見出し画像

5/12 ニュースなスペイン語 Algoritmo verde(1):グリーンアルゴリズム(1)

やや消化不良な感はあるが、多分、これからいろんなところで見聞きするだろう考えだろうから、紹介しておこう。

アルゴリズムとは何か特定の課題を解決するための解法のことで、今回、問題となっているのが、いわゆる、人工知能(IA)を創り上げてゆく際のプロセスである。

どんなに優れた人工知能とて開発するのは人間で、この知能をいろいろなケースで活用せるためには、様々な計算式(código)やブログラミングなどの改良が必要になってくる。

これはいわば、人工知能を鍛え上げてゆくプロセスで、言ってみれば、トレーニング(entrenamiento)のようなもの(専門的には「マシンラーニング(machine learning)」と言う)なのだが、これには大変な環境的負荷(impacto ambiental)がかかるという。

計算上は、ひとつの人工知能のマシンラーニングで、乗用車5台分が製造されてから(desde que se fabrican)、その寿命を全うするまで(hasta que finalizan su vida útil)に出すであろう量と同じ二酸化炭素を排出する(emite)という。

今やよく知られた存在となった人工知能の内のひとつ、チャットGPT(ChatGPT)は、開発の際には、502トンの二酸化炭素を排出したとの推計がある(552トンと算出する資料もあるらしい)。

そして、「グリーン」の方環境への負荷が少ない、持続可能であること(sosteniblidad)を示す色で、小欄でもかつて取り上げたことがある。

つまり、環境への負荷を減らしつつ、人工知能を活用するにはどうすれば良いか――。

こんな問題意識は、少なくとも、2019年頃にはネット上に現れ始めているが、昨今のAIの躍進を背景に、いよいよ、真剣に考え始めなくていけない命題となったようだ。

次回の小欄で持続可能なアルゴリズムについての取り組みを見ることにしよう。

写真はグリーンアルゴリズムのイメージ。

出典
https://blog.caixabank.es/blogcaixabank/algoritmos-verdes/