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1/25 ニュースな英語 Robot Dreams:ロボット・ドリームズ

これは、スペイン人の映画監督(director;cineasta)パブロ・ベルヘル(Pablo Berger)によるアニメーションで、この度、アカデミー賞(Oscar)の長編アニメ部門にノミネートされることになった(nominación)作品の名前(写真)。

記事では「歴史的(histórica)」、「大きな足跡(hito)」、「快挙(prodigio)」、「奇跡的(milagroso)」などなど、称賛のことばのオンパレード。

対話なき物語(narración sin diálogos)と紹介されているとおり、予告編(以下の動画)をチラッと見たが、確かに登場人物たちの間には対話はない。

https://youtu.be/OQYESxscFyM?feature=shared

音楽やら踊りやらに満ち溢れた作品(繰り返すが、あくまでも、予告編をチラッと見た印象)。

この作品はサラ・バロン(Sara Varon)の原作をアニメ化したもので、舞台は80年代のニューヨークで、登場するのは、皆、動物。

どの登場人(動?)物も毒気のない、憎めないタッチ。

主人公はドッグ(Dog(写真右))という名の独身のイヌ(un perro solitario)とドッグが購入したロボット(Robot(写真左))。

ドッグはロボットを生涯の友とすることに決めたのだが、あるできごとがきっかけでふたりは離ればなれに(un incidente provoca la separación)。

そして、ふたりは再会を望み(el deseo del reencuentro)……。

観客(espectador)は、作品内で展開される愛と友情を求めるふたりの寄り道なしの旅(un viaje directo hacia el amor y la amistad)に引き込まれてゆくとのこと。

僕はサイレント映画には我々が忘れてしまった力があると思ってる。無声映画だって、対話型のトーキー映画がふつうにもたらしてくれる感覚や感情の体験を表わすことができるからね(Creo que el cine mudo tiene un poder que hemos olvidado. Puede provocar experiencias sensoriales y emocionales que, en general, el cine con diálogos)。

監督のベルヘルの弁だ。

今回のアカデミー賞には、日本からも宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が登場する。

宮崎駿の遺書とか生前葬など評されるこのジブリ作品は、小生も映画館で見たが、よく分からなかったというのが、正直なところ(個人の感想です)。

ジブリや宮崎駿のファンはおおいに楽しめるかもしれないけど、ん~~、見る人を選ぶかも。

一方、『ロボット…』は、どんな観客をも受け入れるストーリーで、何だか、こちらが本来のアニメの姿かなとも思う。

また、ディズニー作品『マイエレメント(以下の写真)』もノミネートされているので、まぁ、激戦になりそう。

写真はロボット・ドリームズの一コマ。ロボットが腕に付けてる浮き輪が愛らしい。

ちなみに本文にあげた動画は約2ヶ月前にYoutubeにアップされたものだが、視聴回数は5515回ほど、良いね!が6件と、ちょっと、寂しい。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20231206/robot-dreams-pablo-berger-estreno/2464926.shtml など