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「好き」や「得意」がわからない!「人目を気にした人生」からの卒業

こんにちは。
自分軸手帳アンバサダー&ライターの美穂です。

手帳を通して仲間と一緒に自分軸を見つけ、育てることができる、それが自分軸手帳部です。
多くの自分軸手帳部員さんから聞こえてくるのは「仲間と自分軸手帳を続けるうちに、自分自身に気づきや様々な変化が生まれた」という声。その一部をインタビュー形式でお届けします。

▼過去のインタビューはこちらをご覧ください

今回お話を伺ったのはふしみっこさん。自分軸手帳部員歴3年目で、2023上半期の自分軸手帳アンバサダーも務めています。

プロフィール:ふしみっこ
8歳と1歳の姉妹の母。会社員と並行しながら、持続可能なオンライン片づけサービス「オルデナモス」を主宰する。ライフオーガナイザー、整理収納アドバイザー、コーチングプレイス認定コーチの各資格を保有。頑張る人に寄り添い応援するのが生きがい。
2023上半期の自分軸手帳公式アンバサダーでもある。

Twitter:https://twitter.com/Fushimikko0229

「人からの見られ方」「周りへの迷惑」をまず考えるという「THE 他人軸」だったふしみっこさんが、自分の「好き」や「得意」に気づき、自分軸の選択を積み重ねるまでの変化を、ぜひご覧ください。

「手帳=意識高い系の人が使うもの」!?

美穂:
ふしみっこさんは、2021から3年間継続して自分軸手帳をお使いですよね。それまで手帳を使ったことは?

ふしみっこ:
スケジュールやToDoの管理だけで、それ以外は全く。
むしろ「手帳=意識高い系の人が使うもの」と遠ざけていました。

美穂:
そうだったんですか!?

ふしみっこ:
もともと「今が楽しければOK」というタイプでもあり、先を思い描いたり、目標に向かって……という発想自体が薄いというか。むしろ「手帳を使って夢を実現する」って、スピリチュアルなイメージすら抱いていました。
だから、手帳売り場も横目でスルーしていたくらいです。(笑)

美穂:
そこまで手帳にポジティブな印象がなかったようですが……それでも「自分軸手帳」を手にした理由とは?

2021~2023の自分軸手帳。過去2年分は使い込まれた様子が良くわかる。

ふしみっこ:
もともとこの手帳が立ち上がるきっかけになったコミュニティに属していたので、手帳が作り上げられていく様子を見守っていたんですね。
それまでスケジュール管理に使っていたのは100均でも手に入る薄い手帳でしたが、自分軸手帳には「ワーク」がある。しかもそれが「自分軸を育てるためのもの」というところに惹かれたんです。

▼自分軸手帳の9つのワークの詳細はこちら


「周りとの比較」「見られ方」に囚われた「 他人軸」の自分

美穂:
確かに「自分軸手帳」は、ふしみっこさんが抱いていた先入観とはちょっと違うイメージのコンセプトを持つ手帳ですよね。
ところで、それまでのふしみっこさんは「自分軸」ではなかった?

ふしみっこ:
「THE 他人軸」でしたね。

わたしは、夫の転勤を機に前職を辞め転職したという経緯も含め、キャリアに満足していなかったんです。でも隣を見れば「趣味のように仕事を楽しめている」「職場に何も不満はない」と話す夫がいる。「夫や周りの人より、わたしは停滞している」と、人と比べたり環境のせいにしたりしていました。

美穂:
身近にうまくいっている人がいると、自分とのコントラストが際立ってしまうことってありますよね。

ふしみっこ:
しかも、わたしは第2子も欲しかったのですが、「職場に迷惑をかけない」ことが当時の自分にとって最優先。「いつなら出産しても大丈夫ですか?」と上司に聞くと「抜けられたら困るよ~!」と返ってきて、「そうだよね」と振り出しに戻る。あまりに悩み過ぎて「よく当たる」という評判の占い師に「いつ出産したらいいでしょう!?」って相談にも行ったんですよ。しかも2回も。(笑)
いま考えると「そんなの自分次第でしょ!」と思うし、笑っちゃうんですけど……でもそれくらい必死で熱望していたことでさえ、人に決めてもらおうとしていたんですよね。

美穂:
だから「自分軸」に惹かれた――。

ふしみっこ:
「あの人がこう言っているから」「あの人がすごいから」「他の人がどうやっているか」と―—誰かのモノサシを指標にしていたんでしょうね。
でも自分軸手帳を手にして、「自分の価値観」「思考癖」に初めて真剣に向き合う機会を得たんです。

自分軸手帳で見えてきた、自分の「好き」や「得意」

美穂:
具体的には、手帳にどんなことを書いていたのでしょう?

ふしみっこ:
何せ手帳初心者だったので、まずはとにかく自分軸手帳部員さんの使い方をひたすら取り入れるところからスタートしました。何を書けばいいか、どれがしっくりくるか――ウィークリーページで試行錯誤していましたね。

部員さんの方法を取り入れることからスタート。
右端の方眼スペースの使い方にも試行錯誤が見て取れる。

美穂:
コミュニティを味方に、自分軸手帳のテーマ「自分軸を育てる。仲間と育てる。」を実践されていたというわけですね!

ふしみっこ:
例えば、毎日「やったこと+それに対してどう思ったか、どんな感情が湧いたか」を書き込んでみる。講義を受けたときも、細かな講義内容は別のノートにメモしつつ、手帳には「講義を受けて何を感じたか、今後にどう生かしていきたいか」を書いていました。

セミナー受講後は「事実・情報」だけではなく感情や気づき等をメモ

美穂:
「事象」を手帳で「自分事」へと引き寄せて、もう一歩踏み込んで覗いているように感じます。

ふしみっこ:
1年目はそれを一生懸命繰り返して、内省を深めている感じ。
2年目からはちょうど「習慣化リスト」が手帳に追加されたこともあり、ある取り組みに対して定点観測することで、また別の角度から自己理解が深まった気がします。

習慣化リスト/(左)2022.2、(右)2022.5。
項目で何にアンテナが立っているのかが分かるのとともに
「朝ヨガ」のように変わることのない大切な習慣も見えてくる

例えば朝ヨガは習慣化リストにいつもあり、さらにどんどんマルが付く。どうしてこれが続くんだろう?と考えると「自分の心身のコンディションを見つめて向き合い、内省する時間に満たされているんだ」と気づく、というように。

▼習慣化リストについて詳しくはこちら

美穂:
人と比べて相対的に、ではなく、ふしみっこさんが自分を「絶対値」で感じ取るようになっていく変化が感じられます。

ふしみっこ:
その変化が実感できるのも、「書いたからこそ」なんですよね。日々忘れ去っていってしまうことも、書けばそこに留めて置ける。さらにもう一つ、「変化」と共に「変化していない部分」にも気づくことができるのもまた、手帳のメリットだと感じています。

美穂:
といいますと?

足し算のワーク/(左)2021、(右)2022

ふしみっこ:
たとえば、「足し算のワーク」を見ると、一昨年も去年も同じことを挙げていたり、似通っていることを書いていたり。「あぁ、実はわたしはこういうことに興味があるんだ、これを本当にやりたいと思っているんだ」と、まさに一つの「自分軸」に気づくきっかけを得ることができました。
「コーチングの勉強」もその一つです。

▼足し算のワークについて詳しくはこちら

美穂:
ふしみっこさんは、確かご自身の「お片付け伴走サービス」でそのコーチングをいかしていらっしゃるんですよね。

ふしみっこ:
はい。足し算のワークに2年連続書いていたのが「コーチングを学びたい」。そうだそうだ、わたしはこれがやりたかったんだ!と自分の興味を確信できて資格を取得し、もともと持っていたライフオーガナイザー(※)の資格と組み合わせることで自分のサービスを立ち上げることにもつながりました。

(※)ライフオーガナイザー:主に片づけ整理収納という行為を通じて、人生そのものを整えるサポートを行う暮らしの体質改善のためのパーソナルトレーナー

美穂:
ちょっと前まで「他人軸」だった方だとは思えませんね!

ふしみっこ:
いえいえ、横目でスルーしていたわたしがいうのもなんですが(笑)、今となっては手帳のおかげだと思っています。
自分軸手帳を始めたばかりのころは、本当に「足し算のワーク」も全然書き込めなかったんです。自分が「何が好きか」なんて全然わからなかったから。

また「他人軸」の話に戻りますが……かつてはお給料の半分をつぎ込むほど、洋服を買うのが大好きだったんです。けれど、それってなんで?ってよくよく考えてみると、「他人からどう見られたいか」を気にしていたから。目に見えるモノにお金を費やしてそれをまとうことで、人から「おしゃれ」と言われる自分を目指していたんです。買った時が楽しさのピークで、本質的に満たされていたわけではなかったんですよね。

美穂:
一見自分が「楽しい」と思っていたことが「実は他人に流された行動だった」と気づいたり、逆に「流れに任されて行動した」と思ったことが自分の本質的な価値観とつながっていたり……手帳で深掘りして徐々に見えてきたんですね。

ふしみっこ:
手帳にそれを気づかせてもらってからは、「洋服」よりも自分の興味がある「学び」にお金を使う機会がグンと増えました。さらに、その学びを自分だけのものにせず、必要としている相手に伝えることも。

「仕事でどうなっていたいか」から「自分がどうありたいか」へ

美穂:
ふしみっこさんのお話を伺っていると、手帳を手にしたことで「なりたい姿」への問いが立ったように聞こえます。

ふしみっこ:
あぁ、そうかもしれませんね。
以前は、「仕事で自分がどうなりたいか」をメインに考えていました。「子どもをいつ産んだら迷惑かけないか」という発想も、そういうところが影響していたのかも。
でも自分軸手帳を続けていくうちに、「仕事以外もまるっと含めてどうありたいか」「どんな時間を過ごしていたいか」を見つめるようになりました。
もちろん授かりものではあるのですが、いま第2子を抱くことができたのも、他人への責任感より、ありたい姿を描き始めたことが大きいと感じます。「自分は自分らしくあっていいんだ」と、ちょっと自分勝手になれたかも。

美穂:
なるほど。
手帳を通じて自分軸を育ててきたふしみっこさんにとって、ご自身の幸せや喜びって、どんなところにあると感じていますか?

サーベイの結果を記載しながら自分の強み×興味の活かし方を考えている「自分のトリセツ」。
「ほめリスト」で客観的に自分の良さに気づくこともあるという。

ふしみっこ:
「頑張る人を応援すること」
ですね。
実は会社で携わっている職務ではこういった側面がなく、自分がそこに喜びを感じるということにすら気づいていなかったのですが。
手帳で「仕事だけ」から「自分全体」に目が向いたことで、「仕事以外で『好き』や『得意』を表現するという方法があるんだ!」と気づくことができました。
そのおかげで、先ほど話題に出た「お片付け伴走サービス」を主宰したり、人々が出会い繋がり励まし合う「エンパワ」というイベントの運営メンバーになったりという行動へとつながっています。

先が見えない、かつての自分のような人たちへ

美穂:
もし自分軸手帳を手にしていなかったら――。

ふしみっこ:
いまだに悩み続けていたでしょうね。ぼーっとなんとなく 毎日同じことを繰り返して、白黒な日々を送っていたのではないかな、と思います。

美穂:
自分軸手帳3年目を迎えるふしみっこさんは、この手帳をどんな方にすすめたいでしょう?

ふしみっこ:
自分がどんな人間かもわからない、何をしたらいいのかわからない。
どうなっていたらいいかと問われて先が見えず、他人の評価に振り回されているような人に勧めたいです。

美穂:
そんな方々にメッセージを送るとしたら?

ふしみっこ:
わたしは40代なのですが、日々の濃淡を楽しみながら小さな出来事に感謝し、先のことも見据えて行動できるようになっている。そんな今を感じているからこそ、正直30代への若干の後悔もあるんです。その時の自分なりに一生懸命に考えて頑張っていたけど、もう少し違う方法もとれたんじゃないかって。30代でこの手帳に出会ってから迎える40代って、きっと違った風景が見えただろうとも思うんですよね。
自分軸手帳=「意識高い系の人のためのもの」とは思わず(笑)、「自分は自分らしくあっていい」――そう思えるようになるためのツールとして、ぜひ手にしてほしいと思います。

インタビューを終えて

「自分軸手帳部というコミュニティや仲間の存在があるからこそ、みなさんの振り返り方を参考にしたり、書き込みを読んで新たな繋がりが持てたり…手帳を書くのが楽しい!というモチベーションが続いている」というふしみっこさん。
1日の変化は自分ですら気づかないわずかなものかもしれないけれど、仲間とともにその「1日」を積み重ねていくことで、確実にありたい自分へと近づくことができる――ふしみっこさんの2年間の軌跡は、そう思わせてくれるものでした。
「何者かに変わる」のではなく「自分らしさはそのままで変わっていく」という選択肢が、きっとある。自分軸手帳は、そんな道をともに歩むパートナーになってくれるでしょう。

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文責:美穂

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