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ウーバーイーツのゲーミフィケーション~お金の稼げるポケモンGO~

 ゲーミフィケーション賢者Lv98の”きっしー”です。

 近頃、街でよく見かけるウーバーイーツの配達員。彼らは”お金の稼げるポケモンGO”をやっているとも言えるのです。配達員の仕事をゲーム化して、彼らのモチベーションを高める。まさにゲーミフィケーション的な仕掛けです。

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1月に放送されたカンブリア宮殿を見ました。

”急成長を遂げる飲食業界の黒船 知られざるウーバーイーツの舞台裏”
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2021/0114/
※オンデマンドで見れます(有料)。

その内容です。
ウーバーイーツは、既存の宅配サービスでななく、飲食店と配達員のマッチングサービスです。
4年前に日本に上陸して、現在14万人以上が配達員に登録。400万ダウンロード。コロナ渦が追い風になっている。


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配達員のゲーミフィケーション


 ある配達員の話。
コロナ渦で本業が減って時間が出来たので、副業でウーバーイーツの配達員を始めた。

運動、気分転換にもなる。

シフトの提出がない、好きな時にできる。これはゲーミフィケーション6要素の<能動的な参加>

やりたい時に、配達員専用のアプリを立上げ、GPSを使って、「出発ボタン」を押すと 仕事を受けられる。<即時フィードバック>

5分後に最初の仕事依頼が届く、<即時フィードバック>

アプリの地図には受け取り地点、配達先までの地図が表示、チャリで向かう。<能動的な参加>

20分で配達終了、次のオ―ダ―を待つ。<達成可能な目標設定>

マクドナルドの前がねらい目。
長い距離より回数をこなす。<独自性の歓迎>

狙い通り5分で413円ゲット。<達成可能な目標設定>

この日は、2時間、4回、1700円ゲット、ランチ代にする。<称賛の演出>

まさに、”お金の稼げるポケモンGO”であることを納得しました!


注文した側のゲーミフィケーション

 興味を持ったので、我が家でもウーバーイーツで注文してみました。


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スマホでいろんなおいしそうなメニューが選べる。トッピングも選べる。ポチっと注文。<能動的な参加>

スマホで、料理を作っている所、配達員がピックアップに向かっている所、ウチに配達に向かっているところが、リアルタイムで見られる。<即時フィードバック>

到着表示とほぼ同時に、インターフォンがなる。<即時フィードバック><能動的な参加>


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 注文した方も、シミュレーションゲームの画面を見ている様で、楽しかったです。おもわずスマホ画面に、「がんばれー。早く届けろー!」と応援しました。

元は、アメリカで始まったサービスなのを思うと、アメリカの方が日本よりよっぽど、配達員の仕事にゲーミフィケーションを組み込む、注文した側にもゲーミフィケーションを組み込むということをやっています。

 今の時代、特に若い人たちには、「楽しく○○したい」という欲求があります。ウーバーイーツでは「楽しく仕事したい」です。
日本でもこんなゲーミフィケーションを組み込んだサービスがもっともっと増えていくと思います。そして皆がハッピーになれる世の中です。
(おわり)

#jgamifa #gamification #ゲミ
#ゲーミフィケーション #ゲーム要素 #モチベーション
#日本ゲーミフィケーション協会 #ウーバーイーツ #配達員 #ポケモンGO

執筆:岸本 好弘(日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98)
https://jgamifa.jp/




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