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【ジコウするおとなたち #5-①】株式会社ベネッセコーポレーション|マーケティング推進部 商品活用デザイン課/武吉麻衣さん

こんにちは!株式会社ジコウで記事ライターをしている遠藤はなです!

連載「ジコウするおとなたち」第五弾です。
”ジコウ”とは、「自ら考え、行動し工夫しながら幸せになること」を意味しています。本連載「ジコウするおとなたち」では、自ら”ジコウ”を実現しているおとなたちのインタビュー記事を発信していきます!

〈こんな人におすすめ!!〉
女性のキャリアについて考えたい人
・今の働き方にモヤモヤしている人
・今の仕事が、将来どう役に立つか不安な人
イキイキとはたらくおとなのリアルを覗き見したい人

※この記事は、5分で読めます。
今回インタビューさせていただいたのはBenesseにて6年間高校向け営業を担当されたのち、部署移動し現在はマーケティング推進部 商品活用デザイン課で働かれている武吉麻衣さんです。

仕事を楽しんでやっているのは勿論、毎日筋トレやランニングをされ、フルマラソンの自己ベスト更新に向けてスポーツ栄養プランナーの資格も持っているという武吉さん。
周りからは「何をめざしているの?」とよく言われるのだとか(笑)

しかしお話を伺ってみると、武吉さんの中では趣味も、仕事も、興味も、全てがつながっているのだとわかります。
全て、”好きな自分”でいるための要素になっているのです。

そんな武吉さんのインタビューは、読んでたくさんのエネルギーや刺激が貰えるはずです!

ぜひご覧ください👀✨


営業は押し売りではなくパートナーになる仕事

ベネッセで営業のお仕事をする中で、先生の要望や考えと会社の要望や考えの板挟みのような状態になることもあるのではないかなと考えました。
高校営業ならではの難しさや、大変さはありますか?

そうですね、一番大変なのは、どうしても目標や数字っていうのがあるということですね。特にベネッセでは、教育とビジネスのバランスというのが難しさとしてあるなと感じます。例えば学校の先生であれば、目の前の生徒の成長のために自分が何ができるかっていう教育の根本みたいなところを突き詰めて仕事ができると思うんです。でも私達はそれを実現したいと思いつつ、それと同時に利益も生み出していかなきゃいけない。そこに教育とビジネスのバランスの難しさがあって、「あれ、これって本当に私がやりたいことだっけ」っていうことにつまずく人がすごく多いんです。私も最初それにすごく悩んでました。

教育とビジネスは相性が悪い、みたいな話は聞いたことがあります。

はい。ただ、そのとき先輩に教えてもらったのが、数字は信頼の証だということです。「これが本当に学校のためになる」とか、「これを提案することで、何か学校が本当に変わる」みたいなところを自分自身が本当に確信していれば、堂々とした提案にもなるし、それが最終的には先生に響いて。その響いたことが最終的な数字となって帰ってくるんだっていう話をされていて。最初の内はこの先輩の言葉を意識して活動するようにしていました。
なので、意識としては、押し売りをするというより本当にこの学校のためになるなっていうものを自分で考えたうえで先生に提案し、同時に自分の想いもちゃんと伝えるという感じでした。

なので、自分たちはその物売りではなく、先生たちや生徒のことを誰よりも知っていて。誰よりも知ってるからこそ信頼関係があって、だからこそ他社にはできない提案ができてるっていうふうに思っていました。営業担当っていうよりかは自分のことを学校パートナーっていうふうに思ってやっていましたね。
なので、そういうふうに自分のことをパートナーだと思ってやってるっていうのが、大切なことなのかなというふうには思います。

生活と仕事が融合されている感覚

”はたらく”という言葉の対義語と類義語をそれぞれ挙げるという記事で、対義語としては「ひとり」「停止する」「旅をする」、類義語としては「ワクワクする」「出会う」「充実させる」と挙げていました。それぞれ、意味を伺いたいです。

実ははなさんが見てくださったその記事は、3年前のもので(笑)。今見返して、当時はコロナ前だったこともあって、働くときと働かないときを意識的に分けていたんだなと思いました。今対義語と類義語を挙げるとしたら、これらが全部融合してるっていう感じなんですよね。例えば、今だと旅をしながらワーケーション的に仕事をするってことも全然できるじゃないですか。仕事している中でも1人になったり停止して考えたりする時間とかも今はすごく大事にしていて。

だから、3年前でいうと、営業だけやってたので常に人と触れ合って動き回ってて、だからこそ土日は、しっかり1人の時間を大事にして、ちょっとゆっくり落ち着いた時間をとって旅行とかして・・・っていうふうに完全に切り分けたのかなというふうに思います。
でも今は、いい意味で融合してるって感じですかね。

融合するようになった要因は、コロナをきっかけにテレワークなどが主流になってきたことなんですか。

それもありますね。でも生活と仕事が全部ごっちゃになっているっていうわけではなくて。例えばで言うと、私はランニングしてるときが一番企画のアイディアとか仕事のアイディアが湧いてくるんですよね。
だけど、ランニングする時間は仕事ですかって言ったら仕事じゃないし、かといってランニングするときまで仕事のこと考えてるんですかとかってなると、何かそういうわけでもないし。リフレッシュするときに何か降って湧いてくるもの、みたいな認識なんです。だからその意味では、変化のきっかけはテレワークっていうことが半分、もう半分は仕事とプライベートをいい意味で切り分けて考えなくなったっていう感じなのかなというふうには思います。

趣味は、価値観を変えるきっかけだった

仕事を楽しくされている武吉さんにとって、趣味は人生においてどんな意味を持つんですか。

そうですね。私の場合はランニングとか、筋トレとかが趣味というか、もはや1日の大半それやってて、自分の人生の中でかなり重要なものとして占めているんですけど。やっぱり自分の体や心が元気であるっていうことは、仕事のパフォーマンスを最大化するっていうことにも繋がるなっていうふうに実感してて。

実は私はめちゃくちゃ自己肯定感が低くって、3年ぐらい前までは、基本的に常に自分と誰かっていうふうに、他人と比べてばかりだったんですよね。必要以上に小さいことを気にしたり、小さいことをずっと引きずったりして、そんな自分にイライラしてっていうのも昔は、多かったんですけど。ランニングや筋トレといった趣味を通じて、自分の体と心が元気になったり、挑戦と達成を通じて自分の自信になったりするときがあるんです。そういうときに自己肯定感も上がるし、比べるのは別に他人じゃなくて、過去の自分であって。常に自分が好きな自分で楽にいることっていうのがめちゃくちゃ大事なんだなっていうことに気が付けるようになったんです。趣味が、そんな風に私の考えを変えてくれたと感じています。それが最終的な仕事の考え方にも影響して、仕事でも小さいことを気にしなくなりました。

以前は自分にも厳しかったし他にも厳しかったので、よくイライラしちゃってたんですけど(笑)、今はすごく心に余裕があるなと思います。

多くの人は、趣味は仕事の反対・リフレッシュするものとして捉えていると思うんですが、武吉さんは趣味を通じて好きな自分でいることが目的で、それは仕事における自分も例外じゃないっていうのが、”融合”という言葉を使っていた武吉さんらしいなと思いました。


そうですね。

②の記事→https://note.com/jicou_works/n/n15982f0377b0

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