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今後の挑戦

前回は、僕の身の上話とこれまでのいきさつをお話しして、
これからの挑戦の仲間を募集するところまで書きましたが、
今回はその「具体的な内容」を説明していきます。

僕はこれから受け継いだ
「Saturday Morning English Cafe」(以下略称SMEC スメックと読みます。)
を運営していくことに全力投球していきます。
そのバッテリーを組むキャッチャーが見つかれば最高です。
女房役というやつですね。
ついでに、彼女も募集しています。
嘘です。

SMECについて

SMECは2011年から約10年続いた神戸の老舗の英会話カフェです。
前回の記事でも触れましたが「初心者がいない」ことを最大の差別化要因として規模を拡大してきました。
僕自身がそうだった様に初心者の方や最初の1回目の足を踏み入れるときは相当の勇気が必要でしたが、その勇気を振り絞ってその門を叩いて扉を開いた先には、スタッフの方がやさしく迎えてくれて、来ている人同士はとても話しやすく、仲の良いクラブ活動の様なカフェでした。

ただ、受け継いだ後の2020年は
・コロナで集まれなくなったこと
・オンライン英会話のサービスが勃興してきたこと

などの外的要因と、単純に僕自身が
「本気でなにかを成し遂げようとしているやる気のある人」
に出会いたいという内的要因の2つの理由で僕は

大幅にサービスの内容と、ターゲット層を変更することを決めました。
これが新たなチャレンジになります。

コロナ禍のなかでも出来る形で、仕事や勉学に真摯に向き合っている社会人・大学生が、同じように頑張っている方たちと、日々の悩みを一緒に考え、助け合う。

いわば、英会話を通して「本気で仕事や勉強を頑張る大人たちの憩いの場」

として、日曜日の夜、お酒や珈琲を飲みつつ楽しく会話をする空間を作っていきたいと思っています。

「本気で仕事している大人たちは、夜、スナックに居る。」

「スナック」はこれを読んでくれている大学生や若手社会人(20代)の人たちにはなかなかイメージしにくいかもしれません。
ほとんどの方は行ったことがないと思います。
僕も昨日まで無かったです。

でも、よく考えてください。
なぜ、「スナック」は昔から今まで数多のおじさんたちに愛されて生き残り続けているのか?
そして、ホリエモンや西野亮廣のようなビジネスリーダーをも受け入れて、愛されているのか?

スナックは300円で焼き鳥が出てくる鳥貴族や大衆居酒屋に比べるとやや価格帯が高いイメージがある方も多いと思います。
でも、それには理由があるんです。スナックでは「マナーの良い、お客さん」である事がとても大切に運営されて居ます。
その判断はもちろんお店のママに委ねられますが、
パブやクラブや学生居酒屋の様に、トイレで吐いている人や、成功の見込みのないナンパという過ちをエンドレスに繰り返したり、隣の席の若者に説教を始めたり、大きな声で面白くない自分の話ばかりをするような人は「居ない」んです。

それは、そういう人を「追い出して」いるのではなく、
そもそも「入ってこれなく」しているんです。

これ、なにかに似ているとも居ませんか?

そうです。大学入試です。

大学を「退学」になって追い出されるのはよほどのことですよね?
でも、大学ってそもそもそれぞれの学校に一定の入学基準があります。

入試は「5教科」が試験範囲ですが、スナックは「これまでの人生の生き方」が試されています。
だからこそ、今まで一生懸命に頑張ってきてそこそこ出世してお小遣いが余ってるのに、仕事を頑張りすぎて家のなかの居場所が子供や奥さんに取られてしまったような世のおじさんたちは夢中になるんです。笑

これまでの人生で一生懸命に戦ってきたビジネスマンだからこそ、
羽を休めたくなる時もある。

でも、そんな時にもまわりにやかましい人や迷惑な人がいたら休まらない。
かといって、キャバクラや若いお姉さんに下心でチヤホヤされたいわけでもない。
もう、モテたいんじゃない。癒されたいんです。
明日もまた、それぞれのお仕事の現場に戦いに出ていくんですから。

英会話も同じ

英会話学校と、英会話カフェ。似ている様で違う様で、
でも実はこんな感じだと思っています。

英会話学校に長く通っている人で、上達して卒業した人を僕はみたことがありません。
いつまでたっても「英会話学校に通ってる」ことしか言わないんです。
でも、「通っている」ことが大切になってしまっていて「卒業」がなかなか見えてない人がめっちゃ多いです。英会話学校ももちろん長く通ってもらった方が嬉しいですから。

僕が今までSMECで出会った「本当に英語ができる人」のほとんどは、
英会話学校で先生とテキストを前にしてお話しする時間よりも、
本屋さんで参考書を買って、ひとりで黙々と机に向かって受験や留学の準備をした時間の方が長い。という共通点がありました。

では、カフェはどうか?

英会話カフェも、スタバみたいなカフェも本当にたくさんの人が来ます。
入りやすいですから。今日も、明日も、いつでも、行きたい時に行けます。

でも「コーヒーを飲みにカフェに行く」事ありますか?
美味しいコーヒーで一服したい時は丁寧に淹れてくれる喫茶店に行ったり、豆や焙煎にこだわったコーヒーの専門店に行くことの方が多くないですか?

でもカフェは入りやすいし、オシャレで雰囲気がいいから、
ひとりで時間をつぶしたり、友達とお喋りしたり、打ち合わせだったり、
別にカフェじゃなくてもできるけど、便利だし、なんとなく雰囲気がいいからカフェに行くことの方が多いですよね?

そうなんです。「なんとなく」入れちゃうんですよ。
どんな人でも、どんな目的でも、開いてる時間ならいつでも。

英会話カフェも「なんとなく」英語が喋れたらいいな・・・と思っている人たちがいつもたくさん楽しみに来ています。
それは決して悪いことではないですが、何度も足を運ぶと少し物足りなさを感じてきたり、同じ内容の話ばかり繰り返している自分の英語に飽きてしまったりしている人も多いと思います。

「カフェが好き!」という人のほとんどは、
「たくさんのカフェに行ったことがある」とか、
「あの店は・・・・この店は・・・・」
という話が大好きな人が多いです。
でも、ひとつのところに10回通って働いている人や店主とお話をしよう!とは思わずに、とくに理由はないけど10店のそれぞれのお店に行ってみたい。

気持ちはわかります。でも、お店の人からしたら10回通ってくれて、お店や店主の物語に興味を持ってくれる人の方がいいに決まっています。

でも、来る人みんながそんな人ばかりという訳ではないんです。
誰でも、いつでも、気軽に来れるということは、他にも行きやすいんですね。
どこか、恋愛にも似ている気がします。

「誰にでも良い格好をしている人は、誰からも本気で愛してもらえない。」
キャバクラのお姉さんに教えてもらいました。

※噓です。

「スナック」は、最強の接客ビジネス

でも、一方で「スナック」は常連さんたちでいつも賑わっているイメージがないですか?

そうなんです。不思議ですよね?

飲み物や、サービスはその辺の居酒屋と大差ないうえに、
ママはいつも常連客の来てくれる人みんなに愛想を振りまいて、相手をしている様に見える。

でも、ママもお店も来てる人から愛されていて、
その人たちはまた来週も来るんです。

それはママがどんな人にでも愛想を振りまくのではなくて、
「入りにくいお店で、大したこともできないけれど、今夜ウチを選んで来てくれた」
という狭き門をくぐって来た人だけを受け入れていて、

また、お客さんもママに他所の店のスナックの話をしたり、本気でママのことを口説いて結婚を迫ったりするような、前述したマナーの悪いそぶりはしない様に心がけることが普通で自然にできる「良いお客さん」ばかりで成り立っています。

スナックは
「お店とお客の相思相愛」ということが、かなり高い確率でおこる、
最強の接客ビジネスです。

それを、世の中のオジ様たちも、ママたちも、知っているんです。

どこで教わったのか?気になりますよね?

「一生懸命、本気でなにかに頑張ること」を体験した人たちは、
自然と他人の迷惑にならないように心がけたり、
嫌がられるとわかって浮気する様なことを、「しなくなる」んだそうです。

それはキャバクラや、大学で、誰かに教わってそうするのではなく、
いつの間にか、自分から心がけて「しなくなる」んだそうです。

そんな、僕の周りにいる
・自然と他人の迷惑にならないように心がけたり、
・嫌がられるとわかって浮気する様なことをしたりしない
ことができている人たちは、みんな「なにかに夢中になって頑張った事がある」人たちばかりでした。

そんな人たちに支えられている「スナック」。

なんか素敵ですよね?
そんな「スナック」の運営を一生懸命頑張ってみたら、なにか違った世界が見えそうだと、
僕は思っています。

だからこそ、

「日曜日に家で過ごす以上にリラックスできて、そのうえで英会話も楽しめる」

そんなスナックがこれからの将来を担う大学生と若手の社会人の来週の活力になれば、素敵じゃないですか?

なので
SMECは英会話カフェを辞め、
“英会話スナック”になります。

最後に

自分はこれまで浪人してから本当に真剣に取り組んで来た。
それが楽しかったし、やって良かった。そしてその経験が余りにも大きく周りの友達や学生との差になる事に体感的に気が付いてしまった。

だ、か、ら、こ、そ、

今、自分の周りの目標を持って進もうとしている人たちの背中を押したいし、単純にその人たちと知り合いたい。
いつの日か、その人たちと2021年を振り返った時にこれをきっかけに今があると言える人たちを増やしたいからだ。

そして、前回の投稿でもお伝えしましたが、一緒に頑張る仲間を募集しています。
ここまで読んでくれて、少しでも興味のある人は迷わずにメッセージかコメントをください。必ずもらったその日の内にお返事します。
「大学の授業や活動、日々の仕事だけでなく、何か本気で取り組んでみたい!」
そんな人たちと一緒に出来たらなと思います。


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