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Find Your Voiceセッション について

オリジナルツール’Find Your Voiceカード'を使ったFind Your Voiceセッションを開発しました。
カードに書いてある言葉とじっくり向き合い、「FYR 5つの問い®︎」に答えていくことで、現在や未来の「意味」を掘り起こし(作り直し・捉え直し)ができ、世界の見え方・捉え方の解像度が上がる。
今後の日々を充実させるための新しい物語が立ち上がってくる。
自分を見つめ、理解し、立て直す……、そのお手伝いをするのがこのセッションの目的です。
ここでは、セッションを開発するに至った経緯とセッションの内容について、ご説明させて頂きます。



心の中でうごめく、言葉未満の’あれ’や’これ’や’それ’。

’対話’の場が立ち上がる/立ち上げることに興味があります。
私自身が、仕事としておよそ四半世紀、ひたすらに’人の話を聴く’をしてきたからだと思います。
ただの事実確認やお互いの体調を気遣うフェーズの向こう側に、’自分ってこんな人だったのか’と深く入っていくフェーズが訪れます。
これ、聴かれている側だけに起こることではなく、聴く側にも起こります。
お相手の方のお話を聴きながら、まるで鏡のように、「おお!そうか!」などといった自分への気づきや発見にあふれるのです。
そうやって、私はインタビュアーとしていつのまにか、’自分を見つめる’作業をとことんやってきたことになったわけです。
そして、インタビューとセットとして、気づきや施策へのヒントにつながる洞察(インサイト)をクライアントに伝えるために、「言語化する」ということにもひたすら向き合い続けました。
そうすると、どうなったか。
「内なる言葉を外在化させる」が実装されたのです。
内なる言葉。
内語とも内言とも言われている、心の中で感じている、言葉になる前の’あれやこれや’です。
確かに心の中では’思い’があって、そしてそれは無秩序に存在していて。
そして「確かに私はそう思っている」と考えます。
しかし、「そう」とは「どう」なのか?
自分の考えなんだから、「そう」は完全にわかってるつもり。
でもいざ言葉にしようとすると、うまく出てこないってこと、よくありますよね。
言葉にする=外在化です。
外語とも外言とも言われます。
外在化させる筋道や作業に慣れていないと、なかなかうまく取り出せない、
しっくり来る言葉が見つかりづらいのです。
うまく取り出せず、もどかしい思いに駆られます。
「確かに思っているのに」
「感じているのに」
「わかってもらいたいのに」と。
しかも、他者が聞いて理解できるように明快に外在化させるには、さらに難易度が上がります。’慣れ’が必要です。
さらに’外在化させる/ できる’は、自分を点検する(棚卸する)場合にも大切なステップとなります。
なぜかというと、いざ言葉にすると、
「あれ? 私、本当はこんなふうに思ってたんだ」とか、「ん?なんか’そう’じゃない話になってきた」というように、内なる言葉の時点で’そう’だととらえていたものが、外に取り出して客観的に眺めると、違う形として現れるということが多いからなのです。
「自分のことは自分が一番わかっている」って、あくまで「つもり」であって、実際には案外「わかってない」とか、客観的に捉えられないってことが起きがちなんです。

自分を見つめる/思考整理のための3ステップ

自分を見つめる、つまり気持ちや思考の整理をするためには、以下の3ステップで考える必要があると私は考えます。
    1. 心の中で考える(内なる言葉or内言)
 2.  取り出して整える(外在化or外言)
 3.  それを俯瞰する(メタ化)、行使する(action、主体のフェーズ)
仕事柄、上記の3ステップが私には当たり前のように実装されてきたらしいです。
「らしい」というのは、常日頃、仕事の関係者と会話している時には、当たり前すぎて気づかなかったんです。
でも、全く違うコミュニティで自分のありようがちょっと’浮いてる’ぐらいに異質だと感じたことがあり、「なんでだ?」と思考を整理し言語化し、メタ化していく中ではっきりしたのです。
「自分は言語化することに圧倒的に慣れていて、言葉を取り出すことがスムーズに行えるのだ」と。
そして、多くの皆さんが「内なる言葉を外在化させたい」という潜在的な欲求があるのだということにも気づきました。
上記の3ステップに「慣れていく」ためには、そして「気持ちをうまく言語化する」ためには、何が有効なのか。
それは「対話によって鍛えられる」、と私は考えます。
「対話」こそが、言語化を促進させる重要なものなのです。
自分を見つめ、理解し、自己変容を促進させるキーとなるのです。
だから、「どんどん対話していきましょう!」って言いたいのです。
ここで言う「対話」は、自己との対話も含みます。
(ただ、慣れていないと、自己対話は暗礁に乗り上げがちです笑)

対話とか言語化とか自己理解とか自己変容とか、なんだかビジネス系のセミナーとか、コーチングとかモチベーションコントロールみたいなところでよく使われるし、この記事もそっち系(どっち?)とお思いかもしれないのですが、私の提案は、
「ごくごく普通に生きていく中で、自分を見つめる・捉え直すために対話をしていこう!」
ってことなんです。
特に大人世代の人たち(私もここ)に向けて。
「人生100年時代、折り返しに入ってもうひとがんばり(ひと楽しみ)しなくては…。だがちょっと(ネタに)困ったな」 と、立ち止まることの多い世代に向けて、の提案です。

・自分を客観視、メタ化して考える機会
・自分では当てられなかった角度で、光を当ててもらう機会
・感じたことを外在化させる機会

が整い始めると、「自分を見つめる・理解する・立て直すモード」へと自動的に遷移していく、しやすくなる。私はそう思っています。
実は、ただのおしゃべりではなく「対話をする」というのは、案外難しいです。
対話するどちらかにスキルや心得、あるいは何らかのお助けツールがないと、つい当たり障りのない感じで、浅瀬を行ったり来たり…となりがちなのです。
どんなに心理的安全性を担保された場だとしても、いきなり「さあ、対話しよう、言語化してみよう」というのは、なかなか無茶振りが過ぎますよね。
そこで、対話(自己対話でも2人の対話でも)を促進させるツールとして’Find Your Voiceカード®︎’を開発しました。

対話のキュー出し役、’Find Your Voice'カード®︎

カードはおよそ50 枚、1枚につきワード1-2個が置かれています。
ワードたちは、たとえばこんなもの。

これらのワードを’エレメント’と呼んでおり、
 ー自分を知る
 ー受け入れる
 ー変容する(アクションを起こす)
の各ステージで向き合うべきテーマともいえるもの。

シャッフルして出てきたワードについて、「FYV 5つの問い®︎」を投げかけていきます。
「FYV 5つの問い®︎」は、自然にどんどん内側へ奥の方へとディープダイブできるように構成されていて、’内面への旅’をより豊かなものにするガイド役のような役割を果たします。各エレメントを自分ごととしてとらえることができるので、深い自己対話が促されます。
そして対話を通して、現在や未来の「意味」の掘り起こし(作り直し)が可能になります。

意味の再構成が起きると、どうなるのか。

これまで世界の見え方・捉え方の解像度が上がり、今後の日々を充実させるための新しい物語が立ち上がるのです。

これまでこのセッションを受けてくださった方からは、

「言葉が絶妙なゆるさ✨ おもしろそう」

「話していくうちに、あれ、本当は自分は真逆なことを感じていたんだって気づいた」

「話してみたら、案外違ったっていう経験あります。その時の体験がすごく面白かったので、このカードで同じように向き合えて、自分の棚卸しができるのなら嬉しいです」

「頭の中の整理ができて、自信につながっていく感覚だった。自分が気づいていなかった本音みたいなものが出てきた感じ」

「自分で自分にストップかけてたって気づいた。わかったつもり、自己完結できてるようでできていないことってたくさんあるって思った。これ楽しいからみんなやった方がいいと思う!」

というような感想をいただいています。

セッション時間は、およそ50分。
オンライン(Zoom等利用)での実施がメインです。
対面でのセッションは、東京・神奈川近郊のみ受付ております。

考えたいテーマがあってもなくても大丈夫。
FYVカードに書かれてあるワードが、あなたが見つめるべきこと、取り出したい心の声を外に連れ出してくれます。
1回のみならず、心の「コリ」をほぐすように定期的に受けてみるのもお勧めです。
気軽な気持ちでFind Your Voiceセッション、受けてみませんか?

わからない点など、お気軽におたずねください。

2024年1月31日 加筆修正


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