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「勝手にゲーミフィケーション大賞2023」最優秀賞受賞のAI英会話アプリ「スピークバディ」開発秘話〜ゲーミフィケーションと教育の融合〜

こんにちは!教育とゲーミフィケーションを軸に活動する日本ゲーミフィケーション協会の原です。

今回は「勝手にゲーミフィケーション2023」で最優秀賞を獲得したAI英会話アプリ「スピークバディ」の裏側に迫るインタビューを行いました。日本ゲーミフィケーション協会のメンバーとしてだけではなく、私自身もユーザーの一人として、どのようにして彼らが学習効率を上げ、学習者を継続的に引き付けるのか、その秘訣を探ります。

スピークバディへ直撃!

ゲーミフィケーションを駆使した英語学習アプリ

如何にしてゲーミフィケーションを教育に活用しているかについてのお話を伺っていると、英語学習を目的とするユーザーに対して、どのようにゲーム要素を取り入れ、学習へのモチベーションと効果を最大限に引き出すか、そのバランスに細心の注意を払っているとのことが分かりました。

インタビューに応じてくださった株式会社スピークバディの皆さん:左から添野さん(iOSエンジニア/Growth Lead)、Ricoさん(UI/UXデザイナー)、Marissaさん(HR)

ゲーミフィケーションの6要素での分析

開発チームの話を聞いて、以下のゲーミフィケーション6要素を分析してみました。

能動的な参加:常に新鮮な学習材料に触れることができるよう、毎月更新されるコンテンツや海外旅行でよくあるシーンなど、学習者は常にコンテンツに興味を持って触れることができる。

称賛を演出:英会話コンテンツで登場した人物が褒めてくれ、成功時には心地よい効果音が流れる。

即時のフィードバック設計:発音やイントネーションの評価を即座に提供され、改善点がすぐに分かる。

独自性の奨励:起動時にバディ(Buddy)と呼ばれるキャラクターがユーザの名前を読んだ声がけをしたり、苦手な発音や単語などを強化する個別トレーニングを提供。新機能「バディチャット(BuddyChat)」では自由な英会話で、実践的な会話スキルを養うことができる。

成長の可視化:★3つで達成レベルを評価され、総スコアや学習時間が表示される。週間学習ログも表示されることで、どのくらい継続できているかを容易に把握できる。

達成可能な目標設定:ユーザーが15〜20分で完了できるよう英会話コンテンツを設計されている。ユーザーの英語レベルに合わせた学習コンテンツも提供する。

これらの仕組みが、良くある英語学習アプリのマンネリを解消し、学習者のモチベーション維持を保つ秘訣になっていると言うことができるでしょう。

バディと呼ばれるAIキャラクターとの心地よい関係性

インタビューで特に印象的だったのは、度々英会話で登場するキャラクターであるバディとの関係性を重要視していることです。英会話はあくまでもコミュニケーションであり、そのコミュニケーション相手としてバディと言う存在がスピークバディの楽しさの秘訣になっています。

Buddyの一人であるSam

ユーザ体験を更に向上させる新機能にも期待

スピークバディのチームは、ユーザーの学習体験をさらに豊かにするために、新たな機能の開発に取り組んでいます。バディとの絆を深めることや、各ユーザーに合わせたカスタマイズされた学習体験を実現するための機能に力を入れていくとのことでした。

スピークバディのバディとみんなでパシャリ

教育とゲーミフィケーションの融合が、スピークバディの成功の鍵と言えるでしょう。このアプリは、ただの言語学習ツールに留まらず、ユーザーに新しい学習の世界を提供しています。この大賞受賞は、その取り組みの努力の成果だと感じました。

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