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3/28 ニュースなスペイン語 Yihadismo:聖戦主義

ロシアのモスクワ郊外のコンサートホールで25日、イスラム国(IS)による銃乱射テロがあり、(執筆現在)143名の人々が亡くなり、180名を超える負傷者が出た。

負傷者の一刻も早い回復と、不運にも命を落とした人々の冥福を祈ろう。アーメン。

こんな事件があった後だけに、カタルーニャ州の州都バルセロナで、イスラム過激派(Daesh)のテロ集団と関係が疑われる(presunta relación con el grupo terrorista Daesh)男が19日、逮捕されたと聞けばホッとする。

治安警備隊(Guardia Civil)の発表によると、今回の逮捕は、昨年から開始した捜査作戦(operación)による成果だという。

男は聖戦主義者(yihadista)とだけされていて、顔写真はおろか、年齢、国籍などの情報は一切出ていない。

男は聖戦主義の教義(contenido yihadista)や爆弾の製造方法(material idóneo para fabricar explosivos)を翻訳して、それをネット上に拡散していた( difundía y traducía )らしい。

男は他国の聖戦主義の信奉者らと国際的なつながり(conexiones internacionales con otros simpatizantes yihadistas)があり、その拠点はアジア(Asia)、ヨーロッパ(Europa)、北アメリカ(Norteamérica)など広範囲に及ぶという。

また、男は、カナダ(Canadá)やスウェーデン(Suecia)などで最近逮捕された信者らとも繋がりがあったという。

記事には、具体的な国名は上記2ヶ国しか出てこないが、日本人としては、アジア圏についても、もう少し、詳しい情報も欲しいところ。

さて、男は瞬時に暗号化されるメッセージ(mensajería instantánea encriptadas)アプリを使い、次第に過激化(se estaba radicalizando)していったらしい。

治安警備隊は、今回の逮捕の発表の際、イスラム過激派はネットを使って、新たな信者の勧誘(captación de nuevos adeptos)をし、自分たちの活動を宣伝する(publicidad a sus acciones)と彼らの手口に言及し、注意を呼びかけている。

記事では、男が使用していた、暗号化・匿名化(anonimato)のメッセージアプリについて、具体的な名称を明らかにしていない。

若者たちを中心に過激派への信奉が増加する現状に鑑みれば、まぁ、当然の判断かも。

写真は作戦にあたる隊員。囲いは連行されるイスラム過激派の男。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20240326/detenido-hombre-barcelona-por-su-presunta-vinculacion-con-yihadismo/16032500.shtml