仕事で大事な報・連・相は子供のうちから身に付けられる
先日、子供がトイレで失敗してしまったことをかわいく『失敗しちゃった!』と教えてくれました。
それを聞いた私は、一瞬怒りのスイッチがポチっと入り、瞬間湯沸し器のように怒りの感情がドーンと沸き起こりました。
以前ならその感情のままに言葉が発せられていたと思いますが、今回は
『おっと怒りのスイッチが入ったぞ。
怒りの感情が出てきたぞ。』
と実況するように自分の心の変化に気がつきました。
そして、そんな怒りの感情が起こった自分を受け入れました。
『そうだよね。嫌だよね。腹立つよね。』と、自分で自分に言ってあげました。
そうすると、怒りの感情がすっとなくなりました。
そして次に思ったのは、トイレに失敗したことを、子供が隠すことなく報告してくれたこと。
これってすごい大事なことなんじゃないかって思いました。
仕事での失敗を報告する時って、嫌な感じしませんか?
『うわっ!やってしまった。怒られるかな。呆れられるかな。』
と、自分がどう思われるかにばかり焦点を当てて、その失敗がなぜ起こったのか、そして失敗のあとの処理をどうするのか、今後同じ失敗を繰り返さないようにするにはどうするのか、といったことに考えを及ぼさない。
そんな人生を私は送っていました。
なんで私はそうなったんだろうって考えた時に、『失敗すると怒られる。失敗はいけないこと。失敗は恥ずかしいこと。』
という観念がつくられたことに気がつきました。
そして怒られるということに、私は萎縮をしていたので、自分のあらゆることを話さず溜め込むようになっていました。
仕事をするようになってから、報告・連絡・相談というとても大切なことが私はやりづらいということに気が付きました。
その苦手意識は、なんと出産前と出産後で大きく変化しました。
出産前は≪仕事=怒られる≫だったのですが、出産後は怒られるという現実を感じることがありませんでした。
怒られて萎縮し続けて育った私は、子供には萎縮することなく、のびのびと成長して欲しいという想いを持っています。
もしかしたら、その想いが『怒られる』という現実を遠ざけたのかなぁと今では思っています。
トイレで失敗してしまったことを怖がることなく正直に話してくれた。
これは仕事に置き換えると、失敗を報告してくれたことに当たる。
すごいことじゃないか!!
ってことに気が付きました。
日常生活のコミュニケーションって仕事に通じているんだって今さらながら気が付きました。
これからも子供と一緒に成長をしていこうと思います。
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