(la rara conservación de materiales orgánicos)という。

それにしても、と思う。

日本のわらじにしても、メキシコの伝統的な履物グアラチェ(huarache;guarache)にしても、何かを編んで足に履かせるという発想は共通してる。

いやはや、洋の東西を問わず、ヒトは、考えることは、同じだね……

出典
https://www.rtve.es/noticias/20230929/encuentran-granada-sandalias-mas-antiguas/2457203.shtml