小売業の王者・ドラッグストアの販売戦略
両想いのご縁に恵まれる「人生の経営者」を共創するパートナー、WEBマーケティング戦略コンサルタント、サッカー戦術デザイナーのぱっち社長です。
売上が低迷している時、つい「安売りしたい」と思います。
しかし安売りは利益を圧迫し、忙しくなるので逆効果です。
一方で、働く時間を減らしながら利益を増やすために、あえて安売りする戦略もあります。
今回はドラッグストアの事例から、安売りで経営を良くする戦略について見ていきます。
ドラッグストアの強み
ドラッグストアの魅力は安さです。
お菓子や飲料は一般的なスーパーより2~3割ほど安いです。
その他にも食材や洗剤など、スーパーで売っている物がスーパーより安いことが多いです。
ドラッグストアの生鮮・日用品はなぜスーパーより安いのか
ドラッグストアはスーパーで売っている物だけでなく、
医薬品など「一般的なスーパーが取り扱っていない物」も販売しています。
よって、生鮮や日用品で利益を出さなくても、医薬品などで利益が出れば採算が合います。
ドラッグストアの主力商品
処方箋がなくても買えるOTC医薬品は、粗利率が5割を超えています。
生鮮・日用品が「利益の出ない客寄せパンダ」になっても、医薬品で利益を出せます。
また、最近は医薬品のプライベートブランドが浸透しています。
見込み客にとっては「薬が安く買える」というメリットがあり、ドラッグストアにとっても利益率が高くおいしい商品です。
ドラッグストアというより「薬も買える安いスーパー」という立ち位置にいるのが、ドラッグストア市場が伸びている理由です。
ドラッグストアの今後
さらに、ドラッグストアの中には「調剤薬局の役割を担うお店」も増えています。
薬剤師を増やし、調剤薬局の顧客にも来店してもらう流れを作れば、市場規模はさらに伸びます。
食品スーパーだけでなく、『門前薬局』と呼ばれる病院前にある小規模の調剤薬局からもお客様を流入させる。
そんな「調剤薬局+生鮮・日用品+医薬品」の戦略で、市場規模も10兆円を突破すると言われています。
ぱっち社長の起業ストーリー・経営理念
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