からだを整える
「からだのコンディションを整えて、春の新スタートを」
季節の変わり目は体調を崩しがち。就職やら人事異動やら環境が大きく変わる春はなおさらです。コンディションを整えるために、なにか自分でできることはあるでしょうか。
手技サロン「Tehokas(テヲカス)」の林隼斗さん(柔道整復師)に聞きました。
春に不調が多いわけ
寒暖差や気圧の変化が大きい春は、自律神経が乱れ、肩コリや頭痛、だるさなどを訴える人が多くなります。北海道の場合は冬の間、雪道をすり足で歩くことが多いため、足の筋肉が硬くなったり、除雪の疲労が腰や肩にたまったりしている人も少なくありません。
また、春は就職や異動などで環境ががらっと変わり、ストレスを受けやすい時期でもあります。身体は素直なので、ストレスや緊張が続くと、筋肉もこわばってしまいがち。できるだけストレスをためないように意識して、食事と睡眠をしっかりとり、こわばったからだはストレッチなどでほぐしてあげましょう。
からだを整えるメリット
慢性的に頭痛で悩んでいる人は、首や肩のマッサージでなんとかしようと思いがちですが、実際は歩き方が原因になっている場合もあります。かかとから着地ができず、足裏全体で着地しているせいで首や頭に衝撃が伝わり、頭痛になっていることもあるからです。この場合は足を中心に施術して歩き方を改善する必要があります。 ストレッチなど簡単な運動でからだを整えることで、冷え性やむくみが改善、代謝や免疫力も向上、疲れにくくなったり、イライラしにくくなったりとメリットいっぱい。本格的な春に備えて、からだのコンディションを整えましょう。
まずは、自分のからだを要チェック!
《正しい姿勢》
肩甲骨を寄せるイメージで背筋を伸ばし胸を開きます。この状態で肩の力をストンと抜く。これが理想の姿勢です。いつもより後ろに肩があるように感じるかもしれませんが、意識して正しい姿勢をキープしましょう。
《正しい歩き方》
かかとから地面に着地して、重心をつま先に移動させる動きで前に進むのが基本です。つま先はできるだけ正面に。つま先が内向きや外向きだと太ももやお尻がコリやすくなるので気をつけて。
\林さんが伝授! 春におすすめのセルフケア/
ストレッチと筋トレ、いずれもムリのない範囲で取り組みましょう。
【ストレッチ】
アキレス腱のばし
第二の心臓といわれるふくらはぎ。ここが機能しないと、冷えやむくみ、足のつりなどを引き起こします。立ち仕事の人は、朝と晩にふくらはぎを伸ばすと疲労回復に差が出るはず。仕事中もお手洗いのタイミングで伸ばしましょう。
手の親指のつけね押し
皮膚や筋肉はつながっているので、親指のつけ根を押してほぐすだけでも、手から腕、肩、首までの皮膚や筋肉がゆるんで、肩コリの軽減になります。デスクワークの合間などに試してみてください。
背筋伸ばし
背中が丸くなると肩と首が前に出て、肩や首のコリにつながります。ときどき胸を張るように背筋を伸ばして、姿勢を正しましょう。デスクワークの途中、1時間に1回くらいの頻度で行うと気分すっきり。集中力もアップします。
【筋トレ】
プランク
腹筋が弱ると、背中や腰の筋肉だけで姿勢を保たなければなりません。からだも前のめりで猫背になり、首や肩がコリます。これらを防ぐには腹筋を鍛えることが重要。腰痛予防にもなります。無理のない範囲で5〜10秒からはじめましょう。
スクワット
下半身を全体的に鍛えます。筋肉がつくので関節の負担が軽減され、立ち仕事の人は疲れにくくなるはず。やり過ぎは逆に痛めてしまうので、はじめは3〜5回から。回数よりも正しい姿勢で行うことが大切です。
取材協力・・・
オーダーメイドの手技サロン Tehokas(テヲカス)清田
林 隼斗さん(柔道整復師)
テヲカスでは歩き方や可動域など機能評価に時間をかけ、根本的な原因をつきとめて改善を目指します。施術者は検定上位のライセンスを持つ達人ばかり。筋肉の表面ではなく、奥で悪さをしているトリガーポイントへアプローチする施術が特長です。
札幌市清田区清田1条1丁目1-36タナカビル1階
Tel. 080-8287-6345
■営業時間/9:00〜21:30 ※不定休
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