朝は海にゆく

ホノルル、晴れ。午前11時11分。

目が覚めるとラナイ(ベランダ)に向けて置いてある1人掛けの椅子に座り、オットマンに足を置いて外を眺めます。
暫く空や建物たちを見た後は、ありがたい事に近くに海があるので、車で向かいます。

車が多くなるのがいやなので大体6時ごろに家を出るのですが、海は既にパラパラと泳いでいる人たちで静かに賑わっているのです。
今日は、このビーチの中でも比較的奥側の駐車場に車を停め、直ぐにサンダルを脱いで砂浜を歩きました。砂に足を入れた瞬間が、最高に気持ち良いのです。

最近まで足につく海の砂も、潮風も全く好きではありませんでしたが、いざ海に行き始めると毎朝待ち遠しくて堪らなくなりました。

暫く砂浜に座っていると小雨が降り始めましたが、そのまま空を眺めていたら2羽の鳩が飛んでいて、人間がどんなに練習をしてパフォーマンスしても、あの美しさには敵わないとか、そよそよ揺れる海の表面は、描こうとしてもこの絶妙な色は作り出せないなど、詩人ぶったような文章ばかり頭で繰り返し、そんな自分をちょっと馬鹿にしながら過ごしました。最高にいい朝となりました。

砂だらけの足のまま車に乗って、キッチンの前に砂にまみれたサンダルを置きました。
今日も、朝から海に行ったなと今も喜びを噛み締めています。

それでは、また明日


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