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ビビッて成長

思うのですが、

自分が成長できるときって、はじめは「そんなの無理だわ」と思っていることが多いです。

でも、そう思いながらも、仕事だから仕方なくとか、ビビリながらやっていくうちにできるようになり、結果、「あんなに無理だと思ってたことが難なくできるようになってる!」っていうことが、今までいくつかありました。

そういうことについて、ちょろりと書いてみたいと思います。

クルマの運転

独身のころは運転してたのですが、結婚してわりと都会に住んだので、車をもたずにしばらく過ごしました。

が、やはり子どもができると、車は必要になり、購入。でもしばらく乗ってないし、赤ちゃん乗せては怖いし、都会を走るのも怖かったので、すっかりペーパードライバーで、いつも主人に運転してもらってました。

が、主人の転勤で引っ越し、また車がないとちょっと不便な場所に住むように。そのころはこどもたちもまだ小さかったので、どうしてもママが運転できたほうがいい状況になりました。

しゃあない…本当に回を重ねて慣れるしかありません。

近くのショッピングセンターの、駐車場上がっていく坂が怖かったなあ。後ろに下がっていきそうな気がします。絶対ないけど。

でもぼちぼち、近所は乗れるようになって、そこそこ安心していたころのこと、介護のパートを始めました。

すると、利用者さんの車での送迎をしてほしいと言われました。

自分の家族ならなんとかできますが、人様、しかも高齢者の方を乗せるのが怖くて、なるべくならあまりしたくはないと言ったと思うのですが、

送迎の人手は足りず、だいだいおなじ区内の近いとこばかりだから、と言われて渋々引き受けてしまいました。

ビクビクしながらあっち行きこっち行き。道間違えたり、約束の時間よりだいぶ遅れて焦ったり、ひやっとすることがあったりしつつ5年弱勤めました。朝はひとりで5、6人迎えにいき、夕方も3、4人の利用者さんを、様子に気を配り、おしゃべりしながら送っていきます。

そしたら、すっかり運転に慣れ、「ここから行ったらここに出る」といった細かい道も分かるようになりました。

駐車も苦手でしたが、せまいところもなんとかできるようになりました。引っ越してきた当初のことを思うと、自分的には雲泥の差です。すごい坂も、二人の娘を乗せて自転車でえっちらおっちら上ってたのに…。

お年寄りへの接し方

これも介護についてですが、

デイサービスのパートに勤めはじめたころ、まったくの初心者で、特に福祉に興味もなく、経験もなく、知識もなかったので、利用者さんにどう接していいのかよくわかりませんでした。

「ふつうにしゃべればいいんだよ」と先輩さんからは言われましたが、そのふつうがわかりません。

また、利用者さんは、体の具合が本当にひとりひとり違い、気をつけなければならないことがたくさんありました。

食後に飲んでもらう薬を用意し、実際に服用のお手伝いをするときも「万が一間違えてたら…」と思うと、何度確認しても不安でした。

また、昼食後に容体が急変する方も時々いらっしゃり、利用者さんの様子がおかしくなるとはじめは怖くて怖くて、何もできません。先輩の介護士さんや、施設長さんがバタバタし、緊張した空気に包まれたなかでびくびく、おろおろしました。

ところが、そういう場面に何度も出くわしていると、不思議なことに慣れてきました。「ん??」と思うとよーく様子を見ていて、血圧を測り、看護師さんや施設長さんに早めに伝え、食事の量を覚えておいたり、話しかけて返事の様子を見たり、といった、ある程度冷静に観察することができるようになりました。

いまは介護の仕事をやめてしまったので、この経験は生かせていないですが、いつかまた役に立つときがくるかもしれません。介護の仕事で、わたしは本当にたくさんのことを勉強させてもらったと思います。

これも、全部、びくびくしながら体得できたこと。

もしこういう緊張した場面を、パートの面接時に見てしまったりすると、「絶対わたし無理…」と思って辞退してしまっていたでしょう。だけど、必要に迫られてやっていくうちに、できることが増えていきました。

仕事って成長できるんだなあ!

40過ぎてもまだまだできるようになれるんだなあ!

と、自信をもつことができました。

そしてアラフィフ

50歳がかなり近づいてきましたが、40代で得られた、少しの自信を持って、なんとか楽しく、たくましく生き延びていきたいでーす。

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