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【ジコウするおとなたち #5-②】株式会社ベネッセコーポレーション|マーケティング推進部 商品活用デザイン課/武吉麻衣さん

こんにちは!株式会社ジコウで記事ライターをしている遠藤はなです!

連載「ジコウするおとなたち」第五弾です。
”ジコウ”とは、「自ら考え、行動し工夫しながら幸せになること」を意味しています。本連載「ジコウするおとなたち」では、自ら”ジコウ”を実現しているおとなたちのインタビュー記事を発信していきます!

〈こんな人におすすめ!!〉
女性のキャリアについて考えたい人
・今の働き方にモヤモヤしている人
・今の仕事が、将来どう役に立つか不安な人
イキイキとはたらくおとなのリアルを覗き見したい人

※この記事は、5分で読めます。

①の記事→https://note.com/jicou_works/n/n989852ad8cc8


人生の選択肢が広がる出会いを提供する

武吉さんの、「住む場所などにとらわれずに自分で選択できる環境を作りたい」という言葉にとても共感しています。これから仕事を通してやっていきたいこととか、目指す場所っていうのは何かあったりしますか。

そうですね。地方や都市部に拘らずに、いろんな人に出会える場を作るっていうのをやりたいと思っています。

セブンルールっていう関西テレビの番組があるんですけど。女性にスポットを当てて、その人が人生で大事にしてる七つのルールを通じてその人の生き方を紹介していくやつで。とにかくいろんな人が出てくるんですよ。例えば、東大を出て漁師になった人とか、大企業に勤めてたけどやめて、なんか自分でデザイナーを立ち上げた人とか、カツオがすごい好きでカツオの魅力にとりつかれて、カツオの店をやり始めて大繁盛した人とか。それを見てると何歳からでも何でもできるし、それを体現してる人たちってこの世の中にいっぱいいるんだなっていうふうに思うんです。ベネッセでは、「人は、一生育つ。」という言葉を掲げてるんですけど、その言葉は本当なんだな、というか。

この番組を見たときに、自分が高校生とか中学生のときにこういう生き方をもっと知っていたら、もうちょっと学部選択や将来に対する考え方が全然変わっただろうなっていうふうに思うことがあって。社会を見ると、自分で起業する人もいれば、別に辞めて何か面白いことしてる人もいたり、逆に言うと専業主婦として生きていきたいって人もいたり、別にどれが正解とか不正解とかないからいろんな人がいるじゃないですか。そういういろんな選択肢があるんだよっていうことを、もっと中高生に知らせてあげたいなっていうふうに思っていて。だから、普段出会えないような人たちと出会わせる機会みたいなそういうプラットフォームみたいなやつを、中高生に提供できるような仕事はしたいなっていうふうに思っています。新規事業の部署も兼任していて、そこでその構想を実現させるための企画を創り、テスト的にこの夏から高校生向けのそうしたイベントもスタートさせています。

営業はクリエイティブな仕事

営業の仕事を通じて得た事、知ったことで、今のお仕事に生きているなと感じることはありますか?

営業の仕事を通じて、本当の意味でお客さんを知れたことというのは何にも代えがたい強みだなというふうに思ってます。

今はマーケティングの部署にいて、そこで定量調査や定性調査を通じてお客さんのニーズについて考えているんですけど、たまにちょっと机上の空論みたいにどうしてもなってしまうところがあるんです。だから、本当の顧客の実態を知るという意味で、私の意見を聞かれることとかがあるんですけど、そのときに自分は、目の前のそのデータと定量と定性のその調査の結果と、それから今までの営業での経験っていうのを踏まえた上で提案をすることができるんです。

学校のことを知った上で発言してる人の意見はやっぱり重要だねということで、すごくそれが重宝されるので、営業の経験を通して現場を一番知ってるっていうのはすごく大きかったかなっていうふうには思います。

営業という職業に対して、どんなイメージを持っていますか?

一般的に言うと営業って、物売り、何かの商品を売りに行く人ってイメージが強いと思うんです。もちろんそれもするんですけど、私がすごい営業に対して思ったのは繋ぐ仕事だなっていうことで。

例えば、学校の先生にも、特殊な面白いことやってる人とか、もっと世の中の教育こんなふうに変えたいってすごい熱い思いを持ってる人とかがいて、でも学校の中にポツンといる人とかっていうのがいるんですよね。そういう先生を私達が見つけて、他の学校で同じようなことを考えている人とかと繋げてあげて、そこから新しい指導が生まれるっていうこともあるんです。他にも、そこからベネッセの商品を活用した面白い事例が生み出されたことも結構あって、それがまた全国に展開していくと、他の先生も、ベネッセの商品を使って自分たちもこんなおもろいことやってみようって、行動を始めてくれたりするんです。そうすると私達にとっては商品がもっとたくさん売れるし認知度も上がる。学校の先生にとっては、自分たちが思ってたことが形になって、私達が介在することで今まで出会えなかった人たちとも出会えて、そこから新しいものが生み出されて、最終的には目の前にいる自分たちのその生徒が元気になる。そんな、面白い連鎖が生まれていくんです。

そういう意味で、私達は本当に人と人と繋げてる仕事なんだなっていうふうに思います。例えばこれが社内で言うと、営業担当がいることによって、「学校の先生はこう言ってたので、商品を変えた方がいいです」って商品担当に繋げてそれで実際に商品が変わったっていうケースもいくつかあったりして。

これは実は営業をやり始めた3年ぐらいはそこまで自分がそういう責任を担ってるってことなら気がついてなくて、ただ提案するだけになっちゃったんですけど。そのときに、上司から、「武吉さんは、提案もするし成績も出てるし、メンバーとかまとめるマネジメントの仕事もできてきたけど、武吉さんの仕事って本当にそれだけでいいんだっけ」と言われてそれではっとして。そのときに私は、営業で物売りだけにとどまってちゃ勿体ないなっていうふうに思って、じゃあ一緒に商品改善までできるぐらいのことをしてやろうと思い始めたんです。それ以来、営業は繋ぐ仕事かなというふうに思っています。

素敵な言葉です。

営業って実は、すごくクリエイティブな仕事で、自分たちがお客さんの声を聞いて商品企画の人たちに伝えて、それで実際に商品サービスを改善することだってできるし、お客さん同士を繋いで新しいことを生み出したり新しいプラットフォームを作るってこともできる。だから私は、営業っていうのは部署の中で実は一番クリエイティブな仕事かもしれないなって思っています。

ロールモデルは作らない

ジコウという社名にちなんで、武吉さんの考える”ジコウ観”について伺いたいです。ジコウとは、自ら考え、行動し工夫しながら幸せになることを意味しています。武吉さんはどのようにしてこの”ジコウ”を実践しているのかということを教えてください。

私が意識してることとしては、常に、人生の主語として自分を置くということかなと思います。なので、他人と比べずに自分の好きな自分でいようとすることを大事にする。何をしてるときが、誰と一緒にいるときが、一番自分がワクワクするのかっていうのを、最近は特に意識していて、だから気が向かないことはやらないし、自分がやりたいと思うことを、とにかくやるっていう風にしています。やりたいことはもう何が何でも絶対やるけど、やりたくないと気が向かないことはもうやらないっていうふうに最近は決めていますね。
その意味では、ロールモデルも作らないっていうのも最近は、自分の中で意識してることです。憧れてる人とか、こういう人になりたいなっていう人はもちろんいっぱいいるんですけど、昔そういうふうにロールモデルを決めてたときに、あの人はこうなのに自分はこうじゃないとか、あの人は何年目のときにこれまできたけど私はそれができないとかっていう風に、できてないことばっかりに意識が向いてすごい自己肯定感が低くなったことがあって
。だから、一回もうロールモデル決めるのやめようって思ってやめてみたときに、すごく自分が解き放たれて。ロールモデルを使うことは別に悪いことじゃないと思うんですけど、自分の場合は作らないっていうのが一番自分に合ってるなっと思っていて。

だから最近は、あえてロールモデル作らないです。そうすると、自分が一番好きな自分って何かなって自分で考えて行動することができるようになりました。それが私にとっての”ジコウ”ですね。

ロールモデルって作ってたら、具体的に目指すものがわかるので、一つのモチベーションになるじゃないですか。それを作らないと決められた今、どこがモチベーションになっているというかのかというところが気になります。

確かに、私にはロールモデルはいないけれど、尊敬する人は自分の身の周りにいっぱいいるんです。そういう意味で、何をモチベーションにしてるかっていうと、その人たちに武吉は成長したねって思われたりとか、武吉と一緒に仕事したり一緒に話をしたりするが楽しいね、人間として素敵だねっていうふうに思ったりしてもらえるっていうのが自分にとっての一つのモチベーションかなというふうに思ったりはしますね。





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