見出し画像

1/14 ニュースなスペイン語 Pulsera:ブレスレット

ただのブレスレットではない。

写真のブレスレットの名称は、より正確に言うと「遠隔管理ブレスレット(pulsera del control telemático)」。

内務省(Ministerio del Interior)はここ最近の「男性優位的な犯罪(crimen machista)」の顕著な増加を受け、「潜在的に相手を死に至らしめる可能性(potencialmente letal)」があり、中程度の危険度(riesgo medio)の加害者(agresor)に対して、写真のブレスレットの取り付け命令(ordenen la instalación)を出すよう、裁判所に求めることになりそうだ。

2022年8月末の段階で、遠隔管理ブレスレットは2395個稼働していて、2021年と比べ、約20.09%増加しているという。

ブレスレットを活用することで、内務省と、国・各自治州の警察機関は、犯罪の検知(detección)、危険度の予測(predicción)、そして、被害者(とその予備軍)の身柄の安全(seguridad)を徹底したいところ。

なお、11日(1月11日の記事を参照)の段階でふたりだった「男性優位的な殺人(asesinato machista)」の犠牲者は、その後の調査を経て、ひとり増え、今年に入って、早くも、犠牲者は3名となってしまった(2022年は49名)。

写真は遠隔管理ブレスレット。

アンクレット(tobillera;pulsera de pie)として、足首に着ける人もいるようだ。

小生は実物を見たことはなかったが、少なくとも、2004年くらいに、この種のブレスレットの記事があることから、スペインでは浸透している装置(dispositivo)のようだ。

機会があれば、仕組みなども紹介したい。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20230111/interior-mas-pulseras-maltratadores-violencia-genero/2415314.shtml