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「このままでいいのかな?」は変化の種!「目標設定&振り返り」でお手入れして育てよう

こんにちは、自分軸手帳部員&ライターの美穂です。

家庭で、職場で、地域で。様々な役割を抱えながら時間やタスクをやりくりする私たち。そんな忙しさに充実を感じることもできますが……ふとした瞬間にこんな思いに駆られることはありませんか?

「あれ?私は一体どこへ向かっているんだっけ?」
「ドタバタしたまま時間ばかりが過ぎていく…こんな風に終わりが見えないまま年を重ねていくの?」
「誰かの役には立っていそうだけど、自分の成長や喜びはどこに行った?」

もしあなたもそうだとしたら。実はその思いは、あなたにとってのチャンスです。なぜならそれは、例えば「変化したい」「本当はやりたいことがある」といったあなたの心の奥底の声を拾えている証拠だから。

とはいえ、「そんな風に言われても、自分が本当に何を求めているのか、どこに向かって進んだらいいのかわからない!」と戸惑いを抱く方もいらっしゃることでしょう。

そんな時は、いきなり遠い未来を見なくても大丈夫。まずは、この1ヵ月をどう過ごしていたか、これから1カ月をどう過ごすか、にフォーカスしてみませんか?

そこで、今回のテーマは「毎月の目標と振り返り」。

先日、自分軸手帳ユーザーのコミュニティ「自分軸手帳部」で開催された手帳レッスンのエッセンスも交えながら、目標設定や振り返りのヒントをご紹介していきますね。


はじめに:植物を育てるように、自分の気持ちを育もう

細かい話の前に、まずはあなたの心の声をもっと上手にすくい上げるためのマインドセットから始めましょう。

Q:突然ですが、もしあなたが植物を育てようと思ったら。一体何が必要だと思いますか?

――日光、水、空気、土、種……様々なものが思い浮かぶことでしょう。つまり、「育てる対象となる」と「環境を整備してお手入れしてあげること」が必須となりますね。

ここで先ほどの話に戻ります。今回の記事のはじめで、いきなり遠い未来を見る必要はない、とお話しました。その代わりにフォーカスする対象としてご提案したのが、以下の2つ。

●これから1カ月をどう過ごすか
●この1ヵ月をどう過ごしていたか

これらを先ほどの植物の話に当てはめて考えると……

「1カ月をどう過ごすか=テーマ・目標」だけではなく、「1ヵ月をどう過ごしたか=振り返り」だけでもない。あなたの「やりたい」「こちらの方に進んでみたい」という気持ちをぐんぐん育てるためには、実はこれら両方が必要なのです。


「手帳をツールにしてサイクルを回す」という方法

そうはいっても、毎月自分一人でこの「目標設定⇔振り返り」のサイクルを回すのはなかなか難しいもの。

そこでおすすめしたいのは、手帳をツールにこのサイクルをルーティン化してしまう、という方法。

たとえば私たち自分軸手帳は、まさにこのサイクルを回し続けることで、「自分軸」をしっかり育てていくことを大切にしています。

だからこそ、毎月のスケジュールページの間には、予め「目標設定のページ」と「振り返りページ」が同じ比重で準備されているのです。ページが確保されていれば、ゼロから準備する必要も、うっかりわすれてしまうこともありませんね。

もしこれからあなたの待望となる手帳を選ぶなら、以下の点に注目。それぞれの手帳の特徴や、あなたとの相性をつかむ手掛かりになるかもしれません。

・「目標」「振り返り」の両方がバランスは?
・「目標設定・振り返り」を行う頻度は?
・ストレスなく書けそうなフォーマットか?(見出し、ボリューム、罫線の有無、書き込むときに目に邪魔にならない色の濃さ など)

目標設定ってどうやるの?

ここで、具体的に1カ月を思い描く「目標設定」の具体的な方法が気になる方も多いはず。

おすすめしたいのは、「テーマ(=大きな指針)」を決めて、それを実現するための「目標(=具体的なアプローチ、アクション、数値目標)」へとブレイクダウンしていく方法です。

つい「今月はこれをやろう!」と目の前の具体的なアクションをどんどん書き出すことから始めがちですが、それでは「タスクリスト作り」と一緒。これまでと同じ方法では、冒頭で挙げた「モヤモヤした現状」を打破するのはなかなか難しいものです。
だからこそ、できるかできないかはひとまず脇に置いて。「こうだったらいいなぁ」と頭に浮かぶこの1カ月の理想をテーマに掲げて、そのために必要なアクションを目標に分解してみてはいかがでしょう?

◎「テーマ」を考えるときのヒント

テーマは少し抽象度の高いもの。慣れるまでは、イメージを膨らますのが難しく感じる方も多いと思います。
そんな時は、例えばこんな観点でテーマを考えてみては?

― 手帳で叶えたいことから決める

あなたが手帳をツールに選んだのだとしたら、その背景にはどんな気持ちや願いがあったのでしょう?漠然とした思いでも全く問題ありません。毎月新しいものをひねり出す必要もありません。先月と今月が同じテーマでもいいですよ。

― 今年の目標から決める

たとえば、既に今年の目標を立てているなら、そこを分解しながら月間テーマに落とし込むのもオススメ。

年間目標の種類が多岐にわたっているなら、カテゴリ別に分類して、月別に集中するポイントを月間テーマに定めてみるのもいい方法です。

▼「1年の目標」を立てたい方はこちらのヒントをチェック!


◎テーマを実現するために

テーマが決まったら、目標(=具体的な計画)に落とし込んでいきましょう。

― 目標を達成ライン別に書いてみる

目標に対して、「できたorできなかった」というように「0か100か」で考えることは、一旦やめてみませんか?

特に、できなかった部分にばかり目を向けてしまいがちな人は、「達成ライン」をいくつか設定しながら目標を書き出すのがオススメ。「ありたい姿(テーマ)に1cmでも近づけた」「行動・思考の結果、何か小さな気づきや変化があった」なら、それは立派な成果です。

もし「今月はこれを読みたい!」という本があるなら。以下のような達成段階に分けてみるのもいいですね。

●最終目標
・読了する
・本の学びを手帳に書き出す
・本の学びを具体的になアクションに落とし込み、来月の目標に反映する

●ゆる目標
・毎日5分読み進める
・1週間で40ページ読む

●一歩目標

・目当ての本を購入する
・まずは本を開く
・月間で10分読む
・月間で20ページ読む

― 積み上げ思考で考える

目標設定は、行き先を決めてからそこまでの道のりを逆算して考える、だけではありません。
「前月の振り返り」(この後ご説明します)から、今月の取り組みを拾い上げるというように、「実績」から見えてきた自分の「やりたい・変えたい・やめたい」という気持ちを次の目標に反映していくのもいい方法です。


「振り返り」で自分軸のお手入れを

さぁ、次はあなたの自分軸の「お手入れ」の時間。
まずは振り返りに使えるフレームワークのご紹介から。

◎今すぐ振り返りできる!2つのフレームワーク

①KPT(ケプト)

よかったこと、うまくいかなかったことにバランスよく目を向けることができるのが「KPT法」。

■ K:Keep ― よかったこと、続けること
 例)手帳を書くと頭の中が整う

■ P:Problem ― 課題・問題
 例)書くのを忘れる日がある

■ T:Try ― 次にやること
 例)毎日手帳を書く時間を決めよう


②YWT(ワイダブルティー)

自分軸手帳部の中でも人気なのが「YWT法」。ささやかなことからも気づきが得やすいのに加えて、どんなことも前向きに捉えやすくなります。

■ Y ― やったこと
 例)新しい業務を担当することになった

■ W ― わかったこと
 例)見積もり時間の不足で残業

■ T ― 次にやること
 例)少し時間に余裕を持って取り組もう!


◎振り返りの効果

― 自分を褒めるいい機会になる

振り返りは、「反省会」でありません。自分の褒めポイントに気づけるチャンスでもあるんです!

さきほど、2つのフレームワークをご紹介しましたが、KPTでは「上手くいったこと」を書き出しますね。また「YWT」では、そもそも「やったこと」に目を向けることから始めるので、「何も成していない」と思い込む毎日から「あれ?実は私、あれもこれもやってたんだ!」と気づく方がとても多いんです。

もちろん、上手くいかなかった原因を見つけ、改善策を練ることも重要ですが、同時に「できていること」「自分の頑張り」を自覚するのも、現在地の把握には必須ですよ!

― 自分軸を見つけ、経験を学びに変えることができる

振り返りを繰り返すうちに徐々に見えてくるのが、自分のパターンや価値観。

・自分が大切にしたいこと(していること)
・なんだかモヤモヤしがちなこと
・つい先延ばしにしがちなこと

そんな「うれしい」「楽しい」「イヤ!」という気持ちやシーンを集積すると自分軸の輪郭が徐々にはっきり見えてきます。いつもだったら右から左へと過ぎ去るだけの出来事を、貴重な経験として蓄積させることができる――これぞ振り返りの醍醐味ですよ!

おしまいに

自分軸手帳部でも「目標設定も振り返りも、どこからどうやるの?」と戸惑う部員さんはとても多いんですよ。もしいま不安でも、それはあなただけではありませんからどうぞご安心くださいね。

目標設定も振り返りも、正解はありません。今回ご紹介した方法を参考にしながら試行錯誤するうちに、自分の希望や方向性、あるいは自分なりの型がきっと見えてきます。XやInstagramで「#自分軸手帳」で検索いただき、他のユーザーさんの記入例を参考にするのもいい方法です。

そしてもっと深く、様々な視点やアイデアを取り入れてみたい!と思う方は、ぜひ「自分軸手帳部」で仲間とともに手帳との付き合いを深めることを選択肢にいれてみてくださいね。


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文責:美穂




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