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6/21 ニュースでないスペイン語 Mariposas en el estómago:胸キュン

この稿が世に出たということは、今、筆者は何か結構なピンチ状態なんだろう。

Jidequín はどうにもならない時のために、時事ネタではない記事を書き溜めているそうな。

さてさて、今回のお話は今年のバレンタインの頃、書いた文章のようですよ。

★ ★ ★ ★

もう、忘れてしまった感情だが…。

日本人は恋をした時、「胸がいっぱいになる」とか「胸がキュンとする」と表現し、そのように感じる(否、その逆で、恋愛すると胸辺りに何か違和感を覚えるために、こうした表現が生まれたか)。

こうした表現があるからか、恋に落ちた日本人は何となく「胸」、つまり、心臓のあたりがゾワゾワする(経験があったような……。かすかな記憶を辿ってみる)。

一方、あの「ゾワゾワ感」をスペイン語圏では何と言うか?

タイトルのように、「胃に蝶」と表現する。

恋に落ちると、からだの中に何か異質な変化が起こるというのは、洋の東西は問わないが、その表現が異なるのが面白い。

ちなみに、英語で「Batterflies in one's stomach」と言うと、緊張などで胸がゾワゾワしていて、緊張が胃にあるような感覚になる(you are anxious and have a nervous feeling in your stomach)ことを意味する。

胃に蝶という同じ発想でも、英語では「緊張」、スペイン語では「恋愛」というのが面白い。

いずれにしても、緊張のドキドキ感と恋愛のトキメキ感が同じ表現だというのが、面白い。

あのドキドキ(とトキメキ)の正体が「器官に入る血流が極端に減ること(notable reducción del flujo sanguíneo al órgano)」と知れば、何となく、アリガタミも減る。

写真は「胃に蝶」のイメージ。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20240214/mariposas-estomago-taquicardia-pensamientos-obsesivos-como-se-manifiesta-enamoramiento/15969532.shtml